
植木鉢の製造工場に潜入!
「FANCL リサイクルプログラム」
活動レポート
こんにちは。ファンケル編集部です。
今回は、お客様とともに取り組む環境活動「FANCL リサイクルプログラム」を通して、形になったアップサイクル品のうち、植木鉢の製造の様子をお届けいたします。
「FANCL リサイクルプログラム」とは?
「FANCL リサイクルプログラム」はプラスチック使用量の削減のために、お客様とともに、使用済みの化粧品容器を回収し、リサイクルする取り組みです。
使用済み化粧品容器を全国の直営店舗で回収し、その容器はファンケル特例子会社のファンケルスマイルで分別・洗浄・乾燥・粉砕を行い資源化しています。
その後、協力先のリサイクル会社で"マテリアルリサイクル"という方法により、アップサイクル品に生まれ変わっています。
アップサイクル事例(植木鉢やバッグ、アクセサリーも制作)
このたび、アップサイクル品の代表事例のうち、「植木鉢」の製造現場に行ってきました!
お客様からいただいた容器は大切な資源へ 植木鉢へのリサイクル
植木鉢の製造にご協力いただいている株式会社パンテック様を通じて、奈良県内の製造工場へ訪問しました。

ファンケル
池谷
~植木鉢ができるまでの流れを4つの工程でご紹介いたします~
①容器を資源に~再生原料化~
あらかじめ、ファンケル内で粉砕した容器は、押出機と呼ばれる機械で溶かされ、
粒状に成形=ペレット化されます。

粉砕した容器

ペレット化
②機械に投入
原料化されたペレットが機械に投入されていきます。
赤いペレットは、ファンケルのビューティブーケの赤い容器由来の発色です。


【こだわりポイント】
植木鉢の原料は、品質を高めるため、使用済み化粧品容器の粉砕片とあわせて、PETボトル由来のリサイクル素材がブレンドされ、「環境にやさしい再生由来の原料100%」でできています。
③プラスチック成形
高い温度で溶かされた原料は、金型に流し込まれ、形作られます。
圧力をかけつつ、金型内部を冷やし、プラスチックが固まるのを待ちます。


【こだわりポイント】
未使用・未加工の天然資源をもとにして作られた石油由来の一般的なプラスチックと異なり、再生原料を使用すると、純度の違いなどから品質を安定させることが難しいとされています。課題を克服するべく、使用されるファンケルの化粧品容器の種類や配合比率、機械の温度条件などその都度細かく調整し、生産しています。
④完成
プラスチック製品が十分に固まったら金型を開き、完成した植木鉢を取り出します。


【こだわりポイント】
植木鉢は、お客様からいただいた資源をもとに、ひとつひとつ丁寧に生産しています。
植木鉢は緑を増やす活動として広がっています
お客様からいただいた資源をもとに、ひとつひとつ丁寧に作られた植木鉢は、ファンケル本社がある横浜市の花のイベントでの活用や市内の小学校での環境教育など、地域の皆様に役立てていただいています。
地域の学校で植木鉢を寄贈する様子
横浜フラワー&ガーデンフェスティバルで植木鉢を配布する様子
ファンケル本社が所在する横浜市(ガーデンネックレス横浜)で植木鉢を配布する様子
~ステークホルダーとともに~支え合い資源循環へ
リサイクルパートナーとして、ファンケルの使用済み化粧品容器の資源化や製品化に向けて、当初から植木鉢製造を支える株式会社パンテックの大野様に、資源循環やモノづくりへの想いを伺いました。
容器回収数は累計約52万本となるなど飛躍的に増えており、多くのお客様にプログラムへの共感とご参加をいただいています。(2024年12月末時点)
「FANCL リサイクルプログラム」はこれからも、お客様から回収した大切な容器=資源を活用し、資源循環の活動を進めてまいります。
ファンケルは地球の未来がより良いものになるよう、これからもサステナブルな活動を続けてまいります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。次回更新をどうぞお楽しみに。