
ケールのパワーをいただこう!
日々寒さが増し、鍋料理が恋しくなるシーズンがやって来ました。野菜をたっぷり摂っているつもりでも、似たような種類ばかりでは栄養も偏りがち。ケールなどの緑黄色野菜を味方につけましょう。
夏に比べて白っぽい野菜が多い冬
これから旬を迎える冬野菜には、白菜や大根、長ねぎなど色の薄い淡色野菜が目立ちます。寒い時季は鍋料理を筆頭にこれらの出番が多く、色の濃い緑黄色野菜※は不足しがち。淡色野菜にはビタミンCや食物繊維などが含まれていますが、淡色野菜では摂りにくい栄養素を多く含む緑黄色野菜も、バランス良く食べたいものです。
※緑黄色野菜とは、原則として可食部100g当たりカロテン含量が600マイクログラム(μg)以上の野菜のこと。(出典:厚生労働省 e-ヘルスネット)
冬を乗り切る栄養素を摂る、とっておきの方法
緑黄色野菜に含まれるベータカロテン※やビタミンC、E、ポリフェノールは、サビない毎日のために欠かせない栄養素。夏の紫外線対策だけでなく、冬の寒さに負けない体作りのためにも、この時季に緑黄色野菜を摂るのはとても大切です。冬が旬の緑黄色野菜にはほうれん草や春菊、小松菜などがありますが、実はそれ以上に栄養豊富で、しかも手軽な野菜の摂り方があるのです。
※ベータカロテンは体内で必要に応じてビタミンAに変換されます。
冬こそケール青汁の出番です!
ケールは下のグラフが示すとおり、「野菜の王様」と呼ばれるほど栄養価の高い緑黄色野菜。粉末タイプのケール青汁を常備しておけば、野菜を洗ったり切ったりする手間もいらず、いつでも気軽に摂れるので、冬の緑黄色野菜の補給にぴったりです。今年の冬は鍋料理+ケール青汁で、栄養チャージしませんか?
ケール生葉100g当たりの栄養素比較
出典:「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」100g当たりの栄養素比較(ケールを100とした場合)
ケールが野菜の王様と呼ばれるワケ
同じ100gで比較しても、栄養の豊富さとバランスの良さは断トツ。特にカルシウムの吸収率は、牛乳と同等以上です。
イラスト:小迎裕美子