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誰しも、いつまでも健康で過ごしたいと考えるものですが、「ウェルビーイング」という言葉を聞いたことはありますか。

近年、身体面や精神面、社会面のすべてが満たされた状態をあらわす「ウェルビーイング」が注目されています。
ウェルビーイングは、価値観の多様化や超高齢社会などの背景から注目を浴びるようになりました。

この記事ではウェルビーイングの基礎知識や5つの要素、ウェルビーイングの取り組み方を解説します。

いつまでも心身ともに健康で過ごしたい方は参考にしてください。

1.ウェルビーイングとは?

ウェルビーイングとは、身体面や精神面、社会面のすべてが満たされた状態のことをいいます。
もともとは1946年にWHO(世界保健機関)が、「健康」の定義として提唱しました。

なかでも、65歳以上の方にウェルビーイングが必要な背景として、体に変化を感じやすい年代であることや、退職をきっかけに社会参加の機会が減ること、子どもの独立による家族背景の変化など、さまざまな要素が重なる世代であることが挙げられます。

また、現代社会が「心が満たされた状態」をより重視するようになったことも背景の1つと言われています。

そのため、現在ではウェルビーイングをどのように実現するのか、各自治体によってさまざまな取り組みが行われています。

ウェルビーイングが注目されている理由

近年、ウェルビーイングが注目されているのは、価値観の多様化や超高齢社会など、
いくつか理由があります。

価値観の多様化とは、さまざまな人種やジェンダー、言語などの違いが認められ、
尊重される社会状況を指します。
その中で、人種やジェンダーに関係なく活躍できる社会を実現する取り組みが進んでいます。

また、日本は、2023年の人口に占める65歳以上の割合が約30%の超高齢社会です。
65歳以上の年代を支える人口の割合が減っていることから考えても、60代や70代の方が心身の健康を保ち、社会で活躍する場を設けることが大切です。

このような状況から、ウェルビーイングの重要性が注目されています。

2.ウェルビーイングの指標

ウェルビーイングは、5つの要素で構成されています。
1つの要素だけ達成できていても、ウェルビーイングとはいえず、5つすべてが満たされていることで、
ウェルビーイングの状態になります。

5つの要素であるPERMA(パーマ)は、以下の表のとおりです(*)。

意味 詳細
P(Positive Emotion) 意味:ポジティブ感情 詳細:「うれしい」や「楽しい」のような肯定的な感情を持てる状態
E(Engagement) 意味:没頭・没入 詳細:仕事や趣味など、さまざまな事柄に夢中になれているか
R(Relationship) 意味:人間関係 詳細:人とのかかわりがあり、そのかかわりを楽しめているか
M(Meaning) 意味:意味・意義 詳細:生きる意味や目的、社会における役割などを意識しているか
A(Accomplishment) 意味:達成 詳細:今ある目標に向けて自分で努力し、目標が達成できているか

(*)参考文献:Seligman MEP. Flourish: A Visionary New Understanding of Happiness and Well-being. Atria Books 2011

つまり、社会で活躍して人とかかわる機会をもち、その活躍の場を楽しみながら心身ともに健康に過ごすことが、ウェルビーイングにつながります。

3.ウェルビーイングを日常で取り組む方法

先述したPERMAによる指標を基にしてウェルビーイングに取り組むには、いくつかの方法があります。
自分を認めて前向きになり、目的や意義を見つけられるようなものから挑戦すると良いでしょう。

この項目では、ウェルビーイングを日常で取り組む方法として、以下の3点を詳しく解説します。

  • 運動を取り入れる
  • 食生活を意識する
  • 趣味を見つけて楽しむ

   

運動を取り入れる

日々運動を取り入れると、健康サポートだけでなく、気分が爽快になりストレス解消にもなります。
また、人は年齢とともに筋力が低下する傾向にありますが、運動を取り入れると筋力低下予防にもなります。

さらに、ウォーキングなどの運動で外出の機会が増えることや人と接する機会が増えること、
筋力低下予防に取り組むことは、自分の力で日常生活を送れることにつながり、
さらに幸福度やウェルビーイングの高さにつながります。

運動を取り入れる際は、有酸素運動と筋力トレーニング、バランス運動を組み合わせる
と心身の健康につながりやすいでしょう。

有酸素運動はウォーキング、筋力トレーニングは軽いスクワットや水中での運動、バランス運動は立った状態でかかとを上下する運動などがあります。

食生活を意識する

バランスの良い食事は、いつまでも健康的な体を保つために必要です。
また、「食べる」ことは「おいしい」や「楽しい」のような肯定的な感情も持てます。

60代や70代においては、健康のために、またいつまでもおいしく食べ続けられるように、
以下の食事のポイントも参考にしてください。

  • 卵や大豆、魚、肉などの良質なたんぱく質を摂取する
  • 食欲がない場合は、食べないのではなく、食事回数を分けるような工夫をする
  • 大根やレモンのような、消化を助ける消化酵素を意識した食事にする

趣味を見つけて楽しむ

趣味を見つけて楽しむことは、生き甲斐を持つことにもつながります。生き甲斐を持つと生活の充実度が増し、心身の健康サポートにもなります。

また、趣味活動のために人とかかわることも、幸福度を高める要素の1つです。趣味活動を楽しむと脳の働きをサポートするという、年齢とともに気になる脳の健康に関する研究結果もあります。

趣味は自分が楽しいと思える活動であれば、室内の活動でも屋外でも問題ありません。ただし、少しでも体を動かしたり人と接する機会が持てたりする趣味であれば、なお良いでしょう。

4.運動や食事を意識してウェルビーイングを高めよう

ウェルビーイングとは、身体面や精神面、社会面のすべてが満たされた、健康的な状態をさす言葉です。
ウェルビーイングは価値観の多様化、超高齢社会などから近年注目されています。

運動や食事の意識、趣味を楽しむなど日常的なことからウェルビーイングは高められるので、できることから取り組んではいかがでしょうか。


監修西多 昌規(にしだ まさき) 早稲田大学スポーツ科学学術院・教授 早稲田大学睡眠研究所・所長

東京医科歯科大学医 学部卒業。自治医科大学講師、ハーバード大学、スタンフォード大学の客員講師などを経て、現職。日本精神神経学会精神科専門医、日本睡眠学会総合専門医など。専門は睡眠、身体運動とメンタルヘルス。著書に、「休む技術2」(だいわ文庫)、「眠っている間に人の体で何が起こっているのか」(草思社)など。 *医師が、特定の商品を推奨しているわけではありません。


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