アイケアサプリ開発に見る
ファンケル研究所のこだわり
こんにちは。ファンケル編集部です。ファンケルは、1980年の創業以来、美と健康に関わる価値提供に取り組み、日本にとどまらず世界中のお客様の美しく健やかな生活を支えるため、さまざまな製品を研究・開発してきました。 今回は、総合研究所 機能性食品研究所の取り組みを通じた、ファンケルの「健やかな暮らし」への想いをお伝えします。
超高齢社会のQOLに欠かせない「目の健康」
ファンケルは「健やかな暮らし」の実現に向けて、"超高齢社会の健康を支えることで、世の中を明るく元気にしたい"という想いを持ち、加齢とともに生じる健康課題へ対応する製品やサービスの開発を行なっています。
近年、日本人の寿命が伸び「人生100年時代」という言葉を耳にすることも増えました。実際、日本の100歳以上の人口は30年前の約20倍になっています※1。しかし、40歳を過ぎると、体力が衰えるのと同じように目もだんだんと衰えてきます。近くが見にくい、夕方にものが見えにくくなるといった悩みがはじまる40代から先に、長い人生が待っているのです。
目は情報を得るために大切な器官であり、"目"を健やかに保つことは、人生における楽しみや可能性が増えるということ。"「見る力」を「楽しむ力」に変え、ポジティブで自分らしく、豊かな人生を送る大人であふれている社会を目指したい。"そんな想いで、ファンケルは目の健康をサポートする「目の栄養」の研究を長年続けています。
※1 1992年4152人に対し、2025年99,763人 厚生労働省発表資料より。

お客様の声から生まれた「えんきん」
サプリメント「えんきん」は、中高年のお客様の声から生まれました。ファンケルには毎日、お客様からたくさんの声が寄せられ、その声を収集・分析、全社に共有して商品やサービスへの反映を検討する仕組みがあります。なぜなら貴重なご意見は、ファンケルが成長していくための原点だからです。
今から約20年前、ファンケル研究員がお客様の声を確認していたところ、目に留まったのが中高年の方々からの「私たちに合った商品がほしい」という要望でした。50代以上の方の気になる症状に「目の疲労感」や「目の衰え」といった、目に関する悩みを抱える人が多くいる一方で、商品として十分にケアできるものが存在していない。そこで、超高齢社会も見据え、中高年の目の悩みに応えられるサプリメントを開発したのでした。

ファンケルの違いは「体内効率設計」
誕生した「えんきん」は、体の内側からのケアとして①手元のピント調節力②光を直接受ける目のダメージに着目した成分を配合し、ブルーベリー一色だった当時の市場を塗り替えました。そして、2015年には日本初の目の機能性表示食品となりました。
ファンケルのこだわりは「体内効率」。成分をカプセルに収めても、体内できちんと溶けて吸収されなければ機能が存分に発揮されません。そこで、2021年の新処方では、脂溶性の成分に乳化製法を採用することで吸収性を高めました。このように「えんきん」は研究の製剤技術を活かした進化をとげながら、多くの方にご愛用いただいてきました。

えんきんの進化の歴史
現代の目の「不」。うるおいと疲労感の相関
現代、かつて予想しないほどのレベルで、私たちの目を取り巻く環境は厳しいものに変化しました。年代を問わずデジタルデバイスの使用が欠かせないものとなり、1日のうちおよそ1/3は何かしらメディアに接触※2。携帯・スマホの使用時間は、約20年で15倍に※3。こうした環境下で起きる"まばたき"の減少と、"加齢によるうるおいの減少"が合わせ技のように、中高年の目に負荷をかけ疲労感を招いていることに着目しました。
※2・3 博報堂メディア環境研究所メディア定点調査2025
「えんきんプレミアム」開発の視点
ファンケルは研究を重ね、疲労感とうるおいの関係性に着目。加齢によりうるおいが減少することや、特に各年代でも疲労感や乾き気味という目のお悩みが広がっていることから、機能性関与成分として配合したのがルイボスエキスに含まれる成分「E6CG(エリオジクチオール-6-C-グルコシド)」でした。

研究開発担当 高橋
E6CGの作用メカニズムとして、カラダのうるおいに関わる受容体であるムスカリンM3受容体を活性化し、目が乾きがちな方の涙液を増やすという作用があります。1日に何度も外から補うのは手間がかかりますが、1日1回の摂取で、手間なくカラダの内側からうるおうことを目指して設計しました。「えんきん」の成分に加えることで多角的にアプローチいたします。

E6CGはルイボスエキスに含まれる成分で、ポリフェノールの一種。
開発者泣かせの複合設計
ファンケルのサプリメントのこだわりは「体内効率」。お客様のユーザビリティを考えて小さな粒で粒数を少なくすること、そしてきちんと体の中で働くために、成分が体内でしっかり溶けて、吸収するまでを考えた最適な配合バランスを追求します。「えんきんプレミアム」の製剤開発の過程では、今までにない課題が生じましたが、数えきれないほどの検証を重ね、ついに完成することができました。

製剤担当 平田
「えんきん」は脂溶性成分の吸収性を高めるために乳化製法を採用しており、もともと開発難度が高い製品でした。さらに、新成分を含むルイボスエキスの粉末は吸湿性が高く、カプセル化すると被膜中の水分が内部へ移行して保管中に割れやすくなるという課題も生じました。これらが重なり、開発の難しさを一段と高める結果となりました。
試作では思い通りの結果が出ないことが続き、そのたびに地道に検証を重ねることに...。その数、ラボでの試作処方数500以上、工場での試作20回以上と通常の何倍もの試行錯誤を重ねました。
そして、ついに完成!苦労を重ねたからこそ、そのすべてが報われた瞬間の喜びはひとしおでした。製品がお客様の元へようやく届けられることを思うと、安堵とともに大きな期待が込み上げてきました。

お客様のユーザビリティを考えて最適なバランスを目指すのがファンケルのこだわりです。
このように、常に時代やお客様に合わせて徹底的に目の不調に向き合ってきたファンケル。さらに喜びのある明日のために、使いやすくて実感のある商品をお届けできるよう研究を続けていきます。

ファンケル総合研究所 有効素材・有効成分の探索研究から、肌状態や健康状態の解析研究などの基礎研究、製剤技術を駆使してお客様が実感できる商品に仕上げていく開発研究までを担い、ファンケルの研究開発の中枢拠点として機能している。
詳しくはコチラ https://www.fancl.jp/laboratory/index.html
ファンケルは、これからも製品やサービスを通じて「加齢とともに生じる健康課題」へ寄り添いお客様が健康で豊かな人生を送るための"健康パートナー"として、一層愛される企業となるように努めてまいります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。次回更新をどうぞお楽しみに。



