
ヒト型セラミドとは?効果や非ヒト型セラミドとの違い、おすすめ化粧水を紹介
スキンケア成分の一つであるセラミドのなかでも、「ヒト型セラミド」に着目して特徴や効果を紹介します。また、ヒト型セラミドが配合されたおすすめの化粧品についても解説します。
INDEX
昨今スキンケアで注目されているスキンケアの成分の一つに、セラミドがあります。
特に、私たちの肌に近い構造を持つ「ヒト型セラミド」には、角層の水分保持に対する機能性があり、肌への親和性も高いため、すぐれた保湿効果が期待されています。
この記事では、ヒト型セラミドの特徴や効果、おすすめの化粧水をご紹介します。
ヒト型セラミドとは?
ヒト型セラミドとは、人間の肌に存在するセラミドに準ずる化学構造を持つ成分です。
ここでは、ヒト型セラミドについて詳しく説明します。
セラミドとは?
セラミドとは、肌の角層に存在する脂質の一種で、細胞と細胞をつなぎとめて水分を保つ役割を担っています。
しかし、角層のセラミドは加齢に伴って減少するうえに、摩擦や紫外線などの外的刺激が要因となって不足することがあるため、毎日のお手入れで補うことが大切です。
ヒト型セラミドと非ヒト型セラミドの違い
セラミドには、「ヒト型セラミド」と「非ヒト型セラミド」があります。どちらもスキンケア化粧品に使用される成分ですが、その特徴と効果にはいくつかの違いがあります。
ヒト型セラミドは、人間の肌に自然と存在するセラミドに近い構造で、化粧品に使用されるセラミドのなかで、すぐれた保湿力と浸透力※があります。
また、ヒト型セラミドは、角層の水分保持に対する高い機能性を保有するため、肌のバリア機能を保つのに役立ちます。
ただし、結晶性が高く難溶性のため、安定的にスキンケア商品に高配合することが難しい成分でもあります。
一方で、非ヒト型セラミドには、以下の3種類があります。
- 動物から抽出された「天然セラミド」
- 米ぬかや小麦胚芽油などから抽出される「植物性セラミド」
- 石油から化学合成された「合成セラミド」
種類によって異なるものの、ヒト型セラミドに比べて保湿力や浸透力が気になるという声も聞かれます。
スキンケアは、ヒト型セラミドが使用されているものが肌になじみやすいと言われているため、セラミド入りを選ぶ際は、ヒト型セラミドが使用されているものがおすすめです。
※角層まで
ヒト型セラミドの特徴
ここからは、ヒト型セラミドの特徴についてより詳しく見ていきましょう。
高い保湿持続性
ヒト型セラミドは、角層中で二重膜構造を形成し、その層間に水分を抱え込むことで角層の水分を維持します。
保湿持続性に優れているため、乾燥や肌あれを防ぐ効果が期待できます。
バリア機能の維持・サポート
保湿持続性に優れたヒト型セラミドは、摩擦や紫外線などの外的刺激から肌を守るバリア機能のサポートも期待できます。
細胞と細胞の間のすき間に水分を抱え込むことで、水分の蒸発や外的刺激によるダメージを防いでくれるのです。
ヒト型セラミドはどんな肌に効果がある?
保湿力や浸透力※の高いヒト型セラミドは、幅広い肌タイプに適した成分です。
なかでも以下のような肌タイプの方には、ヒト型セラミドが配合されたスキンケア化粧品がおすすめです。
※角層まで
乾燥肌
肌の乾燥は、セラミドが不足しているサインです。
肌のカサつきやつっぱりを放置すると、乾燥が進んでゴワゴワと硬くなり、バリア機能が低下します。
乾燥肌には、ヒト型セラミド配合のスキンケア化粧品がおすすめです。肌のうるおいが長時間続くため、乾燥を防ぎ、みずみずしさを与えてくれます。
ゆらぎ肌
ゆらぎ肌とは、紫外線・季節の変化・不規則な生活習慣などの影響を受けやすく、バリア機能が低下しやすい肌の状態を指します。
バリア機能が低下することで、肌の新陳代謝であるターンオーバーの周期が乱れてしまいます。
角層にあるセラミドはターンオーバーによって生成されるため、ゆらぎ肌はセラミド不足に陥りやすくなるのです。
保湿力が高く肌に浸透しやすいヒト型セラミドは、不安定な状態の肌を整えるのに役立ちます。
ヒト型セラミド配合のスキンケアで、 外部刺激にさらされている肌を労わってあげましょう。
敏感肌
敏感肌とは、肌のバリア機能が低下し、刺激に対して過敏に反応しやすくなっている状態を指します。
ヒト型セラミドは、外的刺激から肌を守るバリア機能を保つ役割があるため、刺激を受けにくい肌へと導くことができます。
また、敏感肌のお手入れには、肌へ刺激となる成分が配合されていない無添加のスキンケア化粧品を使用することも大切です。
ヒト型セラミド配合のおすすめ化粧水
ヒト型セラミドは、優れた保湿持続性を持つ一方で、水にも油にも溶けにくく、化粧品への配合が難しいという特徴があります。
そのためファンケルでは、独自カプセル技術「セラミドナノ微粒子」を開発し、ヒト型セラミドをナノサイズのカプセルに取り込ませてスキンケア化粧品に配合しています。
ここからは、ヒト型セラミドを配合したファンケルの「toiro(トイロ)」シリーズをご紹介します。
トイロ バランシングドロップ<医薬部外品>(化粧液)
「トイロ バランシングドロップ<医薬部外品>」は、独自技術でカプセル化したヒト型セラミドに加え、美白※と肌あれ防止の有効成分であるトラネキサム酸とグリチルリチン酸2Kを配合した化粧液です。
ゆらぎやすい肌の水分・油分バランスを整えながら、ヒト型セラミドのうるおいキャッチ効果で、肌をすみずみまでうるおいで満たします。
※「美白」とは、メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ効果のことをいいます。
20~30代のうるおい不足・テカリ・肌あれの原因に着目。水分・油分バランスを整えながら、すぅーっと浸透して肌をすみずみまでうるおいで満たします。美白と肌あれ防止のWの有効成分(*)配合で、キメが整った、みずみずしく透明感ある肌を叶えます。
「販売名:ファンケル 化粧液a」
*トラネキサム酸、グリチルリチン酸2K
トイロ バランシングミルク<医薬部外品>(乳液)
「トイロ バランシングミルク <医薬部外品>※1」は、化粧液の後に使用する乳液です。
軽やかなテクスチャーでうるおいを閉じ込め、なめらかな肌に整えます。
美白※2と肌あれ防止の有効成分もWで配合されているため、「トイロ バランシングドロップ<医薬部外品>(化粧液)」と併用することで、シミ・そばかす、肌あれ予防ができます。
※1 「トイロ バランシングミルク <医薬部外品>」にヒト型セラミドは配合されていません。
※2 「美白」とは、メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ効果のことをいいます。
20~30代のうるおい不足・テカリ・肌あれの原因に着目。水分・油分バランスを整えながらすぅーっとなじみ、もっちりすべすべな手触りに。朝のメイクのりも高めます。美白と肌あれ予防のWの有効成分(*)配合で、キメを整え、みずみずしく透明感ある肌を叶えます。
「販売名:ファンケル 乳液a」
*トラネキサム酸、グリチルリチン酸2K
toiro(トイロ)体験のお声
toiro(トイロ)を体験していただいたお客様からは、以下のようなお声をいただいています。
化粧液も乳液も肌なじみが良く、ベタつきも少なかったので、メイクのノリが非常に良かった。今まで使ってきた基礎化粧品の中で一番満足したかもしれません。(30代前半・混合肌)
なんかメイク変えた?と言われたり、周りから褒められるほど。肌に自信が出てきました。(20代後半・普通肌)
※2023年4月 化粧液・乳液併用モニターが回答
ヒト型セラミド配合のスキンケアでうるおいのあるなめらか肌へ
肌のスキンケアには、ヒト型セラミド配合の化粧水・乳液がおすすめです。
ファンケルのスキンケアシリーズ「toiro(トイロ)」には、独自技術でカプセル化したヒト型セラミドに加えて、美白※1と肌あれ防止の有効成分も配合されているため、肌の水分・油分のバランスを整え、うるおいのあるなめらかな肌へと導きます。
肌への刺激となる成分を使用しないファンケルならではの無添加処方※2で、敏感肌の方でもお使いいただけます。
乾燥や肌あれが気になるという方は、ぜひファンケルのヒト型セラミド配合のスキンケア化粧品をお試しください。
※1 「美白」とは、メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ効果のことをいいます。
※2 防腐剤・合成香料・合成色素・石油系界面活性剤・紫外線吸収剤を一切使っていません。

監修者:薬事法管理者 大野えりか
薬事法管理者/コスメ薬事法管理者/薬機法医療法遵守広告代理店 YAMM(10152)/景表法特商法遵守広告取扱 KTAA(10020)。美容雑誌の編集者を経験した後、化粧品メーカーで商品開発、Webコンテンツの企画、編集を担当。紙媒体とWeb媒体での薬機法経験を活かし、2011年に株式会社マージナルを設立。2021年にアイアンドジョー副社長に就任。現在は女性向けコンテンツの編集、ディレクションのほか、化粧品や健康食品、医療広告の薬事法アドバイザーとして活躍中。