
「ローテーションコア」のトレーニング【約5分】 | 12ヵ月ストレッチチャレンジVol.12
1年後の「しなやかな体」を目指し、自宅でできるストレッチ動画を毎月紹介する「12ヵ月ストレッチ計画」。4クール目・コアトレーニングの最終回は、体をひねる力を鍛えるトレーニング「ローテーションコア」です。トレーナー杉浦さんと一緒にチャレンジしましょう!
12ヵ月計画のスケジュールは・・・
教わったのは・・・
「ローテーションコア」2STEPトレーニング
コアトレーニング※の3ヵ月:パーツごとにコアを鍛えます。
※コアトレーニングとは?
体の中心軸を鍛え、腕や脚の筋肉・関節に余計な力を入れなくても、精度の高い動きができるようになるためのトレーニング。
STEP1:バードドック
1.マットに四つん這いになり、肩の真下に手首、骨盤の真下にひざがくるようにします。
2.左脚を後ろに伸ばし、対角線側になる右手を前に伸ばしましょう。
3.右のひじと左のひざを、おへその位置で合わせるように近づけてから、2の姿勢に戻します。
*2と3の動きを10回繰り返します。反対側も同様にチャレンジ!
● POINT
腕と脚を伸ばしたとき、体が不安定になりぶれやすいので、一度動きをしっかり止めることを意識します。手先と足先をなるべく体から遠くに伸ばすと同時に、体を支えている側の手首とひざも意識してください。このとき、腰は反りすぎないよう、お腹に力を入れてまっすぐの姿勢をしっかりキープ。呼吸はゆっくりと動作に合わせ、ひじとひざを近づけるときに息を吸い、戻すときに吐きます。
● GOOD
体に余計な負担をかけずに腕や脚を動かすことで、腰痛や肩コリの解消が期待できます。全身のバランス感覚を整え、柔軟性を高める効果も。
STEP2:ハーフニーイング・チェストオープナー
1.片ひざで立ち、骨盤とひざがそれぞれ90度になるように姿勢を整えます。
2.両腕をまっすぐ前に伸ばして手を胸の前で合わせ、前に出している脚と同じ側の腕を、呼吸を吐きながらゆっくり開いていきましょう。胸・上半身全体をひねることを意識します。
3.呼吸を吸いながら上半身を戻し、手を胸の前で合わせます。
*2と3の動きを10回繰り返します。反対側も同様にチャレンジ!
● POINT
体を動かすとき、目線は常に指先を追うようにします。体がぶれないよう、中心軸のコアやお尻を意識して下半身をしっかり固定します。体の外側の筋肉(アウターマッスル)に力が入らないよう意識しましょう。余計な場所に力が入ってしまう場合は、指定の秒数や回数にこだわらず、まずは正しい体の使い方を優先するようにしてみてください。
● GOOD
ひねる動きに体が耐えられるようになり姿勢が安定するため、腰痛の予防や改善が期待できます。
● CHALLENGE
片腕を天井に向かって大きく上げてから体の後ろに下ろし、頭の上で半円を描くように動かします。腕の動作に合わせて上半身をひねり、目線は指先を追いかけましょう。
●ローテーションコアトレーニングまとめ
今回のローテーションコアでは、体をひねる動きを鍛えました。左右「どちらかだけが動きやすいな」と感じる方が多かったのではないでしょうか?左右差の癖が常態化していると、筋肉の左右バランスが崩れて腰痛の原因になることがあります。このトレーニングを続け、左右のバランスを整えることで、痛みの予防・姿勢の改善につながります。
12ヵ月ストレッチ計画おさらい
12ヵ月のメニューは・・・
●「筋膜リリース」:筋膜をほぐす
● 「アクティブストレッチ」:筋膜につながる大きな筋肉を伸ばして柔らかくする
● 「関節モビリティ」:筋肉につながる関節の可動域を広げる
● 「コアトレーニング」:これまで鍛えた筋肉と関節を使って体を動かし、「前後」「左右」「ひねる」動きを向上させる
● 「習慣にする」ハードルを越えるために
「継続が大事」とは良く耳にしますが、習慣にすることが第一にして最大のハードルですよね。そこで、12ヵ月ストレッチ計画は、「朝起きたときや寝る前、いつもの生活の中で、簡単だけど効果があるメニューにしたい!」と、トレーナーの杉浦さんに考案していただいた、オリジナルトレーニングです。人生100年時代、ぜひ皆さまのしなやかで揺るがない体づくりにお役立てください!