ニキビとアクネ菌の関係とは?ニキビができる仕組みやニキビ対策について

ニキビの原因として知られるアクネ菌は、実はニキビのない皮膚にも存在する常在菌でもあります。では、アクネ菌はどのようにニキビを引き起こすのでしょうか。今回は、アクネ菌とニキビの関係から、ニキビができる仕組み、ニキビ対策までをご紹介します。

目次

アクネ菌にはどのような性質があり、ニキビの発生にはどのように関わっているのでしょうか。ここでは、アクネ菌の性質とニキビとの関係などを解説します。

アクネ菌の性質とニキビとの関係

アクネ菌はニキビの原因として知られる一方、健康な肌にも存在する常在菌でもあります。

■ニキビの原因のひとつ

アクネ菌と言えば、ニキビの原因というイメージをお持ちの方も多いでしょう。ニキビが発生しやすくなる条件として、「毛穴の詰まり」「過剰な皮脂」「アクネ菌の繁殖」の3つが挙げられます。皮脂や角質が毛穴に詰まると、毛穴の中に皮脂がたまり、その中でアクネ菌が繁殖し炎症を起こすのが、ニキビの状態です。

■本来は肌の常在菌

ニキビを引き起こす悪役のイメージが強いアクネ菌ですが、肌の常在菌でもあり、ニキビのない肌にも存在することが知られています。

アクネ菌が繁殖しやすい肌の状態

ニキビを予防するためには、アクネ菌を繁殖させないように、毛穴の詰まりを予防することが大切です。では、毛穴が詰まりやすく、アクネ菌が繁殖しやすい肌とは、どのような状態なのでしょうか。

■ターンオーバーが乱れて毛穴が詰まっている

過度なストレスや生活習慣の乱れ、間違ったスキンケアによる肌への刺激、肌の乾燥など、さまざまな原因で皮膚の生まれ変わりであるターンオーバーが乱れると、自然にはがれ落ちるはずの古い角質が肌に残り、皮脂とともに毛穴に詰まりやすい状態になってしまいます。

■バリア機能が低下している

ターンオーバーが乱れた肌は、肌が本来持つバリア機能が低下している状態です。肌のうるおいを保ち、外部刺激から守るバリア機能が衰えると、さまざまな肌トラブルの原因に。バリア機能を健康に保つためには、肌の水分と油分のバランスを整える必要があります。

■皮脂が過剰に分泌されている

ホルモンバランスの乱れから皮脂が過剰に分泌され、毛穴が詰まることでニキビが引き起こされることも。また、保湿不足で肌が乾燥すると、肌を守ろうとして皮脂が過剰に分泌され、毛穴が詰まりやすい肌になってしまうこともあります。

毛穴の奥には皮脂を分泌する皮脂腺があります。毛穴が正常な状態では皮脂が毛穴を通って肌の表面に排出され、肌を守る役割を果たします。ニキビの第一段階は、毛穴が詰まること。ニキビが発生するメカニズムの中で、アクネ菌はどのように関わっているのか詳しく見てみましょう。

ニキビが発生するメカニズム

①さまざまな原因から、過剰に分泌された皮脂や古くなった角質が毛穴に詰まる。
②毛穴の詰まりが進み、毛穴の出口に古くなった角質や皮脂が固まったコメドができる。コメドが黒く見えるものを「黒ニキビ」、白く見えるものを「白ニキビ」と呼ぶことも。
③毛穴が詰まることで、出口をなくした皮脂が毛穴にたまり、皮脂を栄養とするアクネ菌が毛穴の中に繁殖する。
④毛穴の内部で繁殖したアクネ菌や雑菌に対抗するため皮膚が炎症を起こして、赤くなったり、膿や痛みを伴って腫れたりすることも。これがいわゆる「赤ニキビ」「黄ニキビ」の状態。

ニキビが悪化する前に、早めの対策を!

腫れて赤くなったり、膿がたまったりしているニキビは、最も悪化した状態です。ニキビがここまで進んでしまうと、ニキビ自体は治っても凸凹や黒ずみが残って、ニキビ跡が目立つ状態に。それを避けるためにもニキビが悪化した場合は、皮膚科を受診することをおすすめします。

でもまずは、アクネ菌が悪さをする原因となる毛穴詰まりを防ぐために、普段から正しいスキンケアを心がけることが大切です。

アクネ菌の増殖を防ぐには毛穴詰まりを起こさないことが大切です。ここでは、ニキビのない肌を目指すためのスキンケアについて解説します。

■肌を清潔に保つ

落としきれなかったメイクや肌に残った洗顔料は、毛穴詰まりをはじめとする肌トラブルの原因に。ただし、汚れや皮脂を落とそうとゴシゴシ洗ったり、熱いお湯ですすいだりするのは、肌への負担になり乾燥を進めてしまうため、逆効果。

肌をこすらないように、クレンジングは指の腹で優しく丁寧になじませる、洗顔料はたっぷり泡立てて使うなど、優しく洗うことを心がけて。また、すすぎは人肌程度のぬるま湯で、髪の生え際まで丁寧にすすぎます。

顔を拭くときも清潔なタオルを用意して、清潔な肌を保ちましょう。

■スキンケアは保湿を重視する

肌の乾燥は皮脂の過剰な分泌や毛穴詰まりにつながります。ニキビ肌のケアや、ニキビのない肌作りのためには、保湿ケアが重要です。ニキビ=皮脂が多いというイメージが強いため、保湿ケアに不安を感じる方もいますが、きちんと保湿をすることで肌の水分と油分のバランスを整え、過剰な皮脂をコントロールすることもできます。

化粧水だけではせっかくつけても水分が蒸発してしまうため、乳液やクリームもきちんと使って化粧水で補ったうるおいを閉じ込めましょう。洗顔後は肌が乾燥しやすくなっているため、時間を置かずすぐにスキンケアをすることも大切なポイントです。

■肌のターンオーバーを整える

肌のターンオーバーが乱れていると、毛穴が詰まりやすく、ニキビができやすい肌の状態になってしまいます。ターンオーバーの乱れの原因には、過度なストレス、偏った食生活や睡眠不足などがあります。ストレスの解消法を見つけたり、食生活や睡眠を見直したりすることでターンオーバーを整え、ニキビができにくい肌作りを目指しましょう。

ニキビのできにくい肌を目指すなら、ファンケルの無添加化粧品の中でも、肌のバリア機能とニキビの関係に注目して開発された「アクネケア」ラインがおすすめ。

ファンケルの無添加化粧品とは

ファンケルの化粧品は、肌が本来持つ美しさを引き出すために、肌の負担となる可能性がある成分を取り除いた無添加化粧品です。防腐剤・合成香料・合成色素・石油系界面活性剤・紫外線吸収剤の5つの成分は一切不使用。肌への刺激が気になる人にも安心して使えるこだわりが詰まっています。

ファンケルの考えるアクネケア

繰り返すニキビを防ぎ、ゆらがない肌に整えるファンケルのアクネケアライン。新たなアプローチで素肌を底上げし、肌バリアを根本から整えます。ニキビができる前から徹底予防し、ニキビに悩む肌から、理想のつるすべ肌へ導きます。

ファンケルの「アクネケア」ライン[医薬部外品]

■角質や余分な皮脂を落としながら、うるおいもキープ

アクネケア 洗顔クリーム」は、クリーミィな泡がデリケートな肌をやさしく包みこみ、ニキビの原因である毛穴詰まりをすっきり除去。うるおいを守りながらすべすべの肌に洗い上げます。

■水分と油分のバランスを整える化粧液&乳液

アクネケア 化粧液」が肌をうるおいで満たし、「アクネケア ジェル乳液」が、うるおいのヴェールで肌を包み、ゆらぎにくいなめらか肌に。ゴワついた肌にもスッとなじんで、水分と油分のバランスを保ち、肌のバリアを整えます。

■ニキビを集中ケア

アクネケア エッセンス」は、ニキビができやすい部分を速攻集中ケアする美容液。厚みのあるジェルが気になる部分に素早くなじんでとどまり、トラネキサム酸と甘草成分誘導体のダブルの有効成分が、くり返しがちなニキビを原因から防ぎます。

ニキビケアにもおすすめのUV対策

■メイク下地も紫外線対策も、これ一本で

スキンケアベース ブライトアップUV」(SPF35・+++)は、紫外線からも肌を守ってくれるメイク下地。皮脂をキャッチしてテカリを抑え、メイク崩れを防止。さらにスキンケアと同じ成分が配合されているので、メイクをしながら保湿ケアも。

ニキビの原因として知られるアクネ菌は、実は肌を健やかに保つ働きも持っています。アクネ菌に悪さをさせないためには、毛穴詰まりを防ぎ、繁殖させないことが重要です。正しいスキンケアを心がけ、肌の水分と油分のバランスを整えることがニキビケアの基本。ニキビケアに迷っている方は、肌のバリア機能を高め、ニキビのできくい肌へと導く、ファンケルのアクネケアラインをおすすめします。

ニキビケアを続けることで、毛穴が詰まりにくく、ニキビのできにくい肌をキープしましょう!


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