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 1. 脇汗が出る4つの理由 

脇汗が出る理由としては、下記の4つが考えられます。

体温を下げるため

暑いときや運動しているとき、冬に厚着をしているときなどに汗が出るのは、体温調節のためで、温熱性発汗と呼ばれています。

気温が上昇したときや運動などによって体温が上昇したときに体から熱を放出して起こるほか、冬でも暖房や厚着の影響で熱がこもって汗をかくことがあります。これらはエクリン腺から出るサラサラした汗で、においは気になりません。

ストレス・緊張のため

プレゼン前や初対面の人と話すときなどに、ワキや手のひらにジワッと汗をかいた経験がありませんか? 人は、ストレスを感じたとき、緊張や不安を感じたときなどにも汗が出ることがあります。

この場合の発汗は、温熱性発汗とはメカニズムが異なり、交感神経(興奮や緊張をつかさどる神経)が過敏に反応することで起こるといわれています。これらはアポクリン腺から出る汗で、ベタベタしており、体の表面に存在する細菌によって分解される際に強いにおいを放ちます。

生活リズムと自律神経の乱れのため

暑くもなく緊張もしていないのに汗が出ることがあります。その背景には、不規則な生活や睡眠不足、更年期や生理周期などに関係するホルモンバランスの変化などが考えられます。それらが自律神経の乱れを引き起こし、必要以上に汗をかいてしまう可能性があります。この場合の汗は、ストレスや緊張を感じたときに出る汗と同じく強いにおいを伴う傾向にあります。

体質のため

このほか、汗をかきやすい体質である可能性もあります。生活習慣や気温に関係なく、日常生活に支障を来たすほど過剰な汗が出る場合は、多汗症などの可能性もあります。

日本皮膚科学会のガイドラインでは、明らかな原因がないまま過剰な発汗が6ヵ月以上続き、かつ週1回以上の発汗がある、左右対称に汗をかくなどの項目に複数当てはまる場合は、多汗症の可能性があります。気になる状態があれば医療機関を受診することをおすすめしています。


 2. 今すぐできる脇汗を抑える方法 

脇汗をかいたとき、外出先でもできる対策を知っておくと便利です。すぐにできる対策としては以下のようなものがあります。

首筋やワキの下を冷やす

体を直接冷やして体温を下げると、脇汗を抑える効果が期待できます。首の後ろ(頸動脈)やワキの下には、太い血管が皮膚の近くを通っています。この部分をタオルなどでくるんだ保冷剤や冷たいペットボトルで冷やしてあげることで、脳が「体温が下がった」と判断し、汗を止める指令を出してくれる効果が期待できます。

反面、血管が冷えすぎると、血管が収縮して自律神経の乱れにつながるなど、逆効果になる恐れもあります。頻繁に冷やす、長時間冷やすといったことは避け、心地よいと感じる程度に留めるなど、体調と相談しながら無理のない範囲で行うことが大切です。

深呼吸をする

緊張して汗が出ているときは、体が交感神経優位の状態であることが考えられます。その場合には、強制的にリラックスモード(副交感神経優位)に切りかえるのがおすすめです。

最も手軽な方法としては、深呼吸する方法があります。ゆっくり鼻から息を吸い吐くことで副交感神経が刺激され、動悸や発汗が落ち着く効果が期待できます。肩の力を抜いて目を閉じ、深く息を吸ってから、もう吐けないと感じるくらいまで長く息を吐く動作を繰り返しましょう。心配事などはできるだけ考えないようにし、呼吸に集中するのがポイントです。

ツボ押しをする

汗を抑える効果があるツボはいくつかあります。そのツボを押して刺激するのもひとつの方法です。ここでは、特に効果的といわれているツボについてご紹介します。

大包(だいほう)は、ワキのくぼみから真下に肋骨に沿って指6本分ほど降りた、肋間に触れるツボです。左の大包を刺激する場合には右の中指など力が入りやすい指で刺激します。腕を正面から組むようにして左右同時に刺激することもできます。

屋翳(おくえい)は、バストトップと鎖骨の中央を線で結び、バストトップから5センチ程度上あたりに位置する、鎖骨の下にある大きめの骨の下辺りのツボです。親指など力が入りやすい指で刺激します。

どちらも刺激するときは、ぐりぐりする、皮膚をこするといった行為は避け、痛気持ちいいと感じる程度に徐々に力を入れて、ゆっくりと刺激しましょう。


 3. 脇汗を抑えて汗じみも防げる対策 

脇汗を抑えて汗じみを防ぎたい場合には、下記のような対策があります。

制汗剤・汗拭きシートを使う

脇汗を抑えて汗じみを防ぐには、制汗剤や汗拭きシートを使う方法があります。制汗剤に含まれる制汗成分には、汗の出口(汗腺)を一時的に塞ぐ役割があります。汗をかく前に使うほか、汗をかいた後は汗をよく拭いてから塗り直すことが大切です。

制汗剤はさまざまな形状のものが販売されていますが、使用する部位や肌タイプ、使用感の好み、成分に注目して選ぶと良いでしょう。例えば、敏感肌の方はアルコール(エタノール)やメントールは避けるのもおすすめです。

また、嫌なにおいを防ぎたいなら、単に香りつきのものを選ぶだけでなく、雑菌の繁殖を抑えてにおいの発生を防ぐ効果が期待できる、殺菌作用のある成分が配合されたものを選びましょう。

このほか、サラサラの仕上がりを好むならパウダー配合のもの、衛生面を考え直塗りを避けるならスプレータイプ、ベタつきまで抑えたいなら汗拭きシートがおすすめです。

汗拭きシートは持ち運びにも便利ですが、肌への刺激を避けるために、肌あたりのやさしいシートを選ぶことが大切です。保湿成分が配合されていて、メイク直しや全身に使えるシートなら、外出先で重宝します。さらに、個装タイプなら衛生面を考えてもよいですよね。アルコールの使用・不使用をチェックするのもよいでしょう。

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機能性インナーを着る

冬は重ね着をする機会が多く、衣服の内側に熱や湿気がこもりやすくなります。そのため、気温が低くても脇に汗をかきやすく、汗や皮脂が残ることでにおいが発生しやすくなる点に注意が必要です。こうした冬特有の環境を考えると、冬の脇汗対策では、インナーの素材選びが重要になります。ポリエステルやアクリルなどの化学繊維は吸収性が低く、汗や皮脂が残りやすい傾向にあり、においが発生しやすくなります。

そのため、吸収性に優れた綿やシルクなど、天然素材のインナーがおすすめです。さらに、袖付きのものを選ぶと、脇汗を吸収してくれるため、においが外に漏れにくくなります。

夏の脇汗対策では、合成繊維は避け、通気性の高い綿や麻、シルクなどの天然繊維を選ぶと、においの発生や外ににおいが漏れにくくなるのに役立ちます。また、脇汗の量が気になる場合には、吸収速乾性のある汗取りパッド付きのインナーは、湿気を素早く逃がすため、気になるにおいを抑えることにもつながります。

脇汗パッドを使う

脇汗パッド付きのインナーを選ぶと、服への汗じみを防ぐのに役立ちます。また、脇汗パッドを使えば、汗をかくと服に染みるかも...という不安がストレスになってさらに汗をかいてしまう悪循環を防ぐことにもつながります。

肌に直接貼るフィルムタイプや消臭機能が付いたもの、薄くて洋服に響きにくいものなどがあります。季節を問わず使えるので、肌状態や服の素材などを考慮して選びましょう。


 4. 脇汗をコントロールするには生活習慣にも気をつけよう 

脇汗をコントロールするには、下記のように生活習慣を見直すことも大切です。

刺激物を控えて食生活を整える

香辛料がよく効いた辛い食べ物を食べたとき、反射的に顔や頭皮を中心とした上半身に汗をかくことがあります。これを味覚性発汗といいます。これは、辛い食べ物などを食べることで辛味成分のカプサイシンが舌の感覚神経を刺激したり、体内に吸収されることで体が熱くなったりして起こるといわれています。汗をできるだけかきたくない大切な用事がある日やその前日は、辛い食べ物は控えた方が安心です。

このほか、動物性脂肪が豊富に含まれる食品を多く食べると、汗のにおいがキツくなりやすいといわれています。動物性脂肪が豊富に含まれた食品の摂取は日頃から避け、野菜を多くした、和食中心のバランスの良い食事を心がけましょう。

加えて、体臭につながりやすいにんにくや油っぽい食事、酸化した食品などを口にするのは避けること、腸内細菌のバランスを良くし、体臭発生を防ぐために食物繊維を豊富に摂ることも大切です。

入浴習慣をつける

体臭の原因は、汗そのものではなく、汗と皮脂、雑菌が関係しています。皮膚を清潔に保ち、日頃から汗腺の機能を高めて、良い汗をかくためのトレーニングをしておきましょう。

その一環としておすすめなのが、シャワーではなく湯船につかること。習慣にすることで、サラサラとした、蒸発しやすい良い汗をかける体質へと導く効果が期待できます。

また、自律神経と汗には密接なかかわりがあります。ぬるめのお湯にゆったりとつかることは、副交感神経を優位にし、たかぶった神経をおさめるのにも効果的です。

理想的なお風呂の入り方は、40°C程度のぬるめのお湯に10分〜15分程度、肩までつかることです。人は、深部体温が上がり、それが下がっていく過程で眠気を感じます。そのため、スムーズな入眠につながるほか、深いノンレム睡眠を増加させる効果も期待できます。

このほか、40°C程度のぬるめのお湯に腹部までつかる半身浴もおすすめです。30分ほど入浴し、軽く汗をかく程度を目安にしましょう。半身浴はリラクゼーション効果が期待できるほか、睡眠の質の改善にもつながるといわれています。

忙しいときにはついシャワーだけで済ませてしまうことがあるかもしれませんが、湯船につかることの習慣化をこの機会にぜひおすすめします。

質の高い睡眠をとる

睡眠中は老廃物の排出やホルモン調整などが行われますが、睡眠が不足すると、それらの働きに支障をきたし、においの原因につながる恐れがあります。

また、睡眠が不足すると、交感神経が休まる暇がなくなり興奮状態が続くことから発汗しやすくなるといった影響も懸念されます。

適度な有酸素運動をする

運動不足は汗腺機能の衰えを招き、一部の汗腺から「悪い汗」とよばれるベタベタとしてにおいの強い汗が出ることにつながる恐れがあります。

そのため、ウォーキングなどの軽い有酸素運動を日常的に取り入れて、全身の汗腺をまんべんなく働かせることが大切です。そうすることで、局所的な汗を軽減し、脇汗や嫌なにおいを伴う汗を防ぐことにつながります。

自分なりのストレス発散法を持つ

精神性発汗の最大の原因は、心の緊張にあります。ストレスを完全にゼロにすることは難しいですが、ため込まないことを心がけましょう。

没頭できる趣味を持つ、自分を癒す方法を身につけるなど、自分なりのリセット方法を持っておくと、結果として自律神経の安定につながり、急な発汗を抑える助けになる可能性があります。


 5. まとめ 

悩みは、人に言いにくいものほど深くなってしまい、体に影響をもたらすものです。脇汗もそのひとつですが、原因を知って対策をとることで軽減できる可能性はあります。

ひとりで悩まず、今回ご紹介したような対策を取り、ほかにも気になる状態があれば医療機関を受診するなど、放置しないことが大切です。

執筆・監修遠藤 幸子 エイジング美容研究家/美容ライター

アットコスメ公認ビューティストに認定されたのを足掛かりに、活動をスタート。ウェブや雑誌などで美容コラムの執筆や監修を行う他、テレビやラジオ、雑誌、新聞、広告などに出演。いつまでもキレイでいたいと願う女性に向けて、日々美容情報を発信中。

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