SDGs

子ども食堂とは

子ども食堂は、「子どもが一人でも安心して来られ、無料や低価格帯で使用できる食堂」という位置付けで、地域団体や自治体などが自主的に運営し、全国で年々増加傾向にあります。以前は子どもの貧困対策の場という認知が主でしたが、昨今はそれだけでなく、多世代や地域の交流拠点など、子どもと地域住民が共食する機会を提供し、コミュニケーションの場としても定着しつつあります。

子どもや子どもを取り巻く地域の方の、将来にわたる健やかな身体づくりをサポートしたいという想いから、ファンケルは、神奈川県庁、横浜市内のNPO団体(NPO法人コドモノトナリ、認定NPO法人あっちこっち)と協働し、20235月から子ども食堂での食育活動をスタートしました。

子ども食堂での栄養講座

私たちの身体は、食べたものからできています。ファンケルは、健康食品事業を通じて、長年お客様の健康について考え、さまざまな製品やサービスを提供してきました。これまで培ってきた知見を活かし、子どもや子どもを取り巻く地域の方へ向け、食や栄養に関する知識とバランスの良い食を選択する力を習得する「食育」を行うことで、将来に向けた健やかな身体づくりや未病の改善など社会活動の貢献につなげることを目指します。

子どもたちの健やかな身体づくりに貢献したいと考え、子ども食堂で、発芽米・青汁を活用した栄養講座を実施しています。講座では、前半は基本栄養について学び、後半は、発芽米や青汁の栄養について動画や、クイズ形式で楽しく学びます。

講座では、発芽米のキャラクター「発芽ちゃん」も一緒にクイズを盛り上げます。講座の後は、発芽米を使ったメニューをみんなで一緒に美味しくいただきます!

40人分以上の発芽米カレーは圧巻です!

子どもたちからは、「茶色いお米は初めて食べたけど、プチプチしていておいしかった。」「今日のカレーはいつもよりもっとおいしかった。」などの声が上がりました。

また、保護者の方からは、「栄養のことを学んだあとに食事になったので、一層美味しかった。子どもにも新しい体験になったと思う。」との感想をいただきました。

美味しさと栄養を兼ね備えた発芽米

「食育」とは、様々な経験を通じて、「食」に関する知識と、バランスの良い「食」を選択する力を身に付け、健全な食生活を実践できる力を育むことです。

健やかな毎日のために、毎日食べる主食から、日本の健康を支えたい。私たちは、そんな想いで「発芽米」をお届けしています。

発芽米には食物繊維やビタミン、ミネラル、フェルラ酸、オリザノール、GABA(ギャバ)など豊富な栄養素がたっぷり含まれており、プチプチ、もちもちとした食感で、噛む力も自然と身につきます。近年さまざまな研究から、噛むことが脳を活性化させることがわかってきています。発芽米を食べることで、自然と、豊富な栄養と噛む力が身につくため、子どもたちの健やかな身体づくりに最適だと考えています。

ファンケルは、今後も子ども食堂のみなさんとともに、子どもたちや地域の方への食育活動を続けていきます。

認定NPO法人あっちこっち
理事長 厚地美香子様

「子ども食堂とアート体験」を2020年から横浜市中区寿町という元ドヤ街で毎月開催しています。
親子でプロのアーティストとアート体験を楽しんだ後、一緒に食事をいただきます。この地域は沢山の保育園や教育機関があり、親子で一緒に素敵な思い出がつくれて、更に地域の企業の方々とつながる機会になれたらと願っていました。この原稿を書いているのはファンケルの皆さんとの協働アート体験が終わった直後、つまり願っていた事が実現したのです!発芽玄米のキャラクターも大人気!栄養や食べることの大切さを楽しくワイワイ学ぶこどもたちの姿がとてもほほえましく嬉しくなりました。これからもどうぞよろしくお願いいたします!

NPO法人コドモノトナリ
理事長 片岡恵美子様

近年は子育ての状況も変化し、家庭の負担が大きくなってきているように感じます。子育ては一人ではできません。地域みんなで見守り、大人も子どもも一緒に育ちあう場所が必要です。子ども達もパパママも安心して自分を出せ、ご飯を食べ、ほっと団欒できる居場所として子ども食堂「奏ロケット」をスタートしました。近所付き合いが希薄になってしまった今、大人たちが手を繋いで一緒に子ども達の成長を応援していけたらと思います。

神奈川県政策局いのち・未来戦略本部室
SDGs推進担当課長 湊治子様

子ども・子育てにやさしい社会づくりに向けては、あらゆる場面ですべての人が「子ども・子育て」を応援するような、社会全体の意識改革が必要です。それに向けては、企業や団体の皆様のパートナーシップによる子どもを中心に据えた様々な取組が今後ますます重要となってまいります。今回のような、ファンケル様の先進的なお取組がさらに拡大していくことに、大いに期待させていただいております。


ファンケルは、すべての人が自分らしくイキイキと輝ける社会を目指して、これからもさまざまな活動に取り組んでまいります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回更新をどうぞお楽しみに。

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