本日のカリキュラム

【1限目】
同じところに繰り返しポツン。そのわけをしっかりチェック！

思春期の頃と違って、皮脂の少ないこめかみからフェイスラインにかけてのUゾーンを中心に、同じところにできやすいのがオトナのニキビ。しつこい！ 手ごわい！ と悩みがちですよね。そこで繰り返しできる原因を探るために、ニキビに悩む人の肌を調べてみました。すると、ニキビ部分の肌は、うるおいが逃げやすくなっていることがわかりました。
うるおいが逃げることで、肌本来のバリア機能がダウン。表面的にはニキビがなくなっても、内側では炎症がくすぶり続けている状態に。特にアラサー世代はこの傾向が顕著！ 他の年代よりニキビ部分の水分蒸散量が多く、バリア機能が低下しやすいために、繰り返しできる悪循環にハマりやすいことが確かめられました。

【2限目】
解明。オトナニキビの引き金は、さまざまな「ストレス」でした！

さらに、バリア機能の低下に加えて、ニキビを発生させてしまう引き金が。それが最近、発見された「ゆさぶり因子」。
ちょっと難しい話ですが、私たちの肌には、もともと「ゆさぶり因子」というたんぱく質(CCN1)があります。この「ゆさぶり因子」が増えると、未熟な角層が大量につくられ、毛穴がふさがる一歩手前の"毛穴蓋"状態に。
そして、未熟な角層と皮脂が混ざってふさがった毛穴の中では、皮脂が溜まってアクネ菌が増殖、くすぶっていた炎症が悪化してニキビができることに。つまり、「ゆさぶり因子」の増加こそ、繰り返すニキビの引き金！
最新の研究では、この「ゆさぶり因子」を増加させる要因が、紫外線や乾燥、間違ったスキンケアといった「ストレス」にあることも解明されています。

増加した「ゆさぶり因子」によって未熟な角層が大量に産出され、毛穴蓋に。ふさがった毛穴の内側では、皮脂が溜まってアクネ菌が増え、ニキビができることに。

【3限目】
結論！！ ストレスに負けないオトナニキビ3大ケア

繰り返すオトナニキビの要因がわかったら、しっかり対策。今すぐ始められるケアをご紹介しましょう。

■スキンケアは、乾燥対策とアイテム選びを見直して

まず大切なのは、乾燥対策。肌のうるおい不足は、「ゆさぶり因子」の増加に関わりがあります。ニキビ部分は水分蒸散量が多くなることも考えると、保湿は重要課題。肌をうるおいで満タンにする気持ちで、化粧液で肌を満たし、乳液でしっかりうるおいを守りましょう。

化粧水などに含まれる成分や処方も要チェック。小さな刺激も肌にとっては大きなストレス！ スキンケア化粧品は、低刺激タイプや無添加のものを。また、最新の研究結果に着目した商品もどんどん登場しています。ときどきチェックして、アイテムを見直しましょう。

■洗顔はやさしく、1日2回を基本に

ニキビが気になると、こまめに洗顔しがちですが、1日2回（朝と夜）にしましょう！ 洗い過ぎるとバリア機能を低下させ、「ゆさぶり因子」を増やすことにも。特にゴシゴシ洗いや硬い洗顔ブラシは禁物。たっぷりの泡で、やさしくていねいな洗顔を。

■紫外線を浴びない・紫外線ダメージを残さないケアを

紫外線は、肌への刺激と酸化のWストレスで「ゆさぶり因子」を増やす要因。外側からは日焼け止めや紫外線ダメージをケアする化粧品などで対策を。内側からは抗酸化力のあるビタミンC・Eや、アスタキサンチン、ポリフェノールなどを積極的に摂って対策しましょう。

同じところにニキビができる理由は、その部分のうるおい不足によるバリア機能の低下にあったんですね。そしてオトナニキビを根本的に解決するにはストレス対策が必須。今すぐ始められる３大ケアで、一緒にニキビ肌脱出を目指していきましょう！

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防腐剤・香料・合成色素・石油系界面活性剤・紫外線吸収剤を一切使っていません。