SDGs

身だしなみセミナーとは

ファンケルでは、製品を活用した社会活動として、特別支援学校※の高校3年生を対象に、身だしなみセミナーを2006年から実施しています。卒業後に自信をもって社会人の一歩を踏み出せるように、自身で「基本の身だしなみ」を整えられるようにする実践型のセミナーです。洗顔・スキンケア・日焼け止め・整髪の実習、においのケアや健康についての講義を行っています。

※特別支援学校とは、障がいのある子どもたちが、幼稚園、小学校、中学校または高等学校に準ずる教育や、自立を図るために必要な教育を受けることを目的とする学校です。

身だしなみセミナーで洗顔を行う生徒

ファンケルスマイルの従業員の母校で開催

身だしなみセミナーの講師は、ファンケルグループの従業員が担当しており、特別支援学校を卒業した「特例子会社ファンケルスマイル」※の従業員も活躍しています。全国の学校を対象としているため普段はオンラインにて開催していますが、今回は特別に、講師の母校である神奈川県立鎌倉支援学校でセミナーを行いました。

※障がい者を社会的弱者として守るのではなく、一人の社会人として「自立」できるように支援する事を念頭に置いた障がい者雇用を推進している、ファンケルの特例子会社。

「身だしなみの大切さ」を伝える講師

卒業生の鈴木は、在学中に身だしなみセミナーを受け、ファンケルスマイルに入社しました。母校でのセミナーは、お手伝いやオンラインでは担当していましたが、実際に学校で講師として登壇するのは今回が初めての挑戦でした。

マネキンを使ってスキンケアの仕方を説明

男性講師は、ファンケルスマイルの湯川が担当しました。オンラインのセミナーは何度も担当していましたが、学校に訪問して行うセミナーは初挑戦。分かりやすい説明で、難しい質疑応答にもしっかりと対応できました。

スキンケアの説明をする湯川

受講した生徒や先生からのお声

生徒の皆さんからは、「洗顔方法がわかりました」「スキンケアの方法を知ることができて良かった」「今日学んだことを明日からやっていきます」といった感想をいただきました。学んだことを早速家でも取り組んで、セミナー翌日に登校してすぐに「顔を洗ってきました」と先生に報告する生徒さんもいらっしゃったそうです。

また、先生からは「卒業生が講師として登壇するのは、とても誇らしいですね」と鈴木に声をかけていただきました。同じ特別支援学校を卒業したファンケルスマイルの講師の活躍は、生徒や先生の未来への希望にも繋がっていると感じています。
講師にとっても、生徒の皆さんにとっても、思い出に残る時間となりました。これからもたくさんの特別支援学校の皆さんに、身だしなみの大切さを伝えていきます。

ファンケルスマイル 
鈴木 千尋

高校3年生の時に受講した身だしなみセミナーを、母校で講師として担当することができて、とても嬉しいです。今日は初めて生徒の皆さんの反応を直接見ることができました。
セミナーでは、ゆっくりと話すことや、目線、生徒さんの近くで直接声をかけて教えることに気をつけました。
生徒の皆さんに、きちんとした清潔感のある身だしなみを学んでもらえると嬉しいです。


ファンケルは、すべての人が自分らしくイキイキと輝ける社会を目指して、これからも様々な活動に取り組んでまいります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。次回更新をどうぞお楽しみに。

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