筋肉が未来の健康を守る!! 今、筋肉について知っておきたいこと
筋肉を増やす習慣があるかないかで、現在の日常はもちろん、未来の生活まで変わってきます。あなたの理想は、どんな未来ですか? 筋肉がある・ない場合のメリット・デメリットを確認しましょう。
筋肉は何歳からでも、90歳からでも増やせます。
転倒を防ぐ未来をつくることが大切です
\あなたはどっちの未来を選ぶ? 時系列で見る/
筋肉
増やすと良いこと
or
減ると困ること

・肩こりやめまいなどなんとなく感じていた不調が減ってきている。
・脂肪がつきにくくなり、スタイルが変わらない。
・動いていても疲れはあまり感じない。いろいろなことにチャレンジ!

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・年々食べる量は減ってきているのにたるむ一方...。
・肌悩みが年々増えていき、鏡を見るたびにため息。
・毎日の買い物の荷物が重くてもうムリかも...。


・背中がまっすぐのまま、美しい姿勢をキープ。
・丈夫な足腰で階段もラクラク。
・若返っている気がする?
・同年齢の友人と比べると、たるみが少なく、しなやかな肌を維持。

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・階段を上るとすぐに息切れ。ひざに違和感も。
・年齢とともに腰が曲がり、姿勢をキープするのが大変。
・疲れを感じがち。体・心にパワーがなく、新しく何かを始める気分になれない。


・家族に迷惑を掛けることなく自立して楽しい毎日を送っている。

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・転倒してしまい、寝たきり生活。

特に筋肉のない"やせ"が絶望的な未来につながります
近年、日本人女性の"やせ志向"が進み、筋肉の少ないやせすぎの方が増えていますが、これは大変危険です。低エネルギー代謝が糖尿病のリスクを高めたり、骨密度の低下にも影響を与えます。将来、転倒骨折による寝たきりのリスクを防ぐためにも、バランスのとれた食生活と、筋活="筋トレの継続"が、とても重要なのです。

今、伝えたい筋活の話
健幸(けんこう)な未来のために、なぜ筋肉が必要なのか
理由1
筋活をする人は「健幸な未来」を手に入れることができます。
筋肉は立つ、歩く、姿勢を維持するなどの基本的な動作に不可欠です。しかし、筋肉の役割はそれだけではありません。代謝を促して体力をアップさせ、疲れにくい体をつくります。さらに、筋肉が収縮する際に分泌される「健康ホルモン」が、脳の働きを活性化させたり、さまざまな病気の予防につながることもわかっています。つまり、筋活をして筋肉を維持することで、健康&幸せ=「健幸な未来」へと導いてくれるのです。
理由2
筋肉は、何歳からでも増やすことが可能です。
筋肉量は20代をピークに、30代以降は何もしなければ年1%ずつ減り続けます。10年後には10%、20年後には20%減...。だからといって、諦める必要はありません。私たちの体は年々老化していきますが、筋肉だけは「老化の流れに逆らうことのできる臓器」なのです。筋活を始めれば、たとえ90歳からでも筋肉の量を増やしたり、機能を高めることが可能です。
理由3
自分に合った負荷の筋トレを続ければ良い。
「筋トレ」と聞くと、つらいイメージや、ムキムキになるためのものと誤解しているかもしれません。しかし、人間の活動に欠かせない体の動きを維持するのに、どれくらいの筋肉が必要かは明らかになっており、必要以上に負荷を掛けなくても良いのです。まずは自分に合った筋トレを始めてみましょう。
理由4
「筋活」と「ウォーキング」は、健康長寿を実現する運動の「両輪」。
ウォーキングは最も手軽な運動法ですが、ウォーキングなどの有酸素運動では、筋肉量を増やすことはできないのです。しかし、脂肪燃焼や代謝促進には有効です。筋活と有酸素運動はどちらも大切で、並行して行うことで相乗効果が生まれます。
理由5
老後の筋肉量プランは、老後のマネープランと同じくらい大切。
日々のトレーニングは、まさに「筋肉の積み立て貯金」のようなもの。お金の投資は損をすることもありますが、筋活の投資をコツコツとやり続ければ、自分にとって100%プラスになります。筋肉という資産が確実に増えて、未来への安心感を得ることができます。
"健幸"のために注目しておきたい筋肉を発表!
特に重要なのは、体全体を支える「大腰筋(だいようきん)」。また、下半身の大きい筋肉は加齢とともに減りやすいため、優先的に鍛えましょう。上半身の筋肉を鍛えることは、肩こりなどの改善にもつながります。

久野先生がすすめる!
これだけはやっておきたいエクササイズ
満足できる未来のためには、筋活="筋トレの継続"が重要です。そこで、運動が苦手な方でも、すんなりできて効果を実感しやすいエクササイズをご紹介!
座りながら太もも上げ
ここを鍛える!:大腰筋・大腿四頭筋・腹直筋+ふくらはぎ
POINT:腹筋に力が入るのを意識

① イスに浅く腰掛けて背すじを伸ばし、座面をつかみます。
② 片脚を引き上げながら上体をかがめ、ひざをゆっくり胸に引きつけて、戻します。
脚の前後運動
ここを鍛える!:大腰筋・大腿四頭筋+大殿筋(だいでんきん)、股関節、ふくらはぎ
POINT:できるだけ脚を大きく動かす

① 片手でイスの背をつかみ、片脚のひざを曲げて大きく引き上げます。
② 脚を大きく後ろへ引き、ひざ・ふくらはぎ・アキレス腱を伸ばします。
まき割りスクワット
ここを鍛える!:大腰筋・大腿四頭筋・ハムストリングス・上半身の筋肉+大殿筋
POINT:お尻を突き出し、ひざがつま先より前に出ないように

① 両腕を伸ばして手を組み、ひざの高さまでゆっくりと腰を落とします。
② まき割りの要領でゆっくりと腕を上げ下げし、元の姿勢に戻ります。
エクササイズのPoint!
● 強化する筋肉をさわり、力が入っているか確認しながら行いましょう
● 週3回、2〜3種を目安に行うのが理想的
● 最初は各種目5回(片脚ずつの種目は左右それぞれ)を1セット。慣れてきたら3セットが目標
● 速い動きで行っても効果薄。1回の動きは7秒を目標にゆっくり行いましょう
続けることに意味があります。無理のない範囲で、筋活を長く続けていきましょう

イラスト:二階堂ちはる



