1日3分の健康トレーニング ヘルスケア

スマートフォンの小さな画面を見続けていると、目の筋肉が固まって周囲への注意力も低下しがち。顔や体の向きを変えなくてもまわりのものや状況を認識できるよう、目の動きをスムーズにして周辺視野を広げる2つのトレーニングをご紹介します。

01. ぐるりと1周トレーニング

1: 片手にスマートフォンを持ち、両目の中心で手をまっすぐ前に伸ばす。

2: スマートフォンを持った手を上に移動させて数秒キープし、両目で画面をしっかり見つめる。続けて右・下・左と同じように行い、右回りにぐるりと1周させる。

3: 左回りでも同様に行う。

ワンポイントアドバイス

●顔を動かさないように注意して、両目だけをゆっくり、しっかり動かしましょう。



02. 上まぶたのトレーニング

1: 上まぶたを閉じ、額を片手で軽く押さえる。

2: 額や眉毛を動かさずに、上まぶたの力だけで目を大きく開く。

3: まぶたをしっかり閉じる。

2と3をゆっくり10秒ほど繰り返す。

ワンポイントアドバイス

●額や眉毛が動かないように注意して、上まぶたの力だけでしっかりまばたきをしましょう。



● トレーニングの効果

目をスムーズに動かしているのは、眼球の上下・左右・斜めにある6つの外眼筋(がいがんきん)。固くなった外眼筋と上まぶたの動きを改善するトレーニングによって、周辺視野を広げる効果が期待できます。

● 目のトレーニング前後におすすめ「4つのツボ押し」

目のまわりには、目の疲れを解消するツボがたくさんあります。その代表的なものは下の4つ。魚腰(ぎょよう)は親指、そのほかは中指を使って、息をゆっくり吐きながら「イタ気持ち良い」と感じる強さで、それぞれ2~3回ずつ刺激しましょう。ネイルが長い方は、人さし指の第二関節やツボ押しアイテムを使ってみましょう。



<予告>
次回のテーマは「足腰」
12月19日(火)公開予定です。お楽しみに!

監修久保田 明子 先生 アイクリニック自由が丘院長 眼科専門医・医学博士

金沢医科大学医学部卒業。同大学病院眼科勤務を経て東京に拠点を移し、アイクリニック自由が丘を開院。著書は『ただ読むだけでぐんぐん目がよくなる久保田式視力回復ドリル』『1日1分 360度眼筋トレーニング メジックミラー120R』(いずれも主婦の友インフォス)。美人眼科医としてテレビ、雑誌で活躍する他、本格的な筋トレでも知られている。

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