1日3分の健康トレーニング ヘルスケア

スマートフォンやパソコンの画面を見ていて、ふと気づくと目が乾いてゴロゴロした経験はありませんか? この「ドライアイ」は、単なる一時的な目の乾きではなく、目のさまざまな不調を引き起こす原因のひとつ。気になったら、いつでもどこでも、次の2つのトレーニングで改善を目指しましょう。

01. まばたきトレーニング

基本のまばたき:目をギュッとしっかり閉じ、パッと大きく開いて、目の表面に涙のうるおいをいきわたらせる。

1: 1回約10秒かけて、ゆっくり基本のまばたきを繰り返す。(複数回)

2: パチパチと素早く、基本のまばたきを繰り返す。(複数回)

ワンポイントアドバイス

●目を閉じるときは、上のまぶたと下のまぶたがしっかり密着するように意識しましょう。
●目を開けるときは、額を動かさず、まぶたの力だけで開くようにしましょう。



02. あくびトレーニング

「目が乾いたかな」と思ったら、思いきり大きなあくびをして涙の分泌を促す。

ワンポイントアドバイス

●上手にあくびができないときは深呼吸をしてみましょう。大きく口を開けて息を吸い込むと、あくびが出やすくなります。
●悲しいことを思い出して泣いてみるのも良い方法です。



● トレーニングの効果

すこやかな目の表面は全体に均一な涙の膜で覆われ、保護されていますが、「ドライアイ」は涙の膜がデコボコになっている状態。涙の膜で目の表面をうるおすトレーニングと涙の分泌を促すトレーニングが、予防・改善に役立ちます。

● 目のトレーニング前後におすすめ「4つのツボ押し」

目のまわりには、目の疲れを解消するツボがたくさんあります。その代表的なものは下の4つ。魚腰(ぎょよう)は親指、その他は中指を使って、息をゆっくり吐きながら「イタ気持ち良い」と感じる強さで、それぞれ2~3回ずつ刺激しましょう。ネイルが長い方は、人さし指の第二関節やツボ押しアイテムを使ってみましょう。



<予告>
次回のテーマは「足腰」
6月20日(火)公開予定です。お楽しみに!

監修久保田 明子 先生 アイクリニック自由が丘院長 眼科専門医・医学博士

金沢医科大学医学部卒業。同大学病院眼科勤務を経て東京に拠点を移し、アイクリニック自由が丘を開院。著書は『ただ読むだけでぐんぐん目がよくなる久保田式視力回復ドリル』『1日1分 360度眼筋トレーニング メジックミラー120R』(いずれも主婦の友インフォス)。美人眼科医としてテレビ、雑誌で活躍する他、本格的な筋トレでも知られている。

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