無添加化粧品の鮮度を守る密封容器には、こだわりが満載!
ファンケルが創業以来守り続けてきた「無添加」。なぜ進化し続ける化粧品業界のなかで、創業以来40年にわたり、変わらず一途に「無添加化粧品」にこだわるのか、その理由をファンケルに入社したばかりの新人・卯月と学んでいきます。今回は、無添加品質を守り抜くための「容器」の秘密に迫ります。
ファンケルの無添加
防腐剤・香料・合成色素・石油系界面活性剤・紫外線吸収剤を一切使っていません。
今月のテーマ
第8回 無添加化粧品の鮮度を守る密封容器には、こだわりが満載!
新人社員 卯月奈々
FANCL CLIP WEB制作担当。少し天然なところはあるけれど、やる気はいっぱいの22歳。自社の商品知識を深めるため、日夜勉強中。
今回教えてくれる先輩
総合研究所 化粧品研究所 容器開発グループ 戸田
社歴20年以上のベテラン社員。サプリメント開発に携わったのち、スキンケア、メイク、シャンプー類などの容器開発を行っている。一部容器は特許も取得し、ファンケル化粧品の容器の進化と品質維持のために欠かせない存在。
ファンケルのスキンケアの容器って、開封部分にテープやリングがついていて、ほかとはかなり違います。この形の理由が知りたくて、容器の開発に長年携わっている戸田さんに聞いてみました。
特許取得の容器で作りたて品質を守る!
卯月
ファンケルの化粧品は、容器がどれも独特ですよね。化粧液の密封テープ、日焼け止めなどの密封リング、乳液の密封キャップなど、ほかでは見たことのないものがたくさんあります。
化粧液は、密封テープをぐるりと取ったら、キャップを締め込み開封
キャップを締め込む際に、キャップの裏部分についている樹脂製のカッターが中栓をくり抜くことで開封される仕組み
ファンケルが容器にこだわる最大の理由は、無添加化粧品の作りたて品質を守るため。「防腐剤を入れていない以上、容器で新鮮作りたての品質を守る必要があるの。容器の密封性や容器材質の選定については、スキンケアの処方開発担当者にも商品の特性を確認しながら、それぞれに合ったものを開発しているのよ。
エンリッチプラスの容器の開発期間は2年半ほどだったけど、材料の選定も含めるともっとかかったかな......。安全性や使いやすさも追求して、お客様に最後までストレスなく使い切っていただくために何回も試作・確認を繰り返し行ってやっと完成品ができたの!
戸田
卯月
とても長い時間をかけて開発しているんですね!私自身も、特に化粧液のキャップ部分についている密封テープをくるりと取り外してボトルを締め込んで開封すると「あ~、この瞬間まで作りたての品質が守られていたんだ!」って毎回実感しちゃいます!
密封容器は、無添加の品質を守ることを大前提に、
初めてのお客様にも開封方法が分かりやすいこと
無添加を視覚や触覚で感じてもらえること
環境負荷の低減
の3つを大きなテーマとして開発を行っているの。
化粧液の開封には、開け方や密封していることが直感的に分かりやすいテープを切り取る方法を採用したから、卯月さんにもそれを感じてもらえたのなら、嬉しいわ!
あの密封テープ機構は特許も取っていて、密封テープを切り取った時点ではまだ完全に開封されていないんだけど、キャップを締め込むとキャップの裏部分についているカッターによって開封される仕組みになっているのよ。
戸田
卯月
締め込むときの、あのカチッていう音を聞くと、
「さぁ、肌にいいもの入れていくぞ!」
って気持ちになります!
お客様からも、「あの開封の瞬間が大好きです」というお言葉や、「ほかにはこんな容器ないですよ」といった、嬉しいお声をいただくわ。
戸田
肌にも地球にも優しい容器に進化中!
ファンケルの密封ボトルの進化の歴史。
創業当時はわずか5mLのバイヤル瓶が限界のサイズでした。
私が入社前に初めて見たファンケルの化粧液の容器は、10mLのバイヤル瓶だったな。その小ささに、ほかの化粧品とは違う無添加品質をすごく感じたことを覚えてる。防腐剤を排除して美容成分を新鮮なまま届けるためには、創業時は5mLが限界のサイズだったの。それから無添加研究が進化していくなかで、容量も少しずつ大きくなって、使いやすさもかなりアップしたのよ。
戸田
卯月
1982年の5mLのバイヤル瓶、小さくて可愛らしいですね!
そう!ほかにはない小ささも当時の女性たちの間で話題になり、大人気だったの!
そして、いまは環境にも配慮して容器を開発しているわ。
2021年9月に発売したエンリッチプラスは、ボトルには植物由来樹脂のバイオPETを、キャップや部分パーツには再生PP(ポリプロピレン)などを採用したの。環境配慮素材使用率は、化粧液で100%、乳液は87%なのよ(乳液のポンプ部分パーツを除く)!
戸田
卯月
100%ってすごいですね!
1か月で1本使いきるものだから、環境にも配慮したものを使えるって嬉しいです。
最近では紙の製品説明書もなくして、箱の裏側に詳細説明を記載する仕様に順次変更しているわ。ほかにもいままで添付していた「フレッシュシール」を廃止して、ボトルに直接、使用の目安期間を書き込めるようにしたのよ。こうやって資材そのものの削減も進めているの。
戸田
卯月
なるほど......!それで十分伝わりますもんね。
そうなの。ほかにも3Dプリンターで容器のサンプルを作り、工程作業を減らして開発のスピードを上げていくなど、新しいことにもどんどん挑戦しているのよ!
化粧品は毎日使うものだから、容器の使い心地や使いやすさもとっても大切。お客様に最初から最後まで不便を感じることなく商品を使い切っていただくために、日々開発・改善に努めているわ。
戸田
卯月
お客様が商品を開けた瞬間から使い切るまでの間、新鮮な無添加品質を守り抜けるよう、容器の開発にこれほどの時間や想いが重ねられていることが分かりました!これからの進化がますます楽しみです!
シワ改善効果だけでなく、実は容器も進化していた!
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※「エイジングケア」とは、年齢に応じたお手入れのことです。