~今回教えてくれるのはこの人!~

担当者 広報・サステナビリティ本部 蜷川

環境のスペシャリストとして、サステナビリティ戦略の策定・全社推進、従業員への環境教育などを行なっている。日常での環境活動は、生ごみをなるべく水気を切ること、ゴミの汚れを落とし、なるべく小さい体積にして出すこと。


──FANCL リサイクルプログラム」は、お客様と一緒に行う環境活動の一環となっています。実際、お客様はどのような形で関われるのでしょうか?

蜷川:FANCL リサイクルプログラム」は、ファンケルの全国の直営店舗で実施しています。対象化粧品の使用済みプラスチック容器を店舗の専用ボックスにお持ちいただくことで、お客様には容器1個につき3ポイントを付与。そして回収した容器は、分別・洗浄・粉砕作業した後に、協力会社と共同で「植木鉢」などのアップサイクル品に生まれ変わらせています。

※1 対象商品はこちら 

※2 株式会社ファンケルスマイル:19992月に障がいのある方の自立を目的に設立した特例子会社。

──すべての商品が対象ではないのはなぜ?というお声を聞きますが、その理由は何でしょう。

蜷川:化粧品の容器は、多種多様な素材が使われています。私たちが皆様からお預かりしたプラスチックを、また新しい魅力的な製品に生まれ変わらせるためには、一つ一つの素材を種類ごとにきちんと分けることがとても大切と考えています。そこで、アップサイクルに適していて、多くの方にご利用いただいている製品に使われているPET素材の容器を回収対象としています。化粧品のリサイクルの取り組みは、世の中に前例も少ないため、模索しながら、仕組みづくりを進めています。

──こういった取り組みを実直に継続するということは、挑戦でもあり、結構大変なのではないでしょうか?どのようなことに価値を置いて取り組んでいますか?

蜷川:企業として、「つくる責任」として何ができるかを考えることは大事です。しかし、環境というのは一社だけ、一人だけの力で変わるものではありません。一人ひとりの行動も大きく関わります。人々が「循環型社会」とは何か とか、環境課題を考えてみること、捨てた後のものはどうなっているか、どう活かすことができるかを考えることなどの機会を創出し、機運を高めることも大事だなと思っています。

──ファンケルは環境への配慮として、4R※を推奨しています。未来に向けてどのようなことを目指しているかを教えてください。 

蜷川:ファンケルは、地球環境をめぐる「未来への不安」に向きあい、プラスチック削減の取り組みとして「4R」を掲げています。FANCL リサイクルプログラムは、4RのうちのRecycleにあたります。ファンケルは新たなチャレンジとして、 使用済みの容器を再び容器にリサイクルする 「水平リサイクル」の実現を目指しています。

「4R」について詳しくはこちら 

──社会活動について、ファンケル本社がある神奈川県横浜市を中心として、市と一緒に取り組みをしているのですよね?

蜷川:横浜市は「世界をリードする循環型都市への移行」を目指しており、市民・企業・行政が三位一体となって、みんなで輪を広げていくことを目指しています。我々も地元企業として、地域を豊かにする活動を積極的に進めていきたいと考えています。


横浜フラワー&ガーデンフェスティバル

(概要)5月のゴールデンウィークに開催された日本最大級の園芸イベント「横浜フラワー&ガーデンフェスティバル2026」にブースを出展し、リサイクルプログラムの活動を紹介しました。

(実施内容)来場された多くの皆様へ、リサイクルした植木鉢をお届けしました(3日間の合計で、植木鉢1,500個を配布)。

「なぜファンケルが?」と意外に思われた方もいらっしゃいましたが、ファンケルクイズを通じた会社紹介や、容器回収の取り組みの紹介を通じてファンケルについてより深く知っていただくことができました。「ぜひ、お花を植えてくださいね」と言葉を添えながら、たくさんの方にお渡しすることが出来ました。この植木鉢が、街や皆様の暮らしに花と緑を広げる一助となればと心より願っています。

ファンケルの主要な化粧品の使用済み容器(PET素材)からできたアクセサリーや植木鉢。


横浜市資源循環局でのワークショップ

(概要)横浜市資源循環局都筑工場にて、328日(土)にファンケル×横浜市資源循環局の環境ワークショップを実施しました。

(実施内容)横浜市からは、市で行っているごみ削減の取り組みや正しい分別方法をレクチャー。家庭ごみが工場で実際にどのように処理されているのかの過程を見学しました。ファンケルからはプラスチック削減に向けた自社の取り組みや、「自分にできること」をクイズを用いて楽しく紹介。「FANCL リサイクルプログラム」で作った植木鉢を使ったワークショップも行い、それぞれ自分の好きなシールを貼り、オリジナルの植木鉢を作成。楽しみながら環境への意識を高めていきました。


SDGs講座

ファンケルの環境講座は市の様々な学校でSDGs講座として展開しています。


 

──活動で、印象に残ったエピソードがあれば教えてください。

蜷川:横浜市立品濃小学校で実施した環境講座※に参加した小学生から、その2カ月後に「ファンケルの植木鉢で育てたパンジーがたくさん咲いたよ!見て見て!」と近くのファンケルショップに「一大ニュース」とばかりに持ってきてくれたんです。はじける笑顔と、素直な瞳に、私たちも笑顔になり、ほっこりと暖かい気持ちになりました!こうやって、一期一会の機会の後にも、大事に向き合ってくださるエピソードが、とても嬉しかったです。

※環境講座として、化粧品容器から生まれた植木鉢に花を植える活動を2025年に実施。

今日行きます!という電話ののちに、店舗にかけつけてくれました。

パンジーの花がたくさん咲いていました

──未来に向けて、活動の展望があれば教えてください。

蜷川:これからも、お客様や地域の皆様とともに、活動の輪を広げていきます。私たちの活動が、環境を思う気持ちや喜びへと波及できたらよいなと思います。


活動を一緒に行なっていただいた方からのメッセージ

横浜市 資源循環局 都筑工場
吉本優稀さん

横浜市資源循環局とファンケルが共創し実現した本イベントは、工場という現場から未来へ向けた新たな挑戦を踏み出す第一歩となりました。親子で学び、体験しながら資源循環に触れることで、学びを体験へ、知識を行動へとつなげる取り組みとなり、資源循環を「自分ごと」として捉える意識を育んでいただけたものと感じています。本イベントで生まれた共感と気づきを、持続可能で明るい横浜の未来へとつなげていきたいと考えています。

ファンケルは、これからも「豊かな地球環境」を目指し、サステナビリティ活動を推進してまいります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。次回更新をどうぞお楽しみに。

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