おでこのシワを予防・改善するには?お手軽ケアや基礎化粧品の選び方
老け顔に見えてしまう要因の一つである、おでこのシワ。悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
おでこのシワを改善するためには、シワができる原因を知って、予防や改善に取り組むことが大切です。今回は、お手軽にできるケアや基礎化粧品選びのポイントをご紹介します。ぜひ参考にしてください。
1. おでこのシワでよくある悩み
おでこにシワがある人の多くは、年上に見られたり、怒っているように見られたりして悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。よくある悩みに当てはまったら、今日からおでこのシワ対策を始めてみませんか?
疲れ顔や年齢よりも上に見えてしまう
おでこにシワがあると、疲れていないのに「疲れてる?」と人から聞かれたり、年齢よりも上に見えたりすることがあります。
怒っているように見られてしまう
おでこにシワがあると不機嫌に見られることが多く、怒っているように見られてしまうこともあります。
前髪をあげたヘアスタイルを楽しめない
おでこにシワがあると人に見られたくないと思い、隠したくなることもあるでしょう。その結果、前髪をあげたヘアスタイルを自由に楽しめなくなってしまいます。
2. シワの種類は4つ
シワとひとくくりにしがちですが、シワにも種類があります。自分のシワがどの種類に当てはまるか知ることが、シワ改善の第一歩です。
小ジワ
小ジワとは、肌の乾燥などのうるおい不足によってできる浅く小さなシワのことで、別名「ちりめんジワ」とも呼ばれています。最も深刻度の低いシワですが、そのままにしていると、表情ジワやたるみジワ、真皮ジワなどに発展する可能性があります。
表情ジワ
表情ジワとは、普段の表情の癖が原因でできてしまうシワのことです。皮膚のヨレが生じている状態で、一時的なもので元に戻るものと加齢とともに定着しているものがあります。そのままにしていると、真皮ジワやたるみジワに発展してしまう可能性があります。
真皮ジワ
真皮ジワとは、真皮まで到達している深いシワのことです。加齢などにより、真皮のコラーゲンや弾力が低下することで深い溝ができ、もどらないまま深いシワとなります。放置すると、皮膚が垂れ下がってできるたるみジワへと移行してしまうことがあります。
たるみジワ
たるみジワとは、加齢などによってハリや弾力が低下し肌がたるむことでできるシワのことです。ほうれい線やゴルゴラインなど、口元や目元にできやすいのが特徴です。重力に逆らえなくなることで肌がたるむため、ほかのシワよりもくっきりみえてしまいます。
3. おでこのシワができる原因
では、おでこのシワはどのようなことが原因でできてしまうのでしょうか。
おでこにシワができる理由には、以下のような原因が考えられます。
乾燥や紫外線
乾燥すると肌の柔軟性が低下し、表情などにより動きが出る部分にシワができやすくなります。
また、紫外線ダメージが蓄積されることで、肌のクッションとも呼ばれるコラーゲン繊維が変性するなどして肌のハリや弾力が低下し、シワの原因となります。肌老化の約8割は光老化といって、紫外線の影響によるものといわれています。
加齢によるハリ不足
年齢を重ねると、肌のハリや弾力に関わるコラーゲンやエラスチンなどの産生力が低下し、量も少なくなってしまいます。肌のハリや弾力が低下することで、シワが定着しやすくなってしまうのです。
表情の癖
表情の癖もシワができてしまう原因の一つです。例えば、マスカラを塗るときなどに、ついおでこにシワが寄ってしまうことがあると思います。
これは、まぶたを上げる際に必要となる筋肉「眼瞼挙筋(がんけんきょきん)」の衰えで、おでこの筋肉を使って目を開ける癖が生じることが背景にあります。毎日同じ表情を繰り返すことで、最初は浅く小さなシワだったものが深く大きなシワへと発展してしまいます。
頭皮のコリ
頭皮が硬くなると、顔のたるみを引き起こす可能性があり、それがやがておでこのシワへと繋がります。頭皮のコリは加齢だけでなく、眼精疲労やストレス、冷えなど、いくつかの要因が関係していることも考えられます。
4. おでこのシワを予防する5つの方法
おでこのシワを予防するために、日頃の生活習慣やスキンケアで心がけたいことをご紹介します。
1年中紫外線対策をする
紫外線が引き起こす「光老化」は肌老化の原因の約8割といわれ、おでこのシワを引き起こす要因にもなります。そのため、1年中しっかりと紫外線を防止することが、おでこのシワ予防に繋がります。
紫外線対策の主役となる日焼け止めは毎日必ず塗り、汗をかいたときやランチタイムなどに塗り直しを心がけましょう。
毎日使用するなら、さらりと軽いつけ心地で、塗り直しやすいミルクローションタイプの日焼け止めがおすすめです。「サンガード50+ プロテクトUV(SPF50+・PA++++)」は、白浮きせずに顔やボディに使え、紫外線から肌を徹底的に守ります。レジャーの際も頼もしいウォータープルーフ処方です。
サンガード50+ プロテクトUV(SPF50+・PA++++)
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表情の癖を把握する
何気ない表情の癖が、おでこのシワに繋がることがあります。マスカラをつけるときや目を大きく開いたときなどに、おでこにシワが寄ることがありますが、おでこにシワができる表情をなるべくつくらないよう、日頃から意識しましょう。
寝方を見直す
普段からうつ伏せや横向きで寝ていると、枕や布団との接触により皮膚に負担がかかるため、おでこにシワが寄ってしまうことがあります。仰向けで寝ればおでこにシワが寄ることはありませんので、普段から仰向けで寝ることを心がけましょう。
目の疲れを取る
スマホやPCの長時間利用などであまりにも目が疲れると、目を開ける際におでこの力を使って開けようとし、おでこのシワに繋がります。おでこの力で目を開けないように日頃から意識しましょう。
同時に、こまめに目のケアをするなどし、目の疲れを溜め込まないようにしましょう。
洗顔方法や保湿に気をつける
洗顔やクレンジングの際にも注意が必要です。おでこをゴシゴシ擦ったり、洗浄力の高い洗顔料やクレンジング剤を使うと、必要以上に皮脂を落としてしまい乾燥に繋がる恐れがあります。
その結果、おでこのシワを引き起こすことがあるため、摩擦に注意し、洗浄力が強すぎない洗顔料やクレンジング剤でやさしく洗いましょう。また、洗顔やクレンジングの後にしっかりと保湿することも大事です。
5. おでこのシワを改善する4つの方法
上記のようなシワの原因に沿ってシワへの対策を考えると、スキンケア、筋肉へのアプローチ、サプリメントなどによる内側からのケアが必要になります。
ここから、その改善方法について詳しくご紹介していきます。
頭皮マッサージ
頭皮マッサージを行うことで、おでこのシワの引き金となりうる頭皮のコリにアプローチできます。
頭皮のコリを解消するマッサージは下記記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。
この他、おでこそのものをダイレクトにマッサージして、おでこ周辺の筋肉にアプローチすることも大切です。方法は下記の通りです。
STEP1: まずは、マッサージジェルや美容オイルなどをおでこに塗布し、指の滑りがよくなる準備をします。
STEP2:手を軽く握り、両手の人差し指を額の中央部分、眉間の辺りに当てます。そこから髪の生え際、つまり外側に向かって小さな円を描くようにマッサージします。最後はこめかみのツボを押して終了しましょう。
表情筋マッサージ「リフトアップSP メソッド」
筋肉が凝り固まっていると、おでこのシワに繋がります。表情筋マッサージを行い、凝り固まった顔全体の筋肉をほぐして、おでこのシワ改善を目指しましょう。
<表情筋マッサージの方法>
うるおう力や代謝機能が1日の中で最も高まる、夜のリラックスタイムに行うのがおすすめです。1日2〜3分でできるので、毎日欠かさず行いましょう。
クリームを用意し、肌に負担をかけないように注意しながら、ゆっくりと筋肉に働きかけるようにして、心地よいと感じられる少し強めの力でマッサージします。
手順は以下の6つのステップです。
STEP1:両手の人差し指、中指、薬指を眉間(額の中央)に置き、中央から眉頭側へ引っ張り、5秒間キープして眉間のシワを伸ばします。これを2~5回繰り返します。
STEP2:左手で右のこめかみを上に引き上げ、3秒間そのままキープ。左手で右のこめかみを押さえながら、右手の中指と薬指で目尻を引き上げます。
こめかみから目尻にかけての3ヵ所を各1回ずつ引き上げ、目尻のシワやたるみを伸ばしましょう。左側も同様に行います。
STEP3:左右の口角に中指を置き、ほうれい線の上を下から引き上げるように4回らせんを描きます。
外側にらせんを描く時は力を入れ、内側に戻す時は力を抜くのがポイント。小鼻の横のくぼみを指先で軽く押しながら、上へ引き上げましょう。同じ動作をもう一度繰り返します。
STEP4:両手の人差し指の側面で、鼻の両脇をはさみます。親指をあごの下に添えたまま人差し指を密着させ、頬の外側へゆっくり引き上げます。この動作で顔のたるみを引き上げましょう。
耳の横まで引き上げたら、手のひらを開き、上を向いたまま5秒間キープ。同じ動作をもう一度繰り返します。
STEP5:両手を軽くこぶしに握り、あごに置きます。
STEP6:フェイスラインに沿って、指の第一関節で4回らせんを描きながら耳の下まで引き上げ、耳の下で3秒間キープします。フェイスラインをスッキリさせましょう。これを2~5回繰り返します。
詳しい方法については、下記の記事も参考にしてください。
肌悩み別メソッド リフトアップSP メソッド
この他、顔筋トレも顔全体の筋肉のコリをほぐす効果が期待できます。詳しい方法については、下記の記事を参考にしてください。
眼瞼挙筋(がんけんきょきん)トレーニング
眼瞼挙筋が衰えると、おでこの筋肉を使って目を開ける癖が生じる傾向にあります。そのような表情を繰り返すと、おでこにシワが定着しやすくなるため、眼瞼挙筋(がんけんきょきん)を鍛える必要があります。
ここでは、隙間時間にできるトレーニング方法を紹介します。方法は、下記の通りです。
STEP1:おでこを両手で抑えます。手の位置は両手の小指が眉のすぐ上あたり、人差し指が髪の生え際あたりです。
STEP2:指先に少し力を入れて軽く上におでこを引き上げて動かないように固定し、その状態をキープしながらまぶたの開閉を5〜10回程度繰り返します。
これを1日に2~3回行うようにしましょう。
サプリメント
シワの対策・改善のためには、肌のハリや弾力を高めることを意識した食生活を送ることが大切ですが、忙しい毎日の中でコラーゲンやエラスチンといった栄養素を食事だけで摂るのは難しいことです。そういった場合は、サプリメントで補うようにしましょう。持ち運びしやすい粒タイプや、毎日の食事に合わせたパウダータイプなど、ライフスタイルに合ったものを選ぶと良いでしょう。
スキンケア
おでこのシワへのアプローチとして、まずはシワ改善効果が認められた化粧品などを使用して保湿することが何よりも大切です。それに加えて、加齢や紫外線などの影響で低下していく肌のハリ・弾力を高める効果が期待できるケアを行う必要があります。
6. おでこのスキンケア方法
ここからは、おでこのスキンケア方法について紹介します。
スキンケアを行う際の注意点についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
スキンケアの流れ
おでこのシワにアプローチするためには、スキンケアの果たす役割も重要です。以下、ステップ順にご紹介していきます。
STEP1:まずは洗顔を行います。洗浄力の強いクレンジング剤や洗顔料の使用、また頻繁に顔を洗ったりゴシゴシ擦ったりすることも、肌の乾燥に繋がります。
メイクを落とす時や顔を洗う時には、マイルドな使用感で保湿成分を豊富に含んだ商品を使用しましょう。
STEP2:次に、肌への水分補給や保湿を行います。
ベタつきが気になる夏などは、さっぱりとした使い心地のジェルなどに手が伸びがちですが、水分と油分の両方を取り入れることが乾燥対策になります。
化粧水や美容液などで水分を補給したら、乳液やクリームなどを使い、うるおいを逃さないようケアしましょう。
また、「セラミド」などの保湿成分が配合された化粧品で肌を十分に保湿することも重要です。
STEP3:シワ改善効果が認められた化粧品の使用も、おでこのシワ対策にはおすすめです。それと同時に肌のハリ・弾力を高めることを意識したスキンケアを行いましょう。
STEP4:今以上にシワが増えたり、深くなったりしないためにも、紫外線対策はしっかりと行う必要があります。日焼け止めは朝のスキンケアの最後に必ず塗りましょう。
スキンケア時の注意点
誤ったスキンケアが、おでこのシワを引き起こす要因となることがあるため、スキンケア方法を見直すことが大切です。
肌はティッシュ一枚ほどの薄さであることを常に意識し、擦らずそっとやさしい力加減で触れましょう。また、季節や天候、外出するかどうかに関わらず、日焼け止めは毎日塗る必要があります。それに加えて、こまめな塗り直しも心がけ、日傘やサングラス、帽子なども併用しましょう。
7. 基礎化粧品の選び方
最後に、おでこのシワがある方、予防したい方、それぞれに向けたスキンケア用品の選び方を解説します。
おでこのシワが気になる方
定着しているシワや深いシワなどには、部分用のシワ改善美容液がおすすめです。継続して使用し、しっかりとアプローチしましょう。
この他、顔全体の対策も兼ねて、肌のハリや弾力を高める成分「ナイアシンアミド」などが配合された化粧水や乳液などもおすすめです。
エンリッチプラスの化粧液は、真皮に働きかけシワを改善するナイアシンアミドを肌の奥の真皮層まで届け、押し返すようなふっくらとしたハリ肌へと導きます。
また、エンリッチプラスの乳液は、やわらかなヴェールでナイアシンアミドをはじめとする美容保湿成分を閉じ込め、ふっくらとしてハリのあるツヤ肌へと導きます。ぜひお試しください。
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30mL1,870円(税込)おでこのシワを予防したい方
おでこにシワができるのを防ぎたい場合には、乾燥による小じわを目立たなくする「効能評価試験済み」の商品を使うのも一つの方法です。また、使用する日焼け止めも、保湿力の高いものを選ぶことをおすすめします。
「ナイアシンアミド」や「ビタミンC誘導体」などが配合された美容液なども、おでこのシワ予防に繋がります。
8. まとめ
おでこのシワは、ときに不機嫌な印象や老けた印象を与えるため、コンプレックスに感じてしまうこともあります。まずはおでこのシワができる原因を知り、日頃から予防を心がけながら、シワ改善に効果が期待できるマッサージやトレーニング、スキンケアなどを継続して取り入れてみましょう。
シワの対策や改善方法は、シワ改善美容液などを使用したスキンケアや、食事・サプリメントなど内側からのケア、原因となる筋肉の衰えにアプローチするなど、さまざまな方法があります。一つひとつのステップを丁寧に行い、おでこ美人を目指しましょう。