1日3分の健康トレーニング ヘルスケア

「第2の脳」といわれる指を使ったゲーム感覚のトレーニングで、脳を活性化。仕事や家事のちょっとした合い間に、楽しく集中力を鍛えることができます。

01. 1人じゃんけんトレーニング

基本ルール:「じゃんけん!」のタイミングで片手を先に出し、「ぽん!」でもう一方の手を出す。

1: まず左手でグーを出し、右手は負けるチョキを出す。

2: 左手でチョキを出し、右手は負けるパーを出す。

3: 左手でパーを出し、右手は負けるグーを出す。

4: 次は、右手が勝つようにじゃんけんをする。
先に出す左手:グー→チョキ→パー
後で出す右手:パー→グー→チョキ

5: 左右の順番を変えて先に右手を出し、左手が負けるじゃんけんをする。
先に出す右手:グー→チョキ→パー
後で出す左手:チョキ→パー→グー

6: 次は、左手が勝つようにじゃんけんをする。
先に出す右手:グー→チョキ→パー
後で出す左手:パー→グー→チョキ

ワンポイントアドバイス

●最初はゆっくり、勝ち負けを考えながら、じゃんけんしましょう。
●慣れてきたら、少しずつスピードを上げてみましょう。



02. 両手書きトレーニング

準備:紙と筆記具を用意し、両手に筆記具を持つ。

1: 紙の中央から外側へ向かって、右手は正しい字、左手は鏡文字で「1~10」を同時に書いていく。

2: 同じように「あいうえお」を同時に書いていく。

ワンポイントアドバイス

●ゆっくり考えながら、正確に書きましょう。
●慣れてきたら、さまざまな文字を書いてみましょう。



● トレーニングの効果

集中力以外にも、さまざまな効果が期待できる2つのトレーニング。1人じゃんけんでは「前頭葉(ぜんとうよう)」が刺激され、創造力・推理力・思考力もアップ。両手書きでは空間認識をつかさどる「頭頂葉(とうちょうよう)」が刺激され、40代から衰えやすい動体視力も鍛えることができます。



<予告>
次回のテーマは「眼」。
10月3日(火)公開予定です。お楽しみに!

監修白澤 卓二 先生 白澤抗加齢医学研究所所長 医学博士 お茶の水健康長寿クリニック院長 国際予防医学協会理事長 Residence of Hope館林代表

千葉大学医学部卒業、同大学大学院修了。専門は寿命制御遺伝子の分子遺伝学、アルツハイマー病の分子生物学。アスリートの遺伝子研究。講演活動、テレビ出演・取材など、多方面で活躍。著書は、『脳とこころのアンチエイジング 100歳までボケない101の方法』(文藝春秋)、『長寿脳 120歳まで健康に生きる方法』(ダイヤモンド社)、『1分脳活----脳が10歳若返る!』(自由国民社)など多数。

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