1日3分の健康トレーニング ヘルスケア

道で人や自転車にぶつかることが多かったり、急に動いたときによろめきやすい方は、動体視力が低下している可能性があります。動体視力は、何歳になっても鍛えることができる能力。自宅や電車の中で簡単にできる、2つのトレーニングをご紹介します。

01. 自宅で動体視力トレーニング

1: 両手を肩の高さでまっすぐ前へ伸ばし、親指を立てる。

2: 顔を動かさずに、左右の親指の爪を交互に素早く見る。(約30秒)

3: 両手を大きく広げ、顔を動かさずに、左右の親指の爪を交互に素早く見る。(約30秒)

ワンポイントアドバイス

●親指の爪にしっかりピントを合わせながら、できる限り速く目を動かしましょう。
●慣れてきたら、左右だけではなく、上下でもトレーニングしてみましょう。
●集中しすぎて、まばたきを忘れないようにしましょう。



02. 電車で動体視力トレーニング

電車に乗っているときに、動いている電車の窓から外の看板や通過駅の表示などを読む。

ワンポイントアドバイス

●頭を動かさず、目だけで動いている目標をとらえるようにしましょう。



● トレーニングの効果

動体視力に関係しているのは、眼球を動かす外眼筋(がいがんきん)とピントを調節する内眼筋(ないがんきん)。その両方を鍛える2つのトレーニングで、年齢とともに低下しやすい動体視力の維持や強化が期待できます。

● 目のトレーニング前後におすすめ「4つのツボ押し」

目のまわりには、目の疲れを解消するツボがたくさんあります。その代表的なものは下の4つ。魚腰(ぎょよう)は親指、そのほかは中指を使って、息をゆっくり吐きながら「イタ気持ち良い」と感じる強さで、それぞれ2~3回ずつ刺激しましょう。ネイルが長い方は、人さし指の第二関節やツボ押しアイテムを使ってみましょう。



<予告>
次回のテーマは「足腰」
2月20日(火)公開予定です。

眼のトレーニングは、今回で修了です。
自分に合ったケアを続けて、
これからも元気な目をキープしましょう。


監修久保田 明子 先生 アイクリニック自由が丘院長 眼科専門医・医学博士

金沢医科大学医学部卒業。同大学病院眼科勤務を経て東京に拠点を移し、アイクリニック自由が丘を開院。著書は『ただ読むだけでぐんぐん目がよくなる久保田式視力回復ドリル』『1日1分 360度眼筋トレーニング メジックミラー120R』(いずれも主婦の友インフォス)。美人眼科医としてテレビ、雑誌で活躍する他、本格的な筋トレでも知られている。

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