FANCL CLIP

リモートやスマホ疲れでオトナ眼は進む!?

リモートやスマホ疲れでオトナ眼は進む!?

リモートやスマホ疲れでオトナ眼は進む!?

加齢とともに目のピント調節機能が低下し、手もとが見えにくくなる“オトナ眼”現象。最近では、スマートフォンの多用やテレワークの影響で、若い世代でも症状が進んでいるのが問題になっています。眼科医の梶田雅義先生によると「近くを見ていて目が疲れるのは、すでにオトナ眼の初期症状」とのこと。すぐにできるセルフチェックと、日々の生活で取り入れやすい対策法を教えていただきました。

2021.4.16

実は気にしたことがなかった!?
眼年齢セルフチェック

  • 1日2時間以上スマホやパソコンを見ている
  • 毎晩寝る前に暗い部屋でSNSチェック
  • 気になっている映画はスマホでいっきに見る
  • ネットショッピングや検索で画面を素早くスクロールしがち
  • 急に遠くを見ると目がかすむ
  • 薄暗いところで小さな文字が読めない
  • 携帯電話やスマホの文字入力が格段に遅くなった
  • 仕事の帰り道で遠くの看板などが見えづらい
  • 外出先で自分の化粧が濃いのに気づき、はっとする
  • (近視の場合)眼鏡をはずすと手もとの文字が見えやすい

あてはまる項目が

  • 1〜2つ…黄色信号。オトナ眼予備軍であることを自覚しましょう。
  • 3つ………オトナ眼の可能性あり。対策を始めましょう。
  • 4つ以上…オトナ眼が進行している可能性あり。眼鏡の使用なども検討しましょう。

デジタル化社会の現代では、「手もとが見えづらくなったらオトナ眼」という旧来の考え方があてはまらなくなっています。目が疲れる、肩コリが気になるなど、上記の現象が出ていれば、すでにオトナ眼の症状だと考えましょう。オトナ眼=シニアの仲間入りだと思い込み、対策を先延ばしにする方が大勢いますが、それはただ症状を悪化させてしまうだけです。特に、仕事でパソコンと向き合う時間が多い方は、35歳くらいになったら対策を始めることをおすすめします。

気づかないうちにこんな現象を
経験していませんか?

メールを見るときのこんな現象

要対策! 手元のピント調節力

デスクワーク中のこんな現象

要対策! 目の疲労感

ショッピングでのこんな現象

要対策! 目のぼやけ

レストランでのこんな現象

要対策! コントラスト感度

オトナ眼対策1

どこでもできる!目のストレッチ

私たちがものを見るときは、主に2種類の筋肉「外眼筋」と「内眼筋」を使っています。外眼筋とは、眼球を動かす筋肉で、内眼筋は目のピントを合わせる毛様体筋のこと。長時間スマートフォンやパソコンの画面を見つめていると、これらの筋肉が動いていない状態となり、コリ固まったり、血流が滞って、疲れ目の原因に。目のストレッチで筋肉を適度にほぐし、血液の流れをスムーズにしてあげることで、疲れ目は軽減します。

内眼筋をほぐす

遠くを見て次に近くを見るなど、目の焦点をこまめに動かすことで、ピント機能を調整する
「毛様体筋」という内眼筋をほぐします。

外眼筋をほぐす

視線を上下・左右に大きく動かすことで、コリがほぐれます。まばたきは、涙を分泌させてうるおいを与える働きも担います。

オトナ眼対策2

目にやさしいパソコン&スマホの見方を学ぶ

仕事中はもちろんくつろぎの時間でも、パソコンやスマートフォンを見続けてしまう人も多いのではないでしょうか。少しでも目に負担を掛けない画面の見方や姿勢をご紹介します。

パソコンは目とモニターとの距離が、デスクトップの場合は70cm前後、ノートパソコンでは50cm前後あると理想的です。画面がまぶし過ぎないか、明るさも見直してみましょう。

目との距離が近いスマホは、30cmほど離すのがベスト。画面が揺れる“歩きスマホ”や、視野が不安定な“寝ながらスマホ”は、疲れ目を増長させるのでNGです。

オトナ眼対策3

目によい栄養素が含まれる食材をしっかり食べる

目の健康維持に重要な成分「アスタキサンチン」「ルテイン」「ゼアキサンチン」は、体内で生成できません。豊富に含まれる食品を食べて、おぎないましょう。

①鮭やイクラに含まれるアスタキサンチンを摂る

アスタキサンチンは、魚介類に多く含まれる赤い色素です。

イクラを贅沢に使った丼もおすすめです

②ブロッコリーやにんじんなどの緑黄色野菜などに含まれる
ルテイン、ゼアキサンチンを摂る

網膜にある色素・カロテノイドの一種であるルテインとゼアキサンチンは、緑黄色野菜に豊富です。

にんじんをたっぷり使ったサラダでヘルシーに!

①アスタキサンチンは目の「毛様体筋」に含まれる栄養分

私たちがものを見るとき、目はカメラのレンズのような働きをする水晶体の厚さを調節し、ピント合わせをしています。この調節にかかわっているのが「毛様体筋」という筋肉で、遠くや近くを見るときにピントを合わせています。

②ルテイン、ゼアキサンチンは目の「黄斑部」に含まれる栄養分

カメラのフィルムに当たる網膜の中心は「黄斑部」と呼ばれ、特別な構造になっており、細かいものを識別したり、色を見分けたりする働きを持った重要な場所です。光が集まる場所なので、紫外線などによるダメージも受けやすいといわれています。

目に良い栄養素を食べることで、目の疲れを緩和し、オトナ眼対策にもつながります。毎日の食生活に、意識して取り入れてみてください。

梶田雅義先生

監修:梶田雅義先生

梶田眼科院長、医学博士。1983年福島県立医科大学医学部卒業後、2003年に眼科医院開業。目の調節機能に関する研究論文を国内外で多数発表するほか、わかりやすい解説で〝目の博士〞としてメディアへ多数出演。著書に「人生が変わるメガネ選び」(幻冬舎)など

CATEGORY