1日3分の健康トレーニング ヘルスケア

骨の健康に欠かせないのは、カルシウム、日光、そして運動。実は、骨は運動で衝撃や負荷を与えることによって強化されるのです。普段あまり運動をしていない方は、気づかないうちに骨が弱くなってしまいがち。運動が苦手な方でも手軽にできるトレーニングで、毎日コツコツ、骨を強くしていきましょう!

01. エアなわとびトレーニング

基本の動き:なわを持たずに、なわとびの動きをするトレーニング。

1: 体をまっすぐにして立ち、その場で軽くジャンプする。

2: 足首、ひざ、股関節をしっかり使って体を上下させ、静かに着地する。

ワンポイントアドバイス

●なわとびの動きがうまくできない方は、なわのグリップを持ったつもりで、手にボールペンなどを持って回してみましょう。
●完全にジャンプしなくても、つま先を床につけた状態で跳ねるだけでもOKです。



02. かかと落としトレーニング

基本の動き:かかとを上げて落とすだけ。骨を強くする王道のトレーニング。

1: 背筋を伸ばし、足を肩幅に開いてまっすぐに立つ。

2: 両足のかかとを高く上げ、そのままストンと落とす。1+2を10回程度繰り返す。

ワンポイントアドバイス

●テレビを見ながら、歯を磨きながら、電車やバスを待ちながら、気軽にトレーニングしましょう。
●痛くならない程度に注意して続けましょう。



● トレーニングの効果

骨に衝撃と負荷を与えることで、骨を強くし、「骨密度」を高める効果が期待できます。ちなみに、骨量は男女とも20歳頃にピークとなり、40歳くらいまではそのまま推移。その後は緩やかに減っていきます。ただし、女性は閉経前後の数年間で急激に減少。早めに骨を強化するトレーニングを毎日の習慣にしておきましょう。



<予告>
次回のテーマは「腸」。
9月5日(火)公開予定です。お楽しみに!

監修中村 格子 先生 医療法人社団BODHI Dr. KAKUKO スポーツクリニック院長/整形外科医・医学博士

臨床整形外科医・スポーツドクターとして長年トップアスリートを支えてきた中で、誰でも安心して取り組める独自のエクササイズを考案。テレビ・雑誌などのメディアでも活躍中。著書は『大人のラジオ体操』(講談社)、『整形外科医がすすめる!一生スタスタ歩けるフリフリ体操』(共著/学研プラス)など。

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