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 1. 背中にぶつぶつができる原因は? 

背中にできるぶつぶつには、いくつかの種類があります。

なかなかよくならない...という人は、ここで紹介する原因が当てはまっていないか確認してみてください。

皮膚トラブル

一般的な顔にできるニキビは、主に"アクネ菌"と呼ばれる細菌が増殖することによって生じるとされています。ニキビケアをしているのになかなか背中のぶつぶつがよくならない場合は、他の原因の可能性はないかを確認してみましょう。

なかなかよくならない場合は、自己流のケアは行わず医療機関を受診してください。

原因としては、下記の2つが考えられます。

毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)

毛穴に角化性の病変が出る毛孔性苔癬は、皮膚の毛穴に1~3mm程度のぶつぶつとした発疹が出る皮膚疾患のことです。特徴はざらざらと乾燥していること。二の腕の外側や太ももの外側などに多いとされていますが、背中に見られることも。

原因は、遺伝的な要因やホルモン・ビタミンの代謝異常、外的刺激など、複数の要因が絡み合って生じるとされています。

毛包炎

背中にたくさんのぶつぶつができている場合、一般的なアクネ菌が原因ではなく、黄色ブドウ球菌やマラセチア菌と呼ばれる菌による"毛包炎"の可能性も。

皮膚表面にできた小さな傷口などから、黄色ブドウ球菌やアラセチア菌(カビ)が入り込んで感染することで炎症が起こります。

かゆみを伴うこともありますが、通常のニキビと見分けがつきにくいといわれています。

ホルモンバランスの乱れ

女性は生理周期に合わせて、"卵胞ホルモン"と男性ホルモンの働きに似た"黄体ホルモン"が分泌されています。

例えば、生理前などはホルモンバランスが乱れて、黄体ホルモンが過剰になります。そうすると皮脂の分泌量が増加し、ニキビができやすくなったり毛穴が詰まりやすくなったりします。

背中ニキビを防ぐためには、乱れた生活習慣を整えたり、リラックス時間を作ったりしてホルモンバランスを整えることも大切です。

生活習慣の乱れ

忙しい現代人に多い睡眠不足や過度なストレス、暴飲暴食。これらは肌の生まれ変わりリズムの乱れや皮脂の分泌量に影響し、背中ニキビができやすくなると考えられています。

起床や就寝、食事の時間等を一定に整えるなど規則正しい生活を心がけ、食事のバランスを見直す、質の高い睡眠を取ることなども心がけましょう。

また、自分なりの気分転換方法を見つけ、リラックス時間を持つことも大切です。

 2. すぐに実践できる背中ケアの方法 

今日からすぐに実践できる背中ケアの方法をご紹介します。

しっかりと背中を洗う

背中ニキビを防ぐには、毎日の入浴でしっかりと背中を洗い、肌を清潔に保つことを心掛けましょう。

髪を洗った際に、シャンプーやトリートメントが背中に残ったままになっていると、配合成分等が肌の刺激となり、毛穴詰まりを起こしたりニキビの原因になることも。髪を洗ってから体を洗うなどの工夫をして、きれいに洗い流すようにしてください。

角質ケアを行う

背中は皮脂の分泌量が多い部分なので、毛穴の出口が塞がりその中に皮脂が詰まってしまうと、アクネ菌が繁殖しニキビ発生につながります。

毛穴詰まりを防ぐためには週に1~2回程度、角質柔軟効果のある石鹸やスクラブ洗浄などを取り入れ、余分な角質が毛穴に溜まらないようにお手入れをしましょう。

化粧水やボディクリームで保湿する

肌の乾燥がひどくなると、表面が固くなり毛穴が詰まりやすくなったり、足りない油分を補おうとするために、皮脂の分泌が過剰になってしまうことがあります。顔と同様に背中の二キビケアでも保湿を行い、水分と油分のバランスを整えるようにしてください。

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 3. 背中美人を目指すために気をつけるべきポイント 

背中のぶつぶつをケアするためには、日々の生活の中での心掛けがとても大切になります。
できることから少しずつでも取り入れてみてください。

食生活を見直す

ぶつふつのケアには、バランスのよい食事を摂ることが必須。体を作るたんぱく質をはじめ、ビタミン、食物繊維などを豊富に含む野菜、果物など、さまざまな食品をバランスよく摂り入れることが基本です。

また、皮脂の分泌を調節する"ビタミンB2"、肌の生まれ変わりをサポートする"ビタミンB6"、炎症を促進する活性酸素を除去する"ビタミンC"をしっかりと摂ることがおすすめです。


通気性・速乾性の良い服を選ぶ

通気性の悪い服は、蒸れが生じやすくぶつぶつを悪化させることも。とくに暑い季節は汗や皮脂の量が増えるため、こまめに汗を拭き取ったり、できれば着替えたりするなど対策をしてください。

また、衣類の素材や洗濯洗剤・柔軟剤の成分等が刺激となることもあります。なかなか背中のぶつぶつが治らない場合は、衣類や洗剤等を見直すことも検討してみましょう。

十分な睡眠を心がける

人は寝ている間に、成長ホルモンを分泌しながら新陳代謝を行っています。肌もその間に修復や生まれ変わりが促進されるため、夜は質の高い睡眠を取ることが重要です。

起床時間と就寝時間を一定にする、夜寝る直前までスマホを見ない、体に合った寝具を使う、夜はのんびりリラックスできる時間を取るなどの工夫をし、ぐっすりと眠れる環境を整えましょう。

背中を洗う際にゴシゴシこすらない

背中は皮脂腺が多いパーツなので、余分な皮脂や汚れはきちんと落とすことが大切ですが、ゴシゴシと強い摩擦がかかるような洗い方は厳禁です。刺激によって肌が傷つくと、バリア機能が低下したり色素沈着になってしまうことも。

肌当たりの柔らかいボディタオルなどを使用し、ふわふわの泡で優しく隅々までしっかりと洗うようにしてください。

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肌に優しいボディウォッシュを使用する

ボディタオルと同様に、ボディウォッシュ選びにも気を配ってみてください。洗浄力の強すぎるものは避けましょう。できれば、防腐剤・香料・合成色素・石油系界面活性剤などを配合していないアイテムを使用するのがおすすめです。

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 4. 背中のぶつぶつが続く場合は? 

背中のぶつぶつは、数日ですぐになくなるというものではありませんが、ご紹介したようなポイントを毎日の生活に取り入れていくことで、少しずつ変化を感じられると思います。

それでもなかなかよくならない場合は、他の原因の可能性もあるので、一度医療機関で診てもらうことをおすすめします。

 5. まとめ 

背中は自分でじっくり確認するのが難しい場所なので、気が付いたらぶつぶつができていた...ということもあるかもしれません。

そのまま放置していると、色素沈着や凸凹の跡が残ったりしてしまうこともあります。日々のケアや生活習慣の改善でできるだけ早めに対処し、背中美人を目指してくださいね!


執筆・監修上田 麻里

美容研究家として、美容記事の執筆・監修、メディア出演、オンライン講座の開講等、幅広く活動中。日本化粧品検定協会 コスメコンシェルジュコンテスト金賞受賞。 理系大学化学科卒・元製薬会社勤務の経験から、本当に効果のある美容法を理系目線で追求。また、自身の体調不調や肌荒れをきっかけに「本当の美しさは、健康でなければ成り立たない」という考えの元、スキンケアやインナーケア、腸内環境に関する情報を多数の媒体にて発信中。腸活アドバイザー、ホリスティックビューティアドバイザーほか、美容や健康に関する資格も多数所持。

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