まぶたのむくみを今すぐなんとかしたい! むくみの原因4つと、すぐできる解消法や日常的に行いたい予防法
年齢とともに代謝が悪くなり、まぶたがむくみやすくなっただけでなく、むくみが解消されにくくなったようにも感じている方も多いのではないでしょうか。
目元がむくんでいると、目が小さく見え、メイクの主役となるアイメイクも映えなくなってしまいます。できる限りすっきりとした目元を目指したいところです。今回は、むくみ予防と解消のために今からできることをご紹介します。
1. まぶたのむくみとは?
まぶたのむくみとは、皮膚や皮膚の下に老廃物や水分が溜まっている状態のことを指し、医学用語では「浮腫(ふしゅ)」といいます。
まぶたは皮膚が薄く脂肪が多いため、むくみがあらわれやすいといわれています。朝起きたときにまぶたがむくんでいるのは、寝ている間に体内の老廃物や水分が頭の方に溜まるためです。
また、人間の体のほとんどは水分でできているといわれており、成人で体全体の約60%を占めています。体内の水分バランスが崩れることで、余分な水分が溜まりむくみに繋がります。
2. まぶたがむくむ原因は4つ
日常の中で、まぶたがむくむ原因として考えられるのは、下記の4つです。
塩分の摂り過ぎ
まぶたがむくむ原因としてよくあるのが、塩分の摂り過ぎです。塩分を多く摂ると、体内の塩分濃度を調整するために、体は水分を溜め込みやすくなります。その結果、むくみが生じやすくなります。
飲酒
飲酒も、まぶたのむくみの原因となります。アルコールを多く摂ると、血液中のアルコール濃度が高まり、血管が拡張します。それによって水分処理が間に合わなくなり、むくみやすくなってしまいます。
血行不良
冷えや睡眠不足などで血行不良になると、老廃物や余分な水分がうまく排出できなくなり、むくみに繋がります。また、前述の塩分の過度な摂取も血圧の上昇に繋がり、血行不良の原因となることがあるので注意をしましょう。
まぶた周辺の摩擦
泣いた後や目がかゆいときについまぶた周辺をこすってしまい、まぶた周辺がむくんだ経験がありませんか? これは、目をこすった刺激で血管から水分が漏れるためです。メイクをするときやメイクを落とすときにも摩擦に気をつけましょう。
3. まぶたのむくみ予防する方法
すっきりとした目元のために日常的に取り入れることができる、まぶたのむくみ予防法は下記の通りです。
食事
まずは、日々の食生活で塩分をとりすぎないようにしましょう。外食やインスタント食品など塩分の多い食事を控え、減塩調味料に切り替えるのも一つの方法です。
それに加えて、カリウムを豊富に含む食材を心がけて摂取することも大切です。カリウムには、ナトリウムを体外に排出しやすくする作用があるので、塩分をとり過ぎてしまったときに調整してくれる役割が期待できます。
【カリウムを豊富に含む食材(含有量は可食部100g当たり)】
- パセリ(1,000mg)
- とうがらし(650mg)
- ほうれんそう(690mg)
- さといも(セレベス/660mg)
- さといも(640mg)
- みつば(切みつば/640mg)
- 芽キャベツ(610mg)
※参考:食品成分データベース
マッサージ
<ツボ押し>
ツボを押すときは指を使い、痛気持ちいいと感じる強さで刺激しましょう。下記のツボは、いずれもまぶたのむくみや目の疲れの軽減が期待できます。
- 攅竹(さんちく) 左右の眉頭の横にあります。
- 晴明(せいめい) 左右の目頭と鼻の骨の間にあります。
- 魚腰(ぎょよう) 眉毛の真ん中にあります。
また下記のツボは、血行を良くして目の疲れやまぶたのむくみを解消するのに効果が期待できます。
- 天柱(てんちゅう) 髪の生え際の中央付近で、首の太い骨のすぐ外側にあります。
- 風池(ふうち) 髪の生え際の中央付近で、首の太い骨の外側のくぼみ部分にあります。
<マッサージ>
マッサージする場所にオイルやクリームなどを塗り、必ず指のすべりをよくした状態で行いましょう。また、指先に力を入れ過ぎず、皮膚にシワがよったり、摩擦を与えたりしないように注意しながら行うことが大切です。
① 両目の目頭の下あたりに両手の薬指をおき、目の下を通ってこめかみまで、老廃物を流すようなイメージで手を動かしましょう。これを2~3回繰り返します。
② 両目の目頭の上、眉の下あたりのくぼみに親指を差し込み、骨に沿うようにしてこめかみまで流しましょう。これを2~3回繰り返します。
③ 左右の耳を軽く引っ張りながら、耳全体をマッサージしましょう。最後は、リンパに老廃物を流すイメージで首を通ってデコルテに流し、軽く脇を揉むようにマッサージしましょう。
このほか、肩を回したり、全身のストレッチを行うことも効果的です。
以下の記事では頭皮マッサージについて詳しくご紹介しています。併せてご覧ください。
スキンケア
むくみを意識したスキンケアでは、引き締め効果のある化粧品を取り入れる方法もあります。
また、まぶたは皮膚が薄くデリケートなため、外からの刺激を受けやすく乾燥などの肌トラブルが起きやすいパーツです。日頃から十分な保湿を行い、まぶたや目の周りの潤いを保っておくことが大切です。
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サプリメント
この他、サプリメントを摂取するという方法もあります。過剰に摂取した塩分を排出する作用がある「カリウム」や、巡りをサポートするハーブ「メリロート」などがポピュラーです。
4. すぐできる! まぶたのむくみ解消法
まぶたのむくみ予防に取り組んでいても、むくみが生じることがあります。そんな緊急時に行う解消法をご紹介します。
まぶたのむくみは、温めることと冷やすことを交互に繰り返すことがおすすめの解消法です。そうすることで血行が促進され、むくみを解消する効果が期待できます。
準備するもの
- 肌あたりの良いタオル
- 保冷剤(なければ氷でも代用可。)
- ガーゼやハンカチなど薄めの布
方法
① タオルを水で濡らし、ゆるめに絞ります。
② 絞ったタオルを電子レンジで温めます。500Wで30秒から50秒を目安に調整しましょう。
③ 火傷に注意しながら、蒸しタオルを30秒程度まぶたにあてます。
④ つぎに、ガーゼやハンカチといった薄手の布で保冷剤、または氷を包み、まぶたにあてます。時間は30秒を目安に、無理のない範囲で行いましょう。
⑤ ③④を2~3回繰り返します。
注意点
蒸しタオルを顔にのせる際は、あらかじめ手首などで温度を確認し、火傷に注意して行いましょう。温める場合も冷やす場合も、時間はあくまでも目安です。くれぐれも無理のない範囲で行い、皮膚に異常があるときには控えましょう。
5. 身体のむくみにも注意
まぶた以外にも、身体にはむくみやすいパーツがあります。手や腕などもそうですが、特に顕著にむくみが現れやすいのは足です。
足がむくみやすい理由は、心臓から遠い場所にあるために血流が悪くなりやすく、また重力の影響で水分が溜まりやすくなるからです。立ち仕事の方は特に深刻になりやすい他、長時間デスクワークをしている方も同じ姿勢を長時間続けることで巡りが悪くなり、むくみやすくなります。
そのため、時々足首を回す、ふくらはぎをマッサージする、休憩時に足を高くするといった対処法を取り入れることをおすすめします。
6. まとめ
顔の印象を損ねてしまう、まぶたのむくみ。突然現れることも多いので、いざというときのために解消法を知っておくと便利です。さらに、日頃からむくみの予防に取り組んでおくと、すっきりとした目元をキープしやすくなります。
むくみを引き起こす可能性がある生活習慣を見直しながら、ご紹介した予防法に日頃から取り組んで、すっきりとした目元を目指しましょう。
今回の記事は「お客様の声」から生まれました!
今回の「むくみ対策」記事は、以前に実施した投票企画でお客様から実際にいただいたご意見・リクエストをもとに生まれました。
【貴重なご意見ありがとうございました!】
ぴぶちゃん様、333bravo様、ぺちぺち様、makio様、あまだい様、ハシビロコウ丸様
また、今後も役立つ記事をどんどんアップ予定ですので、ぜひお楽しみに!
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