
かんたん眼トレで、疲れ目をリセット!
眼・足腰・腸・脳の4テーマに分けて、毎月第1・第3火曜日に手軽なトレーニングをご紹介するこのシリーズ。
今回は、目の疲れでお困りの方におすすめのストレッチを選びました。自宅でもオフィスでも簡単にできて、目も気分もリフレッシュできますよ。
朝起きてから夜眠るまで、一日中働き続けている目の筋肉。その疲れを放置していると、首や肩の不調の原因にもなりかねません。パソコンで仕事をしている方もときどき手を休めて、2つのストレッチで目の筋肉を緩めてあげましょう。
01. 眼球ぐるぐるストレッチ
1: | 軽く目を閉じる。 |
2: | まぶたの内側で、眼球を右回りにゆっくり数回ぐるぐるとまわす。 |
3: | 次は、左回りにゆっくり数回ぐるぐるとまわす。 |
ワンポイントアドバイス
●目を強く閉じすぎないようにしましょう。
●ゆったり、リラックスして行いましょう。
● トレーニングの効果
目をスムーズに動かしているのは、眼球の上下・左右・斜めにある6つの外眼筋(がいがんきん)。小さなデジタル画面を見続けてこわばった外眼筋をほぐすことで、目の疲れやドライアイの改善が期待できます。
02. ピンホールストレッチ
1: | 眼鏡やコンタクトは外し、両手の親指と人さし指の先端を合わせて、小さなダイヤの形をつくる。 |
2: | そのダイヤの穴を、まつ毛が触れるくらいの距離まで目に近づける。 |
3: | 右目で、まず部屋の中の1ヵ所をぼんやり眺め、その後顔を動かしながら部屋全体を1~2分眺める。 |
4: | 左目も同様に行う。 |
ワンポイントアドバイス
●何かに目の焦点を合わせようとせず、ぼんやりと眺めましょう。
●見ていない方の目は閉じた方が集中できますが、ウインクできない方は開いたままでも大丈夫です。
●ゆったり、リラックスして行いましょう。
● トレーニングの効果
目のピント調節をしているのは、眼球にある内眼筋(ないがんきん)。虹彩(こうさい)が光を絞り、毛様体(もうようたい)が水晶体(すいしょうたい)の厚みを変えて焦点を合わせています。特に近くを見ていると疲れやすいのが、この筋肉。小さな穴を通して目に入る光を極端に絞ることで、水晶体の厚みを変えなくても焦点が合いやすくなり、内眼筋を自然に緩めることができます。
● 目のトレーニング前後におすすめ「4つのツボ押し」
目のまわりには、目の疲れを解消するツボがたくさんあります。その代表的なものは下の4つ。魚腰(ぎょよう)は親指、その他は中指を使って、息をゆっくり吐きながら「イタ気持ち良い」と感じる強さで、それぞれ2~3回ずつ刺激しましょう。ネイルが長い方は、人さし指の第二関節やツボ押しアイテムを使ってみましょう。
<予告>
次回のテーマは「足腰」
8月15日(火)公開予定です。お楽しみに!