SDGs

~今回教えてくれるのは開発を担当したこの2人!~

化粧品商品企画部 商品企画第一G 中川
トイロ バイタライジングシリーズの商品企画担当

ファンケルのエイジングケア商品から、2024年12月に発売した小学生向けスキンケアまで幅広い商品を担当。プライベートでは、食いしん坊な3歳の女の子を育てる母ちゃんで、日々仕事と育児に奮闘中!

化粧品研究所 容器開発グループ 安達
トイロ バイタライジングシリーズの容器開発担当

容器メーカーで開発に携わったのち、ファンケルに入社。環境にやさしい容器や包装の開発に取り組んでいる。ファンケル化粧品の容器の進化と品質維持のために欠かせない存在。趣味は旅行と美味しいものを食べること。

トイロ待望の新シリーズ。~トイロ バイタライジング~その開発背景とは?

中川: ファンケルは創業以来、敏感肌の方はもちろん、すべての方に負担なくご使用いただけるよう「無添加」研究を進め、年代や性別によっても異なる肌悩みに寄り添った化粧品の提供を進めています。

昨今の環境やライフスタイルの変化によって、肌荒れや肌のくすみといった「肌不調」を抱える人が増えています。こうした肌の調子の悪さに対して、ファンケルの無添加化粧品でしっかりお客様のお役に立ちたいと考え、40代から実感しやすい"長引く調子の悪さ"と"エイジング悩み"のどちらもケアできる商品として、トイロバイタライジングを開発しました。

美の要であるコラーゲンに着目した・新スキンケア
複合的なエイジングサインを力強くケア

※成分写真はイメージです

サステナビリティへの想い~開発にあたって意識したこと~

中川

"長引く調子の悪さ"と"エイジング悩み"のどちらもケアできることを目指しているからこそ、無添加の品質を守り抜くのはとても重要なこと。"しっかりと品質を守りながら、使いやすい容器"を前提としつつ、つめかえて長く使い続けられる容器を意識して開発しました。

安達

無添加の品質を守りながらも、従来の化粧品よりも容量が大きく、さらにつめかえにも対応していくということは大きなチャレンジでした。品質と環境を両立するため、処方や容器の研究、工場の生産技術や品質体制などそれぞれの部門が力を合わせて、形にしていきました。

開発背景:商品企画から企画案を受けたときの第一印象について

安達: 無添加の品質を守りながら、従来の化粧品よりも容量が大きく、さらにつめかえにも対応していくことは会社としても大きなチャレンジでした。商品の実現に向けて、容器開発部門としてどのようにサポートしていくかをひたすら考えました。つめかえ可能な設計を叶えながらも、しっかりと中身の無添加品質を守る設計を検討しました。また、繰り返しお使いいただくボトルやケースは"サステナブルな視点で長く使えるもの"であることを意識して開発しました。

企画・容器開発・中身の処方だけでなく、生産現場まで一体となって、議論・検証を重ね、専用の生産ラインの検討、充填設備の導入などファンケルとして初めての挑戦が続き、容器だけでも長い期間の開発・検証が必要でした。30mLからのサイズアップにあたっては22年間の技術の進歩があって初めて実現できたことです。

チャレンジの末、誕生したトイロシリーズ

※バイタライジングシリーズはバランシングシリーズと共通容器です。(乳液ポンプを除く)

医薬品製造レベルのクリーンな環境を持つ工場で製造
再生可能エネルギーで生産していることも工場の特徴
写真:ファンケルの生産工場 ファンケル美健

作りたて品質を守る!無添加品質へのこだわりと使いやすさの両立

容器のこだわり(化粧液編)

安達

無添加品質を守るということには徹底的にこだわり、化粧液は、ここにPシールという開封するまで空気に触れないためのシールがされています。

化粧液のつめかえは、注ぎ口をフィルムでしっかり包装し、開封するまでに注ぎ口が外に露出しない仕様となっています。最初にお客様が店頭で手に取る前の状態から、ボトルに注がれるまで汚れないような工夫をしました。

開封する際に、注ぎ口のU字の部分と一緒にフィルムが同時に外れる仕様になっており、お客様がワンタッチで開封できるように使いやすさも意識した設計となっています。
また、パウチの袋や注ぎ口に使用しているプラスチックも植物由来や再生由来の環境にやさしいプラスチックを採用しています。

本体もつめかえも開封するまでしっかり無添加品質が保たれる工夫がされている

容器のこだわり(乳液編)

中川

乳液のつめかえは、化粧液と中身が異なる分、アルミパウチによるつめかえではなく、詰め替えやすさを考え、容器ごと付け替える方式を採用しています。

醤油のボトルの構造を参考にし、食品にも使われる鮮度を保ちながら最後まで使い切れるものとなっています。一般的なポンプ容器は、中身が出た分空気が入っていきますが、採用している機構は、内袋が縮まっていくことで、空気が入りにくい仕様になっています。
詰め替える乳液のケースは、何度も使い続けられるサステナブルなデザイン・設計をしています。

何度も使い続けられる丈夫でサステナブルな乳液のケース

つめかえ容器とプラスチック使用量の削減

中川

トイロ バイタライジングドロップ(化粧液)は[つめかえ用]を、トイロ バイタライジングミルク(乳液)は [レフィル]をそれぞれご用意しています。
化粧液はボトルに対して約 85%、乳液はケースに対して約79%、プラスチック使用量を削減しています。

ファンケルのプラスチック削減の取り組み

ファンケルは、気候変動や海洋プラスチックの課題に対応し、容器等のプラスチック使用量削減に努めています。「4R*の観点で、製品やサービスのプラスチック削減に取り組んでいます。

*「4R」とは...Reduce(容器プラスチック使用量の削減)Reuse(容器の再利用)Recycle(容器回収リサイクル)Renewable(再生素材または植物素材への切り替え)

~未来を希望に~持続可能な社会に向けたそれぞれの想い

化粧品商品企画部 商品企画第一G 中川

商品を作る側として、発売する商品が地球環境の負荷になってしまうことは避けなければならないと考えています。今回の乳液ケースのように長く使っていただける設計は常に考える必要があります。つめかえ/レフィル容器は、無添加処方であることが大きなハードルでしたが、処方技術や容器設計の進歩により、今まで実現したくても成し遂げられなかったことができるようになってきました。今後も積極的に環境対応をしながらお客様にご満足いただける商品を企画していきたいです。

化粧品研究所 容器開発グループ 安達

今、プラスチックは、気候変動や海洋プラスチックの問題で大きな社会課題となっています。一方で、プラスチックは、加工しやすく、軽くて壊れにくい、とても優れた素材であり、化粧品の容器や包装においても、中身の品質を守るために欠かす事ができない素材となっています。これからも、プラスチックの特長を活かして無添加の品質を守りながら、つめかえ/レフィル容器などの、環境にやさしい容器や包装を開発することで、資源を無駄にしないモノづくりを進めていきたいです。

トイロ バイタライジングドロップ<医薬部外品>(化粧液)

ファンケル 化粧液Va2[ボトル]120mL3,960円(税込)

※つめかえ用もございます

詳しくはこちら

トイロ バイタライジングミルク<医薬部外品>(乳液)

ファンケル 乳液Va2[レフィル+ケース]60g4,180円(税込)

※つめかえ用もございます

詳しくはこちら

▼商品の詳細についてはこちら(ブランドサイト)


ファンケルは、地球の未来がより良いものになるよう、これからもサステナブルなモノづくりを続けてまいります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。次回更新をどうぞお楽しみに。

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