SDGs

ファンケル 神奈川SDGs講座

「ファンケル 神奈川SDGs講座」は、ファンケルやこの活動に賛同した企業・団体が講師となり、神奈川県を中心とした地域の子どもたちとともに、SDGsの取り組み例や一人ひとりにできる事を一緒に考えます。

小・中・高の学生たちを対象とした講座や夏休み親子向け講座など幅広く展開しており、「長期講座」では、1つの学校と1年を通じてテーマに沿って取り組みます。 

2023年11月からは、桐蔭学園小学校の5年生とともに、"子どもの肌とスキンケア"について考える長期講座を実施しています。 

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子どもの肌トラブル

私たちは、冷暖房による空気の乾燥や、紫外線、大気汚染など、肌にダメージを与えるさまざまな外的ストレスに囲まれています。ファンケルの社内調査※によると、子どもの肌トラブルは、「乾燥」がトップ。幼児期の「発疹・赤み」の悩みは、学齢が上がると低下しますが、「紫外線ダメージ」や「ニキビ悩み」が徐々に増加してきます。

一方、保護者のスキンケア意識は、未就学児期以降になると炎症系の肌トラブルが減ることで意識が低下し、必要最低限の対処のみになってきます。

そして、小学生高学年になると、子ども本人がニキビの初期症状を気にするようになり、自らスキンケアする意欲が出てきたり、保護者の方も「子どもの肌悩みに寄り添いたい」という気持ちが再び生まれることが、社内調査※から分かりました。

(※社内調査;20232月実施 子どもを持つ母親へのアンケート調査)

子どものスキンケア

子どもの肌は大人よりバリア機能が弱いため、紫外線や花粉、ブルーライトなど外的要因によるダメージを受けやすいと言われています。また、小学生は、生活習慣、食生活、身体の成長やホルモンバランスの変化により、肌状態も変わり、特に皮脂分泌が大きく増えます。

そのような変化の大きい時期に、肌の状態に合ったスキンケアをすることが、肌悩みの少ない健やかな肌を育むことにつながります。

そこで、ファンケルは、子どもたち自身とその保護者に肌の状態を正確に周知し、スキンケア意識を高めることが必要と考え、"子どものスキンケア"について桐蔭学園小学校の5年生とともに考える、長期講座を実施しています。

2024年2月の講義では、総合研究所所属の研究員が講師となり、スキンケアは男女問わず、大人も子どもも"必要と思う人が自分の意志で取り組むもの"ということや、自分の肌を理解すること、スキンケアの大切さについて講義しました。

まず、12月に実施した講義のおさらいとして、スキンケアの基本となる「洗う」・「うるおす」・「守る」の3つの大切さについて一緒に復習。その後、今回の講義では、化粧品について深く知ろう!というテーマで、化粧品は何からできているのか、乳化剤の役割について学ぶ実験を実施しました。

保湿成分と油だけを入れても混ざらないのに、そこに乳化剤を入れて思い切り振ってみると、きれいに混ざり合い、子どもたちはびっくり!お肌の潤いを保つために、化粧品をつくる工夫をしっかり学びました。

化粧品に含まれている成分について学んだあとは、肌の水分量を測定できる機械を使用して、何もしていない状態の肌と、しっかりスキンケアした後の肌の水分量を測ってみました。

子どもたちからは、「こんなに違うなら、毎日スキンケアしようと思った。」「乳液を塗るとカサカサしていた肌がツルツルになった!」「水分量も増えてこんなに肌が変わるのかとびっくりした!」など、たくさんの驚きの声があがりました。

そして、講義の最後には、ファンケルのSDGsの取り組みとして、原料調達の際に環境に配慮した素材を選定していることや、化粧品容器のプラスチック使用量削減に努めていることなどを紹介し、2月の講義は終了しました。

今後も引き続き、"子どもの肌とスキンケア"について一緒に学びを深めていく予定です。

総合研究所 化粧品研究所
スキンケア開発第二グループ
山田 優里菜

今回の講座では、"化粧品がどんな役割を持ち、何からできているのか"をお伝えしました。私自身、もっと早くからスキンケアの大切さを知りたかったという想いがあったので、楽しみながらスキンケアの重要性を学んでもらえるよう心掛けました。真剣に実験に取り組む生徒さんの姿を見て、私自身も沢山刺激を受けることが出来ました。この取り組みを通して、生徒さんのスキンケアの時間が楽しい時間になり、この先もお肌のケアを続けるきっかけを作れたら嬉しいです。


ファンケルは、これからも「肌悩みの根本解決に挑み、素肌に自信の持てる人を増やしたい」という想いを大切に、さまざまな活動を推進してまいります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。次回更新をどうぞお楽しみに。

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