1日3分の健康トレーニング ヘルスケア

季節の変わり目に体調やお通じの乱れが気になる方は、筋肉が衰えて腸が弱っているのかもしれません。腸のまわりの筋肉をしっかり動かすトレーニングで、腸の位置とすこやかな働きを整えましょう。同時に、体幹の強化や基礎代謝のアップも期待できます。

01. 全身ひねり技トレーニング

1: 椅子に深く腰掛け、片方のひじと反対側のひざをリズミカルに近づける。

2: 左右で1セットとして20~30セット繰り返す。

ワンポイントアドバイス

●息を止めると動きも止まってしまいます。自然な呼吸を保ってトレーニングしましょう。



● トレーニングの効果

腸全体を包む腹横筋(ふくおうきん)と、上半身と下半身をつなぐ大腰筋(だいようきん)をしっかり動かすトレーニング。腸の働きを整えると同時に、体幹を強化して腰痛を防ぐ効果も期待できます。

02. 体幹&代謝トレーニング

1: 両足を肩幅に開いて立ち、頭の後ろに手を置く。

2: 息を吐きながら、肩の力を抜いて肩甲骨をゆるめ、おへそを覗き込むように頭を下げて、おなかに力を入れる。

3: 息を吸いながら、ひじを上げて体をそらし、胸を大きく広げる。

2と3を最低10回、できれば20回繰り返す。

ワンポイントアドバイス

●ゆっくり深い呼吸を意識してトレーニングしましょう。



● トレーニングの効果

深い呼吸で全身の血行を促しながら、大腰筋(だいようきん)と腸骨筋(ちょうこつきん)を鍛えるトレーニング。腸を活性化すると同時に、体幹の強化や基礎代謝アップ、肩甲骨まわりのストレッチ効果も期待できます。



次回のテーマは「脳」。
3月19日(火)公開予定です。お楽しみに!

腸のトレーニングは今回で修了です。
自分に合ったケアを続けて、これからも元気な腸をキープしましょう。

監修小林 暁子 先生 医療法人社団 順幸会 小林メディカルクリニック東京 理事長・院長、医学博士

順天堂大学医学部卒業後、同大学総合診療科を経て、2005年にクリニックを開業。併設の便秘外来では15万人以上を治療。テレビ出演、講演の他、『医者が教える最高の美肌術』(アスコム)、『女性の自律神経の乱れは「腸」で整える』(PHP研究所)、『免疫力を上げる健美腸ルール ウイルスや菌に負けない体をつくる』(講談社)など著書多数。

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