
かんたん眼トレで、視界クッキリ!
眼・足腰・腸・脳の4テーマに分けて、毎月第1・第3火曜日に手軽なトレーニングをご紹介するこのシリーズ。
今回は、デジタル生活の影響を受けやすい周辺視野にスポットを当てました。自転車や車の安全な運転、日常のケガ防止などに欠かせない広い視界をキープして、健やかな毎日を過ごしましょう。
スマートフォンの小さな画面を見続けていると、目の筋肉が固まって周囲への注意力も低下しがち。顔や体の向きを変えなくてもまわりのものや状況を認識できるよう、目の動きをスムーズにして周辺視野を広げる2つのトレーニングをご紹介します。
01. ぐるりと1周トレーニング
1: | 片手にスマートフォンを持ち、両目の中心で手をまっすぐ前に伸ばす。 |
2: | スマートフォンを持った手を上に移動させて数秒キープし、両目で画面をしっかり見つめる。続けて右・下・左と同じように行い、右回りにぐるりと1周させる。 |
3: | 左回りでも同様に行う。 |
ワンポイントアドバイス
●顔を動かさないように注意して、両目だけをゆっくり、しっかり動かしましょう。
02. 上まぶたのトレーニング
1: | 上まぶたを閉じ、額を片手で軽く押さえる。 |
2: | 額や眉毛を動かさずに、上まぶたの力だけで目を大きく開く。 |
3: | まぶたをしっかり閉じる。 |
2と3をゆっくり10秒ほど繰り返す。
ワンポイントアドバイス
●額や眉毛が動かないように注意して、上まぶたの力だけでしっかりまばたきをしましょう。
● トレーニングの効果
目をスムーズに動かしているのは、眼球の上下・左右・斜めにある6つの外眼筋(がいがんきん)。固くなった外眼筋と上まぶたの動きを改善するトレーニングによって、周辺視野を広げる効果が期待できます。
● 目のトレーニング前後におすすめ「4つのツボ押し」
目のまわりには、目の疲れを解消するツボがたくさんあります。その代表的なものは下の4つ。魚腰(ぎょよう)は親指、そのほかは中指を使って、息をゆっくり吐きながら「イタ気持ち良い」と感じる強さで、それぞれ2~3回ずつ刺激しましょう。ネイルが長い方は、人さし指の第二関節やツボ押しアイテムを使ってみましょう。
<予告>
次回のテーマは「足腰」
12月19日(火)公開予定です。お楽しみに!