
特別寄稿 齋藤薫さんが語るエイジングと無添加化粧品の今
6月10日は「無添加の日」。これにちなみ、数々の女性誌に連載を持ち、化粧品のみならず女性の生き方までの美を追求する美容ジャーナリスト、齋藤薫さんが特別寄稿。女性の美の今と未来について語ってくださいました。
老化は、宿命ではない?
「無添加」が改めて意味をもつとき!
「老化は宿命ではなく病気」だって、ほんと?
今、老化の概念が大きく変わろうとしている。「老化は人間にとって"宿命"ではなく、"病気"である」という考え方が急浮上し、それを説く本が世界的なベストセラーになっているほど。言いかえれば、その"病気"を未然に防げば、人は歳をとらないということになる。
もちろん"病気"の治療としてのエイジングケアが現実になるのは、もう少し先になるはずだが、老化=病気という前提で、今やさまざまな研究が急ピッチで進められているという。
とするならスキンケアの方法も大きく変わるのだろう。少なくとも、エイジングケア成分を外から与えて"衰えを止める"のではなく、日々のあたりまえのスキンケアで、衰えという病いを"あくまで未然に防ぐもの"という考え方が主流になるはずだから。
今すべきは、日々ストレスを与えないこと
じゃあ、今の私たちにできることとはなんだろう。実はそれこそが、「肌にストレスを与えない」ということ。ファンケルが創業以来、訴えてきたことである。
「万病のもとは、結局のところストレス」というけれど、肌の場合も同じ。防腐剤などの添加物により、肌に日々少しずつでも刺激を与えることが、見えないストレスを蓄積させ、それがここでいう病気のもとをつくり、エイジングにつながっていく......それはいうまでもなくファンケルが終始一貫、訴え続けていることなのだ。だから肌に刺激となるものをいっさい取り除く、たったひとつの道「無添加」を選んだのだから。
ましてや、ただリスクを無くすだけにとどまらず「無添加」そのものがエイジングのブレーキの働きをもち、マイナスをゼロに戻すだけではなく、プラスにもっていくことまでファンケルは解明しているのだ。
美肌寿命を延ばすカギとは?
いうならば"ストレスを溜めないこと"が美肌寿命を延ばすような働きをもっていることを物語る。平均寿命が延びたとしても、健康寿命と美肌寿命が同じように延びなければ、人は幸せとはいえないはず。
それは極端な話、美容医療のような人工的なエイジングケアではとうてい成立しない話。外から若さを強要するのではなく、自分の中から若さを生み出さなければ、美肌寿命が延びたとはいえないわけだ。
ともかく1日でも長く美肌で生きることをテーマに、まずは「無添加」という選択から始める......それはこれからますます重要な意味をもってくるのではないだろうか。
ちなみに「無添加」という言葉の響きから、日々のお手入れにはちょっと味気ない、物足りないイメージを持っているのかもしれない。でも、『エンリッチプラス』の化粧液や乳液にひとたび触れれば、そのイメージは180度変わるだろう。やわらかくもこっくりとした潤いが肌を手厚く包み込むと、なんだか脳までうっとり、翌朝の肌がもうモチモチしている。
もう少し長引きそうなマスク生活、ますますマスク過敏に傾いているという人は少なくないはず。そういう意味の敏感リスクをひとつでも減らすためにも、「無添加」を見直すべきともいえる。物を断捨離する人が多い中、日々のお手入れも断捨離するなら、この2品からやり直してもいいはずだ。
いろんな意味で、今こそ「無添加」に再注目すべきときなのである。
*「エイジングケア」とは、年齢に応じたお手入れのことです。