
爪のケアで指先美人に! 自爪のお手入れ方法や注意点について紹介
「美は先端に宿る」という言葉がありますが、しっかりとお手入れされた手元は、丁寧に暮らしている印象を与えます。なかでも手の爪まわりは、日常生活の中でなにかと酷使されがちで、生活感が出てしまうパーツでもあります。今回は、そんな爪まわりのお手入れ方法をご紹介します。
1. 爪や指先を綺麗に保つメリット
先端まできちんとお手入れが行き届いた美しい手元は、好印象を与えます。また、日頃からしっかりケアをしておけば、健康な爪を育てることにもつながるなど、たくさんのメリットがあります。
清潔感がある
指先は、食事の際やビジネスシーンなどでも目につきやすい場所です。きれいに整えられている指先は、とても清潔感があり、不思議とその人自身にも清潔感が感じられます。
二枚爪や爪割れを解消・予防できる
すぐに二枚爪になったり、爪が割れたりすることに悩んでいませんか?
このような状態になると、見た目が気になるだけでなく、指先が使いづらくなったり、痛みを感じることも。日々の指先のケアは、健康な爪を育てることにつながります。
ささくれや乾燥といった悩みを軽減できる
指先は手洗いや日常生活のさまざまな刺激などによって、乾燥しやすくなる場所です。そのまま放置していると、ささくれなどが生じてしまうこともあります。
2. 美しく健康な爪になるためのケア方法
爪のケアは、自宅で簡単にできるセルフケアと、サロンでできるケアがあります。必要に応じて使い分けてみてください。
セルフケアの場合
自宅でセルフケアをする場合は、必要な道具を揃えてからお手入れをしていきましょう。
・爪のケアに必要な道具
爪のケアには、たくさんのグッズがありますが、まず用意しておきたいのは下記の4つです。
- ネイルファイル(やすり)...爪の長さや形を整える
- プッシャー...爪まわりの甘皮を押し上げる
- ニッパー...甘皮やささくれをカットする
- ネイルオイル...乾燥した爪まわりの保湿をする
▼ ハンドケア、
ハンドクリーム ブライトニング&エイジングケア<医薬部外品>
50g1,100円(税込)ボタニカルピュアオイル
10mL×1本1,320円(税込)爪のケアの手順
上記の道具を使いながら、セルフケアをしていきましょう。
・爪の長さや形を整える
先端が丸いラウンド型や四角いスクエア型など、好みに合わせて爪の形を整えましょう。
爪に対して45度くらいの角度になるようにネイルファイルを当て、常に一定方向になるように気をつけながら動かします。
エメリーボード(目の粗いもの)で爪の形を整えたら、ソフトファイルやシャイナーと呼ばれる面で爪表面を磨いて仕上げます。
・甘皮の処理をする
甘皮とは、爪の生え際にある皮膚と爪の間にある薄い皮膚のことです。
この部分を整えることで、爪を長く見せたり、ささくれを予防することができます。
甘皮処理専用のリムーバーも売っていますが、自宅にない場合は、お風呂上りやハンドクリームを塗ったあとなど、甘皮がふやけた状態のときに処理するのがおすすめです。
<処理方法>
1.プッシャーで甘皮を上へ(爪の生え際に向かって)押し上げます。
2.ニッパーを使用して甘皮の不要な部分をカットします。甘皮部分はデリケートなので強く押し上げすぎず、優しくカットしましょう。
ニッパーを使用するのが不安という場合は、ウエットティッシュやコットンを使用し、そのまま甘皮部分を拭き取るだけでも大丈夫です。
また、プッシャーで甘皮部分を擦るようにしながら除去できるアイテムなどもあるので、活用してみてください。
※甘皮処理は、やりすぎると爪まわりを傷めてしまう場合があるので、1〜2週間に1回程度が目安です。
・保湿をする
最後に、ネイルオイルを爪まわりにしっかりと塗り込みます。
爪の生え際やサイド部分にも塗布することで、爪を乾燥から守り、美しく健康的な状態をキープすることができます。
ネイルサロンの場合
ネイルサロンは、華やかなネイルアートをする場所というイメージがあるかもしれませんが、爪まわりのお手入れをしてもらうことも可能です。
セルフケアでもご紹介したような、爪の形を整えたり甘皮の処理をしたり...というお手入れを、プロの手によって丁寧に行ってもらえます。
自分ではなかなかうまくできないという人や、ゆっくりとハンドケアをしてもらいたいという人は、ネイルサロンに行ってみるのもおすすめです。
3. 綺麗な爪を保つために心掛けたいこと
ここまでにご紹介したような方法は、1~2週間に1回程度、少し時間を取って行いたいケアですが、美しい指先をキープするためには、やはり日頃の小さな心がけも大切です。
爪切りではなくネイルファイルを利用する
伸びてきた爪を切る際には、 爪切りを使用している人が多いかもしれません。しかし、爪をパチンと挟むことで一気に強い圧力がかかるため、爪の負担になることがあります。
特に爪が薄かったり弱いという人は、二枚爪や割れ、欠けの原因になることも。
そのため美しい爪を育てるためには、ネイルファイルを使用するのがおすすめです。爪のケアの手順でもご紹介したような方法で、長さや形を整えましょう。
こまめに保湿を行う
スキンケアと同様に、爪まわりも保湿が大切です。
ネイルオイルは、甘皮の乾燥やささくれの発生を防ぎ、指先を美しく見せてくれる効果があります。ハンドクリームよりも浸透力に優れており、新しく生えてきた爪の保湿もできるため、乾燥による二枚爪やひび割れなども防いでくれます。
食生活を見直す
爪が割れやすかったり、爪に凸凹があったりする人は、日々の食生活にも目を向け、下記のような栄養素を積極的に摂るようにしてみてください。
・ たんぱく質
動物性たんぱく質は爪に弾力性を持たせます。また、植物性たんぱく質には爪を丈夫にする働きがあるため、どちらもバランスよく摂りましょう。
動物性たんぱく質は、肉類、魚介類、卵、乳製品、煮干しなどに、植物性のたんぱく質は、大豆などの豆類に多く含まれます。
・ビタミンA
ビタミンAには、薄い爪を硬く丈夫にする働きがあります。
レバー、にんじん、卵、やつめうなぎ、ほうれんそうなどに多く含まれます。
・ビタミンB2
ビタミンB2には、細胞の新陳代謝を活発にして健康な爪を形成する働きがあります。
肉類の肝臓、焼きのり、即席みそ、乾燥パセリ、まいたけなどに多く含まれます。
指先や手のひらのマッサージを行う
手や指まわりの血行を促進することも、美しい爪を育むことにつながります。手軽にできるので、ぜひ習慣にしてみてください。
1.ハンドクリームを指先や手の甲など全体に塗り広げます
2.指を1本ずつ引っ張るようにしてマッサージしていきます
3.爪のまわりも軽くつまむようにして刺激します
4.指と指の間を少し痛いと感じるくらいの強さで押すようにして揉みます
5.最後に、手のひら全体をマッサージします
4. 爪に線ができたらどうすればいい?
いつの間にか、爪の表面に線が入っているのが気になったことはありませんか?縦向き、横向き、それぞれに原因があります。
縦線の原因や改善方法
爪の表面に縦向きの線が入るのは、加齢や乾燥、生活習慣の乱れなどが原因です。
爪は肌や髪と同じ「ケラチン」というたんぱく質でできていますが、年齢とともにその保水力は低下してしまいます。顔にシワが刻まれるのと同様に、爪にも縦の線が入ることがあります。
保湿を心がける、生活習慣を整える等で対策をしましょう。
横線の原因や改善方法
爪に横向きの線が入っている場合は、外部から衝撃が加わった場合やなんらかの障害が起こって爪の成長が一時的に抑制されたことが考えられます。
また、すべての爪に横線が1本出る「ボー線条」と呼ばれる状態は、発熱や感染症、糖尿病、薬剤の影響などが原因で起こることがあります。
そのほか、黒い線が見られるなど心配な場合は、医療機関で相談してみることをおすすめします。
5. 爪にやってはいけないこと・注意点
健康な爪を育てるためには、
- 爪を極端に短く切ったり削りすぎたりしない
- 不規則な生活を避け、栄養バランスに気をつける
- 手洗いや消毒による影響に注意し、しっかりと保湿をする
- 爪切りによる負担や外部刺激に気をつける
などを心がけましょう。
できるだけ、爪や指先への負担を減らすことが大切です。
6.まとめ
日常生活の中でなにかと酷使されがちな指先ですが、だからこそ先端まできれいにお手入れされた手元には、とても美しさが感じられます。
ご紹介した内容を参考に、なめらかな美しい手元を目指してくださいね。