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 1. そばかすとシミの違いとは? 

そばかすとシミは、発生する原因に大きな違いがあります。そばかすは遺伝的な要因によるものが多いことに対して、シミは紫外線によるダメージやターンオーバーの乱れなど、後天的な要因により発生します。それでは、そばかすとシミの違いについて細かく見ていきましょう。

そばかす

そばかすは、雀卵斑(じゃくらんはん)とも呼ばれます。主に遺伝的な要因によって現れます。

そばかすは早ければ5歳前後から発生し、思春期になると数が増えることが多く、成人すると徐々に薄くなる傾向があります。

シミ

シミは老人性色素斑や日光性色素斑とも呼ばれ、紫外線の影響やターンオーバーの乱れ、ホルモンバランスの変化、加齢によって皮膚のメラニン色素が過剰に生成され、蓄積されることで発生します。

中高年以降に増加する傾向があり、特に長年にわたって紫外線にさらされてきた肌に多く見られます。

 2. そばかすとシミの見分け方 

そばかすとシミの見分け方のポイントは、できた場所や分布、サイズ、色などを観察することです。まずは、そばかすとシミそれぞれの特徴をおさえておきましょう。


そばかす

そばかすは一般的に顔の中央部分、特に頬や鼻の上に小さな茶色や淡褐色の斑点として現れます。サイズは1~4mm程度と小さいのが特徴です。

夏は紫外線を浴びることで色が濃くなりますが、冬になると薄くなる傾向があります。

シミ

シミは顔全体(特に頬の高い部分)、手、腕などの日光に頻繁にさらされる部位に現れます。サイズは5mm程度か、それ以上に大きくなることもあり、形状もさまざまです。

また、シミはそばかすと異なり、年齢とともに増加する傾向があります。

 3. そばかすもシミも対策方法はほぼ同じ! 

そばかすもシミも気になる肌の悩みですが、実は予防や対策方法はほぼ同じです。今あるそばかすやシミをこれ以上濃くしないように、しっかりと対策することが大切です。そばかすとシミの予防・対策方法について詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

肌に刺激を与えない

そばかすとシミを予防するためには、肌に刺激を与えないことが大切です。摩擦や炎症、ケガなどが原因で肌がダメージを受けると、そばかすやシミができやすくなることがあります。

ニキビやかぶれなどの炎症が起きたら、できるだけ早く皮膚科を受診して適切な治療を受けることが大切です。炎症が長引くと色素沈着を引き起こし、シミの原因となることがあります。

また、洗顔後にタオルで顔を拭く際は、ゴシゴシとこすらずに、やさしく押し当てるようにして水分を吸い取ります。クレンジングや洗顔の際も、肌のこすりすぎにご注意を。美顔器の過度な使用や、むやみに顔を触ったりこすったりするなど、普段から肌の刺激になることは控えましょう。

紫外線対策を徹底する

紫外線はそばかすやシミを濃くする大きな原因となるため、対策を徹底しましょう。くもりの日でも、紫外線は晴れの日の約60%は降り注いでいるといわれています。

また、室内にいても窓から紫外線は入ってきます。日やけ止めは、季節やシーンを問わず、毎日使うことをおすすめします。帽子やサングラス、日傘、紫外線カット効果のあるシャツやストールなどのアイテムも上手に使いこなしましょう。

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抗酸化作用の高い食品を摂る

肌のターンオーバーをスムーズにするためには、バランスの良い食生活を心がけることが大切です。体内で活性酸素が過剰に発生すると、肌のダメージを引き起こし、そばかすやシミの原因となります。抗酸化作用の高い食品を摂取することで、活性酸素を除去し、酸化ストレスから肌を守ることが期待できます。

【抗酸化作用の高い食品(例)】

  • ポリフェノール:ブルーベリー、大豆、緑茶
  • カロテノイド:にんじん、トマト、唐辛子
  • ビタミンC:柑橘類、キウイ、ピーマン
  • ビタミンE:ナッツ類、ほうれん草、ブロッコリー

 肌の健康をサポートし、ターンオーバーを促すために、これらの食品をバランスよく取り入れましょう。

参考:抗酸化物質|e-ヘルスネット

 4. そばかすやシミができてしまったときは? 

毎日のケアを頑張っても肌にそばかすやシミができてしまったときは、慌てずに対処すれば大丈夫です。そばかすやシミに対して、やってはいけないこと、そしておすすめの対処法をご紹介します。

そばかすやシミの部分を触らない

そばかすやシミが気になって鏡を見ながら触ってしまう方もいますが、これは絶対に避けるべきです。摩擦や刺激は肌にダメージを与え、そばかすやシミが悪化する原因になります。洗顔やクレンジング時にゴシゴシ洗うことや、肌に刺激になるようなことは避けるようにしましょう。

ていねいにスキンケアを行なう

そばかすやシミができたときは、肌に摩擦が起きないようにていねいにスキンケアを行ないましょう。手で化粧水をつける場合は、適量を手に取り、指先や手のひら全体を使ってやさしく顔を押さえ、肌になじませましょう。コットンでパッティングしながらつける場合は、肌に刺激を与えないように強くはたかず、やさしく行なってください。乳液やクリームも手で顔を覆うようにしてやさしくなじませましょう。

ファンケルでは、なるべく肌へ刺激を与えないよう、コットンではなく、手でお手入れすることをおすすめしております。

また、そばかすやシミにアプローチできる化粧品を使うと、より積極的にそばかすやシミのケアができます。メラニンの生成を抑制し、そばかすやシミを防ぐ化粧品でスキンケアを行なうのがおすすめです。

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クリニックで治療する

スキンケアでは改善が見られない場合は、クリニックでレーザー治療や内服薬の処方を受けることも検討してみましょう。

ただし、レーザー治療を受けた後は、施術前以上に徹底した紫外線対策が必要です。日やけ止めの使用や、帽子、サングラスの着用を徹底し、紫外線から肌を守ることが大切です。

また、レーザー治療を受けても、同じところにまたシミができてしまう場合があります。クリニックで治療したからといって油断せず、日頃のスキンケアは継続して行なっていきましょう。

 5. まとめ 

そばかすとシミの違いについて、見分け方や対策、ケア方法をご紹介しました。発生する原因は違っても、対策法はほぼ同じです。肌に刺激を与えないように気を付けながら、ていねいなスキンケアや紫外線対策、食生活の改善が大切です。毎日の積み重ねで透明感のある健康的な素肌を目指していきましょう。


監修飯塚 美香(いいつか みか) 美容家

メイク本「45歳から始める10歳若見えメイク」の著者。コスメコンシェルジュ、美容薬学、薬膳マイスター、ダイエットインストラクター等数々の美容資格を生かし、神奈川県内のカルチャーセンターをはじめ、全国各地でセミナー・講座を開催。また、美容メディア「キレイナビ」を運営する他、通販番組出演、化粧品プロデュースなど美容家として幅広く活動中。

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