四季美彩 レシピ・ライフ

ていねいにお茶を淹れてゆったりとした時間を過ごす

新茶とは、その年の最初に生育した新芽を摘み採って作ったお茶のことです。冬の寒さを乗り越えて、たっぷりと栄養分、旨味を蓄えた茶葉は一番茶ともいわれます。新茶は、旨味と渋みのバランスが良く、この時季にだけ味わえるおいしさがあります。淹れ方次第でさらにおいしさが増すので、お湯の温度、茶葉の分量、時間などをきちんと守ることが大事です

茶葉には浅蒸しや深蒸しなど種類がありますが、深蒸しタイプがお湯の温度に左右されにくく、安定した味で淹れられるので初心者にはおすすめです。

そして、ただお茶を飲むのではなく、香りを楽しんだり、季節を感じたり、心豊かな時間を過ごすことが大切です。忙しい日々の中でも、ほんの少しの間、じっくりとお茶に向き合うことで、自分自身とも向き合える時間が過ごせます。



【1人分】 茶葉5g、水20ml、お湯100ml、急須、湯のみ


茶葉5g(ティースプーン1.5杯程度)を急須に入れます。


湯温を適温の70℃にするために最初に水20mlをゆっくりまわし入れます。急須をまわしたり、揺らしたりしながら20秒程度水出し状態にします。


お湯を10cmぐらいの高さから1点にゆっくり入れていきます。まわし入れたり、一気に入れると、味にムラが出るので注意しましょう。


お湯を入れたら、すぐに急須にふたをして40秒程度蒸らします。その間に湯のみを準備。


湯のみにゆっくりお茶を淹れてしっかり出し切ります。最初に水を入れてからここまでの作業で約1分程度が目安です。




新茶とかつお節のポン酢あえ


実はお茶では摂れない栄養分が茶葉には残っています。新茶だからこそできる簡単アレンジレシピをご紹介。ご飯のおともにぜひ!


材料

・茶葉(出し殻)
・かつお節
・ポン酢 

作り方

一煎目の後の茶葉に、かつお節をのせて上からポン酢をまわしかけたらできあがり!



監修倉橋 佳彦 さん 日本茶バリスタ&日本茶ミルクティー専門店And Teiオーナー。日本茶の淹れ手としてお茶の楽しみ方を提案する。淹れ方のワークショップやイベント、商品開発やカフェのプロデュースなども行っている。

バックナンバー BACK NUMBER

バックナンバー一覧