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睡眠のお悩みに詳しい医師が解説!

監修中村 真樹(なかむら まさき)先生 青山・表参道睡眠ストレスクリニック院長、日本睡眠学会総合専門医

東北大学病院精神科・外来医長、睡眠総合ケアクリニック代々木・院長を経て、2017年に現クリニックを開院。臨床と研究の両面から睡眠の問題に取り組む。著書に『仕事が冴える「眠活法」』(三笠書房)など。

睡眠の三大モヤモヤ その①

なかなか寝つけず、ヒツジの数が増えていく一方・・・。


ストレスが主な原因。溜めない心がけが大事

世代を問わず多く見られる睡眠の悩みの一つ「寝つきの悪さ(入眠困難)」の主な原因は、さまざまな環境で起きるストレスです。緊張や不安があると、疲れていても脳が休まらず、眠りに入りにくくなります。
寝つきを良くするには、日頃からストレスを溜め込まないことに加え、就寝30~60分前にリラックスタイムをつくることが大切です。深呼吸をしながら行う軽いストレッチやヨガの動きは、心身を落ち着かせる助けになります。寝室の照明を暖色系にするのもおすすめです。
また、更年期以降は、夜に脚の不快感が起こって眠りの妨げになる「むずむず脚症候群」が増える年代でもあります。脚の不快感が強い場合は、医療機関に相談しましょう。


睡眠の三大モヤモヤ その②

夜中に目が覚めてしまい、眠りから途中下車・・・。朝早く目が覚めることも・・・。


加齢とともに睡眠が変化するのは自然なこと

いわゆる「中途覚醒」「早朝覚醒」は、加齢が関係していることがあります。年齢を重ねると、眠りを促すホルモンのメラトニンが減少するなど、睡眠を維持する機能が徐々に低下していくためです。
加齢とともに必要な睡眠時間は次第に短くなり、質も低下(下図参照)。若い頃より長く眠れなくなること自体は、自然な変化といえます。日中の活動に支障がなければ、過度に心配しなくても良いと思います。


睡眠の三大モヤモヤ その③

日中ウトウト・・・気がついたら舟を漕いでいる。


眠気のリズムによるもので心配しすぎないでOK

日中の眠気の原因で最も多いのは、睡眠不足です。個人差はありますが、20~60代の働く世代では、7時間前後の睡眠が目安とされています。
また、人は体内リズムの影響で、日中も小さな眠気の波が起こります。これを特に感じやすいのが午後2~3時頃で、この時間帯に眠くなるのは生理的な現象。ただし、日常生活に支障が出るほど眠い状態が続く場合は、日本睡眠学会の専門医師がいる医療機関の受診をおすすめします。


POINT
イスで10〜20分ほど寝てしまいましょう

昼間に強い眠気を感じた場合は、短時間の仮眠で脳をリフレッシュしましょう。
横になって眠り込むと夜の睡眠に影響するため、座った状態で軽くウトウトする程度がおすすめ。

中村先生に聞いて解決!
睡眠の素朴な疑問Q&A

Q. 就寝前にスマートフォンを見るのは睡眠の妨げになる?

A. スマートフォンのブルーライトを就寝前に浴びるのは良くないとされていますが、大人への影響は比較的少ないともいわれています。問題なのは、スマートフォンをつい見続けて、脳が興奮状態になること。就寝60分前からは使用を控えるのがおすすめです。

Q. 電車やバスでの移動中につい寝てしまうのはダメなこと?

A. 朝、朝食を食べても眠気が残っている・・・。そんなときは、かなり睡眠が不足しています。朝に強い眠気がある場合、通勤中の電車内などで仮眠をとることは問題なく、リフレッシュになります。夕方以降は夜の寝つきに影響するため注意しましょう。

Q.中村先生が、快眠のために「これだけは」心がけていることは?

A. 規則正しい睡眠リズムを保つため、毎日なるべく同じ時間帯に寝るようにしています。休日も就寝時間は変えず、疲れが溜まっている場合は、起床時間を1~2時間遅らせることで不足分を調整。寝不足は寝ない限り解消しませんので、まずはしっかり眠ることを意識しています。



中村先生からのmessage

「できることから一つずつ」

昔ほど眠れなくなるのは自然なことなので、気にしすぎる必要はありません。睡眠は心理的な影響を受けやすく、頑張って寝ようとすると逆に緊張して眠れなくなるものです。まずは、眠りを妨げるストレスを一つずつ減らすことから始めてみましょう。

イラスト:二階堂ちはる

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