
かんたん眼トレで、動体視力を鍛える!
眼・足腰・腸・脳の4テーマに分けて、毎月第1・第3火曜日に手軽なトレーニングをご紹介するこのシリーズ。
今回は、動きをとらえる動体視力の眼トレです。車の運転やスポーツのためだけではなく、日常生活での思わぬケガや転倒を防ぐためにも、ぜひ毎日の習慣にしましょう。
道で人や自転車にぶつかることが多かったり、急に動いたときによろめきやすい方は、動体視力が低下している可能性があります。動体視力は、何歳になっても鍛えることができる能力。自宅や電車の中で簡単にできる、2つのトレーニングをご紹介します。
01. 自宅で動体視力トレーニング
1: | 両手を肩の高さでまっすぐ前へ伸ばし、親指を立てる。 |
2: | 顔を動かさずに、左右の親指の爪を交互に素早く見る。(約30秒) |
3: | 両手を大きく広げ、顔を動かさずに、左右の親指の爪を交互に素早く見る。(約30秒) |
ワンポイントアドバイス
●親指の爪にしっかりピントを合わせながら、できる限り速く目を動かしましょう。
●慣れてきたら、左右だけではなく、上下でもトレーニングしてみましょう。
●集中しすぎて、まばたきを忘れないようにしましょう。
02. 電車で動体視力トレーニング
電車に乗っているときに、動いている電車の窓から外の看板や通過駅の表示などを読む。
ワンポイントアドバイス
●頭を動かさず、目だけで動いている目標をとらえるようにしましょう。
● トレーニングの効果
動体視力に関係しているのは、眼球を動かす外眼筋(がいがんきん)とピントを調節する内眼筋(ないがんきん)。その両方を鍛える2つのトレーニングで、年齢とともに低下しやすい動体視力の維持や強化が期待できます。
● 目のトレーニング前後におすすめ「4つのツボ押し」
目のまわりには、目の疲れを解消するツボがたくさんあります。その代表的なものは下の4つ。魚腰(ぎょよう)は親指、そのほかは中指を使って、息をゆっくり吐きながら「イタ気持ち良い」と感じる強さで、それぞれ2~3回ずつ刺激しましょう。ネイルが長い方は、人さし指の第二関節やツボ押しアイテムを使ってみましょう。
<予告>
次回のテーマは「足腰」
2月20日(火)公開予定です。
眼のトレーニングは、今回で修了です。
自分に合ったケアを続けて、
これからも元気な目をキープしましょう。