SDGs

ファンケルでは、「未来を希望に」をテーマに3つの重点テーマ(環境・健やかな暮らし・地域社会と従業員)を定め、様々なサステナブル活動に取り組んでいます。
国連総会会期中に開催されるSDGs週間(Global Goals Week、期間:2023919日から25日)にあわせ、SDGsへの従業員の意識を高めるべく、今年は、「SDGs月間」として、9月内に重点テーマと連動する様々なイベントを開催しました。

神奈川県茅ヶ崎市汐見台海岸でビーチクリーン活動

適切に処理されなかったプラスチックごみが、海ごみとなって環境へ悪影響を及ぼすといった「海洋プラスチック問題」について耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

当社の本社所在地である神奈川県は、美しい海や豊かな自然環境に恵まれ、県内各地に海岸も有しています。年間を通して大勢の観光客が訪れる一方で、海や砂浜に捨てられたり、打ち上げられたりするごみの散乱が問題となっています。県内に所在する企業として、このような問題を少しでも解決したいという想いから、ビーチクリーン開催に至りました。

当日は、ファンケルグループ有志の従業員18人が参加しました。また、「プラスチックが循環し続ける社会」の実現に向けて連携するキリングループからも、有志の従業員12人が参加しました。

ビーチクリーン活動を行う前には、海洋プラスチック問題を理解するべく、当社も会員でもある「公益財団法人かながわ海岸美化財団」様による海岸ごみセミナーを受講し、セミナーを通じて、正しく捨てられなかったごみたちが、街の排水溝から、川を辿り、海に行き着いてしまうことを学びました。
海岸ごみの分析結果から、発生箇所の割合は、来遊客による海で捨てられたごみ=30%(海岸由来) 川から流れてきたごみ=70%(街由来)となっていることがわかりました。

公益財団法人かながわ海岸美化財団様の講義

汐見台海岸でのビーチクリーン

茅ヶ崎市汐見台海岸での清掃活動では、手のひらよりも大きいプラスチックごみから、つかめないほどの細かいマイクロプラスチックまでたくさんのごみが見つかりました。

回収したごみは、プラスチックごみが約4.6kg、流木や枯草などの自然ごみが約35.2㎏の合計約40㎏となりました。

参加した従業員からは
・自分が出したゴミは責任を持って適切な場所に捨てる、その前にゴミを出さない工夫をする...などいろいろ考えさせられました。
・清掃では既に数ミリのプラスチックがたくさんあり、この段階で排除しないと海の生態に影響を与えてしまうので、まさに"海岸は最後の砦"というのが理解できました。
・リサイクル可能な製品を販売しても、海岸など捨てるべきでない場所へ捨てられてしまうと、ただのゴミになるという言葉が印象に残り、リサイクル以外のエコな製品開発も考えないといけないと感じました。
・リサイクルペットボトルを作っても、捨てる人がいればそれはゴミ、という言葉が印象的で、現在店舗で行っている容器回収の取り組みを全社一体となって今後も進めていく事の意義を改めて感じました。
といった感想が寄せられました。

ファンケルのプラスチック削減の取り組み

ファンケルは、海洋プラスチックの問題にも対応し、容器等のプラスチック使用量削減に努めています。「4R*の観点で、製品やサービスのプラスチック削減に取り組んでいます。

*「4R」とは...Reduce(容器プラスチック使用量の削減)Reuse(つめかえ容器化、容器の再利用)Recycle(容器回収リサイクル)Renewable(石油プラスチック以外の素材への切り替え、再生素材または植物素材への切り替え)

今回ビーチクリーンで回収したプラスチックごみの一部も、きれいに洗浄して再利用し、当社が実施している「ファンケル 神奈川SDGs講座」や親子で楽しく学べる環境ワークショップで、教材として使用する予定です。

ファンケルのプラスチック使用量削減への取り組みはこちら

公益財団法人 かながわ海岸美化財団
代表理事 松浦治美様

ファンケル様には特別法人会員として当財団の活動をサポートしていただくとともに、社員の皆様が毎年ビーチクリーンをしてくださり、大変感謝しております。今回の講義とビーチクリーン活動を通して、消費者と事業者の両方の立場から海岸ごみの削減について考えていく必要があるとの問題意識を持っていただき、嬉しく思っています。皆様の今後の活動を期待しています。
今後も引き続き、海岸美化にご協力をよろしくお願いいたします。


ファンケルは地球の未来がより良いものになるよう、
これからもお客様とともにサステナブルな活動を続けてまいります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回更新をどうぞお楽しみに。

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