コラーゲン辞典

「コラーゲン」とはよく耳にするけれど、何からできて
どういう役割をしているかご存知ですか?
コラーゲンの情報を基礎編と応用編として皆様へご紹介します。

コラーゲンってどんな成分?どんな働きがあって、どんな構造になっているの? コラーゲンに種類はあるの? 体内に最も多いコラーゲンは? コラーゲンと肌の関係は? コラーゲンが多く含まれている食品や料理は? コラーゲンの吸収率が高い時間帯は? コラーゲン、外から塗る?中から摂る?どちらがいいの?? コラーゲンと一緒にキレイを高める成分

左から知りたい項目を選んでください。

コラーゲンってどんな成分?どんな働きがあって、どんな構造になっているの?

コラーゲンは、私たちの体内に最も多く存在するたんぱく質の一種。人間の体の約20%はたんぱく質でできていますが、そのうちの約3分の1をコラーゲンが占めています。皮膚や骨、関節、腱をはじめ、内臓や血管、髪、爪、歯など全身のあらゆる部分に存在し、細胞同士をつなぎ合わせて補強する接着剤のような働きを担っています。さらに、細胞が正常に働くための調節もしており、人間の体はコラーゲンなくしては成り立たないほど、重要な成分なのです。

コラーゲンは、長さ約300nm、直径約1.5nm(ナノメートル)の棒状の形をしており、アミノ酸のつながった長い鎖が3本集まって巻きついた「3重らせん構造」をしています。鎖1本1本を構成するアミノ酸には特殊な配列があり、3つのアミノ酸が繰り返されて成り立っています。特殊な3重らせん構造を持ったコラーゲンは結合力が強く、胃や腸に存在する普通のたんぱく質分解酵素では分解できないのが特徴。体を支えるコラーゲンの強さとしなやかさの秘密は、この構造にあるといえます。

コラーゲンに種類はあるの?

コラーゲンは、これまでに27種類以上見つかっており、それぞれのコラーゲンは、I型、II型、III型・・・のようにローマ数字を使って区別されています。

例えば、皮膚や骨、腱などに含まれるI型コラーゲンは、体内に最も多く存在するコラーゲンで、皮膚に弾力性や柔軟性をもたらしたり、骨を形成するために重要な働きをしています。

関節の動きに欠かせない軟骨は、II型コラーゲンが中心。細い繊維をつくって、関節にかかる力を吸収するクッション性の高いコラーゲンです。

その他、すべての上皮組織の裏打ち構造である基底膜を構成するIV型コラーゲンなど、種類によって役割も様々です。

体内に最も多いコラーゲンは?

私たちの体内に最も多く存在するのは「I型コラーゲン」

全コラーゲンの約40%は皮膚に存在し、I型コラーゲンが中心となっています。皮膚のコラーゲンはバネのような働きをもち、弾力性と柔軟性をもたらしています。

身体を支える骨も、I型コラーゲンが中心となり、枠組みをつくっています。コラーゲンの骨格にリン酸カルシウム(ハイドロキシアパタイト)が接着して、骨になるのです。

また、アキレス腱で馴染みのある腱もI型コラーゲンを中心に形成されています。腱のコラーゲンはロープのような構造と性質をあわせ持ち、一定の方向に引っ張る力に対する強さは、銅線と同等といわれています。

コラーゲンと肌の関係は?

美しく若々しい肌はコラーゲンが支えているといっても過言ではありません。

皮膚は、一番外側にある表皮と、その下の真皮、さらにその下にある皮下組織からなっています。中でも真皮は「皮膚の本体」といわれるほど厚い層で、約70%がコラーゲンでできており、繊維状になって網の目のように張り巡らされています。その内部にヒアルロン酸などの保水成分をしっかり抱え込むことで、弾力やハリ、うるおいを保っています。

コラーゲンが減ると、コラーゲンによって支えられていたヒアルロン酸なども一緒に減少し、真皮がスカスカの状態に。その結果、大きなシワやたるみなどが現れます。また、紫外線などのダメージを受けてコラーゲンが劣化することで、古いコラーゲンが分解されず、新しいコラーゲンが生み出されにくくなるという悪循環にも陥ります。

コラーゲンが多く含まれている食品や料理は?

コラーゲンを含む食品は、肉類・魚介類に限られます。コラーゲンが多い食品としては、鶏の手羽先やなんこつ、豚足、牛スジ、牛テール、鰻、ヒラメ、鯛、カレイ、ドジョウ、エイ、シラスなどが挙げられます。ゼラチンも分子の大きいコラーゲンの一種です。

また、少し高価になりますが、フカヒレもコラーゲンの豊富な食品です。その他、貝類や海老にもコラーゲンが多く含まれているので、鍋物やブイヤベースなどにすれば手軽にコラーゲン料理が食べられます。鍋物にした場合には、具材からコラーゲンが溶け出しているので汁までいただくのがおすすめです。シチューやポトフなども煮込むことでお肉が柔らかくなり、たくさんのコラーゲンを摂取することができる料理です。

ただ、これらの食品を毎日継続して食べるのはなかなか難しく、また、コラーゲンは脂質と共存することが多いため、摂取カロリー(エネルギー)が高くなりがちです。効率的に補うには、サプリメントを活用するのもよいでしょう。

コラーゲンの吸収率が高い時間帯は?

肌の新陳代謝が高まるゴールデンタイムは、一般的に午後10時から午前2時ぐらいだといわれています。この時間帯は肌の修復を促す成長ホルモンが盛んに分泌されるので、お休み前にコラーゲンを摂取して、ゴールデンタイムに合せて就寝する生活スタイルを実践してみてはいかがでしょうか。

コラーゲン、外から塗る?中から摂る?どちらがいいの??

コラーゲンを外から塗る場合、肌表面の表皮に対して保湿効果に優れています。

一方、コラーゲンを中から摂る場合は、肌の土台に働きかけ、ハリやうるおいをサポートすることができます。コラーゲンは、肌以外の骨、軟骨、腱、内臓、血管などにも重要な役割を果たしていることを考えても、体の中から補うことがおすすめです。

より高い美容効果を求める方は、内と外の両方からコラーゲンを補給するとよいでしょう。

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