SDGs

海洋プラスチック問題について考える

私たちの暮らしの中で、なじみのあるプラスチック。日々の暮らしを支えてくれる便利な一方で、適切に処理されずにごみとなって海に流れ込むことにより、海洋生物の生態系などに影響が出ています。
その他にも、焼却処分によるCO2排出、気候変動への影響が懸念されており、再資源化するなど、持続可能な形でリサイクルすることが世界的に求められています。

ファンケルのプラスチック使用量削減への想い

ファンケルでは、創業理念「正義感を持って世の中の『不』を解消しよう」という想いに基づき、プラスチックごみ問題の解決に取り組んでいます。
環境に配慮した資材の採用やつめかえ商品の販売などを行うとともに、全国の直営店舗で、お客様の使用済みの化粧品容器を回収し、リサイクルする取り組み「FANCL リサイクルプログラム」を20217月から実施しています。

神奈川と東京の6店舗から開始したこの取り組みは、お客様や自治体の協力により全国の直営店舗に広がり、このたび20247月に3周年を迎えることができました。
プログラムにご協力いただいたお客様へあらためてお礼申し上げます。

FANCL リサイクルプログラム」はプラスチック使用量削減のための大切な活動です。
使用済みのファンケル化粧品の容器が手元にございましたら、ぜひお近くの店舗に、対象商品をお持ちください!

「FANCL リサイクルプログラム」の詳細はこちら

アップサイクル品と開発エピソード

お客様から回収された容器を活用し、従来までは植木鉢などにリサイクルし、地域の環境活動に役立ててきました。2024年度から、新たに、トートバッグやアクセサリーなど新しい製品にアップサイクルする取り組みがスタートしています。       

2024年516*1 より新発売された"化粧品容器から生まれたトートバッグ"について、開発担当から、注目ポイントを伺いました!
*1 一部店舗では先行販売あり

町田:今回、なぜトートバッグを数量限定で企画することになったのでしょうか?

今道:お客様にとって、楽しみながら環境について考えるきっかけになればという想いで、普段使いできる暮らしに寄り添うトートバッグを企画しました。

町田:暮らしに寄り添いたいという開発者への想いが詰まったトートバッグになっているのですね。
それでは、"化粧品容器から生まれたトートバッグ"の使用感について教えてください。 

今道:化粧品容器に使用していたプラスチックを採用し、軽くて、ハリのある生地感が特徴です!

町田:触ってみましたが、丈夫な感じが伝わってきます。何よりA4サイズが入る大きさで、外側にはデザイン性のある大きなポケットもあり、使いやすいこともうれしい特徴ですね。
マチ(奥行き)もしっかりありますね!
※商品サイズ:W290×H350×D60mm 持ち手の長さ:500mm

その他に、トートバッグの開発におけるお伝えしたいエピソードなど注目ポイントはありますか?

今道:はい!CLIPをお読みになるみなさまに2つ注目ポイントをご紹介いたします。

注目ポイントその1 「あのマイクレがトートバッグに?化粧品容器のアップサイクル」

今道:このトートバッグの生地には、ファンケルの看板商品 マイルドクレンジング オイル の容器が使用されています。

町田:あの"マイクレ"が使用されているのですね!

今道:一般的に化粧品容器は、文字が印刷されていたり、色がついていたりすることで、飲料のPETボトルと比較して、リサイクルが難しいといわれています。

町田:たしかに、化粧品容器は飲料のPETボトルとは異なり、内容物に油分が含まれているケースもあり、資源にするためには、事前にしっかり洗浄する必要がありますよね。

今道:技術者の方々と、これらの化粧品容器の特徴を踏まえた上でのトートバッグの開発がスタートしました。化粧品容器が糸へ、そして生地へと生まれ変わるために、生地開発や生産テストを重ねた結果、製品化を実現することができました。

注目ポイントその2 「ダイバーシティ&インクルージョンの推進」

今道:「FANCL リサイクルプログラム」が多様な従業員の活躍も担っている点から、アートで社会と福祉をつなぐ一般社団法人「FUKU・WARAI」様とコラボレーションし、障がいのある方のアート作品を起用しています。

町田:多様な従業員の活躍といえば、特例子会社ファンケルスマイル*2 の障がいのある従業員の活躍ですよね。

今道:はい。資源化への大切なステップである容器の分別・洗浄・乾燥などの工程を担っています。

町田:ダイバーシティ&インクルージョンの推進にもつながっていますね。

今道:はい。トートバッグの企画がきっかけとなり、「FUKU・WARAI」様とコラボレーションできたことも、未来に向けた大切な活動につながっていると思います。

*2 障がいのある方の自立支援を目的に1999年に設立した特例子会社。現在約100名の従業員が様々な業務を担っています。

町田:最後に、開発担当の今道さんからお読みになるみなさまへメッセージをお願いします。

今道: 今回は、感謝の気持ちを込めて、暮らしに寄り添う実用性の高いアイテムを作りたいと考え、トートバッグを制作しました。日頃の生活で楽しみながら環境へ意識を向けるきっかけにつながればうれしいです。
"化粧品容器から生まれたトートバッグ"は、「みんなで参加♪ecoスタンプラリー」の対象商品にも加わっておりますので、ぜひお手に取っていただければ幸いです。

●取り扱い通信販売

化粧品容器から生まれたトートバッグ

2,500円(税込)

★数量限定★
ファンケル独自の資源回収活動「FANCLリサイクルプログラム」から誕生!
POINT
●生地にはマイクレの容器を使用!
●ポケットの柄は障がいのある方のアート作品を採用!
●A4サイズ対応&マチもある使いやすいトートバッグ

詳しくはこちら

ファンケルは地球の未来がより良いものになるよう、
これからもお客様とともにサステナブルな活動を続けてまいります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回更新をどうぞお楽しみに。

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