SDGs

世界で一番多く使われている植物油脂「パーム油」

パーム油は世界で一番多く使われている植物油脂で、アブラヤシの果肉・種子から生産されます。
日本では約80%がパンやインスタント麺・スナック菓子をはじめとした食品向けに使用され、残りの約20%が石けん洗剤など食品以外の用途に使われています。

パーム油が世界中で使われ、便利ゆえに需要が増え続ける中で、農地の開発による東南アジアの熱帯林破壊が進行しているといわれています。また、熱帯林破壊だけでなく温暖化への影響や生態系への影響が問題視されています。

持続可能な調達に向けて~ファンケルのパーム油への取り組み~

ファンケルグループでは、主力製品である「マイルドクレンジング オイル」を中心に、環境や人権にも配慮した持続可能なパーム油を使用*しています。

*原産地で環境や生態系の問題が起こらないように配慮されたパーム油(RSPO認証)の生産を支援

ファンケル マイルドクレンジング オイル

RSPO認証マーク

インドネシアのパーム農園を訪問

世界で最もパーム油を生産する国であるインドネシアのパーム農園をファンケルグループの持続可能な原料調達を担当する山内が訪問しました。

※一般的なパーム農園視察として日系企業数社と合同で現地を訪問。訪問先の農園はファンケルグループの直接の調達先ではありません。

インドネシアやマレーシアには多くのパーム農園があり、パーム油を生産している。

担当:山内

お客様にお届けする製品の原料がどのような環境で生産されているかを自らの目で確かめ、 そこで働く人々や環境への影響をより深く理解したいという想いから、このたびインドネシアを視察することとなりました。
ここからはパーム農園視察の様子をお届けいたします。

現地訪問はファンケルグループとしても初の試みです。
パームの木々が生い茂るパーム農園を訪問、視察を行いました。

パーム果実の収穫時期が過ぎていたため、収穫を見ることができませんでしたが、農園内のパーム果実を見せていただきました。私が掲げている上記のパームの実は、上半身の一部が隠れるほど大きかったですが、実際に収穫する実と比較すると、一回り小さい実であると知り、その大きさに驚きました。

最後にファンケルが所属するキリングループで、パームの木に害をなす昆虫から守るための益草を植えました。

キリンホールディングスの社員と共に訪問

ファンケル
広報・サステナビリティ本部
サステナビリティ戦略推進G
山内 善文

ファンケルグループでは、環境や人権に配慮した"持続可能なパーム油の生産(RSPO認証)"を支援しています。今回のインドネシアの農園訪問を通じて、適切に管理された農園と、そうでない農園両方を視察することができ、環境破壊を目の当たりにし、認証制度により現地の環境を守ることの大切さを実感しました。
お客様にお届けする製品の原産地の環境を守り、環境にやさしい製品をお届けすることが、ファンケルグループの大切な使命だと考えています。これからも、地球とお客様の未来のために、持続可能なパーム油の調達を積極的に進めてまいります。

▶持続可能な生物資源の利用について詳しくはこちら

▶RSPOに関するホームページ(英語)


ファンケルは地球の未来がより良いものになるよう、これからもサステナブルな活動を続けてまいります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回更新をどうぞお楽しみに。

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