
かんたん腸トレで、免疫力を強化する!
眼・足腰・腸・脳の4テーマに分けて、毎月第1・第3火曜日に手軽なトレーニングをご紹介するこのシリーズ。
今回は、免疫器官としての腸の働きにスポットを当てました。寒さが厳しくなるこれからの季節。腸の働きを高め、防御機能を強化して、外敵やストレスに負けない毎日を過ごしませんか?
腸は、体内の免疫細胞の約7割が集中する大切な免疫器官。腸が弱っていると、本来の防御機能が発揮されず、免疫力も低下してしまいます。ちょっとしたことで体調をくずしやすい方は、腸の働きを整える2つのトレーニングを続けてみましょう。
01. 上体ひねり技トレーニング
1: | 椅子に深く座り、足を肩幅より開く。 |
2: | 右手で左の足首を外側からつかむつもりで、ゆっくり深く前屈する。左手は自然に腰のあたりに添える。 |
3: | そのままの姿勢で腹筋に力を入れ、4秒かけて鼻から息を吸い、8秒かけて口から息を吐く。 |
左手でも同様に行い、左右で1セットとして20セット繰り返す。
ワンポイントアドバイス
●足首の外側をつかむ姿勢が難しい方は、足首の内側をつかむつもりで前屈しましょう。
● トレーニングの効果
コルセットのようにおなかをぐるりと包んでいる大きな腹横筋(ふくおうきん)と、背面から腸を支える多裂筋(たれつきん)を同時に動かすことで、腸全体を効率良く刺激。腸の動きを活性化し、本来の働きを高めます。
02. ゆらゆらトレーニング
1: | あおむけに寝て両腕を床につけ、足は肩幅に開く。
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2: | 上半身はそのままの姿勢を保ち、おなかからつま先まで、下半身全体をゆっくり右側に振るように動かす。
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3: | 同様に下半身全体を左側に動かす。 |
ゆったり呼吸しながら左右交互にゆらゆら動かし、左右で1セットとして10セット繰り返す。
ワンポイントアドバイス
●顔や腕は左右に動かさないようにして、おなかからつま先まで、下半身全体を大きくゆらしましょう。
●下半身を動かしたときに腰が浮いてもOKです。
● トレーニングの効果
忙しい毎日で食生活が不規則な方は、腸にストレスが溜まりやすく、自律神経が乱れがち。下半身を心地よくゆるめ、腸全体をやさしくゆらす動きで、低下した腸の働きと乱れた自律神経が整い、リラクゼーション効果も期待できます。
<予告>
次回のテーマは「脳」。
11月21日(火)公開予定です。お楽しみに!