
光の刺激から目を守る ルテイン、ゼアキサンチン
現代人の健康のお悩みを助ける機能性成分たちの、知られざる役割をご紹介。
今回は、目の健康をサポートするルテインとゼアキサンチンが登場します!
ルテイン、ゼアキサンチン プロフィール
クリアな毎日をサポートする目の番人ペア
名前:ルテ&ゼア姉妹
架空の楽園「アイ・ランド」(eye land)で暮らす双子の仲良し姉妹、ルテちゃんとゼアちゃん(※1)。サングラスをして日光浴を楽しんだり、にんじんジュースやグリーンスムージー(※2)を愛飲する、ストレスフリーな生活を送っています。優雅に見えても、人間界から要請がきたらすぐに出動! 2人の任務は、現代人の目のお悩みを助けること。光の刺激により発生するダメージを撃退したり、ぼやけをケアして見る力をサポートしたりと、2人で協力し合ってパワーを発揮。最近では、目の老化が気になる中高年だけでなく、パソコンやスマートフォンを多用する若い世代からのSOSも増えています。
※1 ルテインとゼアキサンチンは、ともに目の網膜の黄斑部に存在し、よく似た構造と働きを持ちます。
※2 ルテインとゼアキサンチンは緑黄色野菜に多く含まれています。
ルテイン、ゼアキサンチンの特徴は?
特徴01.目の黄斑部にある色素を構成する成分
ルテインとゼアキサンチンは、目の網膜の中心にある黄斑部に存在する色素。視覚機能に重要な役割を担うことが知られています。
特徴02.光の刺激から目を保護する
ルテインとゼアキサンチンは、光のダメージから目を保護する働きがあります。
特徴03.ぼやけを緩和する
ルテインとゼアキサンチンは、目のコントラスト感度をサポートする働きがあります。ぼやけが緩和されることで、はっきりと見る力をサポートします。
ルテインが含まれる主な食品
摂り方説明書
ケールやブロッコリー、ほうれん草などの緑黄色野菜や、卵に多く含まれています。ルテインを含むカロテノイドは脂溶性の成分のため、油と一緒に摂ると効果的です。また、加齢とともに大幅に減少し、体内で合成できないため、毎日しっかりとおぎなうことが大切です。
ゼアキサンチンが含まれる主な食品
摂り方説明書
パプリカ、ほうれん草、ケールなどの緑黄色野菜や、とうもろこし、卵に多く含まれています。ルテイン同様、体内で合成することができず、年齢とともに減っていくため、食事やサプリメントなどで意識しておぎなうと良いでしょう。
管理栄養士が教える!
ルテイン、ゼアキサンチンが摂れるメニューMEMO
ケールのシーザーサラダ
※写真はイメージ
ルテインとゼアキサンチンが多く含まれる野菜の代表格で、栄養価の高いケールを主役にしたサラダをご紹介。食べやすいサイズにちぎったケールを器にたっぷり盛り付けたら、ゆでたブロッコリーやとうもろこし、ラディッシュ、ミニトマト、スライスアーモンドやくるみなど好みの食材をのせて、シーザードレッシングで全体をあえたら完成です。
ルテインやゼアキサンチン、ベータカロテンは脂溶性のため、ナッツやドレッシングなど油を含むものを一緒に摂ると吸収率がUP。また、ほろ苦いケールと、チーズのコクのドレッシング、香ばしい食感のナッツは、味わい的にも相性抜群です。
ドレッシングは身近な材料で手軽に作れるので、ぜひ自家製にチャレンジを。マヨネーズ、牛乳、粉チーズ、レモン汁をおおよそ2:2:1:1の割合で加えて混ぜ、最後に塩コショウで味を整えてください。好みでおろしにんにくを入れてもおいしいですよ。
知ってるとうれしい
ルテイン&ゼアキサンチンのヒミツ
ルテインとゼアキサンチンが働く「黄斑部」は、直径1.5~2mm程度の非常に小さな部位ですが、ものの形を識別したり、色を見分ける重要な働きを担っています。網膜の中で最も感度が高く、いちばん大切な場所といえます。
機能性成分ちゃん
人間の女の子・栄養素ちゃんをそっと空から見守る守護天使のような存在。天界に住んでいて、栄養素ちゃんのピンチを感じると、さまざまな機能性成分に栄養素ちゃんのサポートをお願いしてくれる。
※機能性成分とは、役割・機能を持つ食品成分の総称。5大栄養素と区別され、必要な栄養素ではないものの、摂取することで健康の維持・増進などの働きが期待される健康サポート成分です。さまざまな機能性成分が、さまざまな食品に含まれていることが日々の研究で明らかになってきています。
漫画・キャラクター制作:なかきはらあきこ