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怖い光老化!夏に加速する「老け肌」許さない。

怖い光老化!夏に加速する「老け肌」許さない。

怖い光老化!夏に加速する「老け肌」許さない。

肌老化の2割が加齢によるもので、8割は光老化。光老化は防げるものなので、紫外線の強い夏は十分な対策とケアをしましょう。

2021.05.17

怖い光老化!
夏に加速する「老け肌」許さない。

紫外線による光老化って何?

肌の老化には、加齢による自然老化と、紫外線のダメージによる光老化があります。紫外線を浴びると細胞内で活性酸素が発生し、その活性酸素が細胞を傷つけ、酸化=老化を進めます。皮膚は細胞を守るために黒い色素(メラニン)を作り、紫外線を吸収しようとするのです。

メラニン色素の沈着はシミやそばかす、くすみとなります。また、日やけして乾燥した肌は、弾力を失い、シワやたるみとなります。紫外線が原因の光老化は、なんと肌の老化の約80%を占めるといわれますが、加齢による老化よりも防げるものです。油断せず、しっかりと対策をしていきましょう。

1年間の月別紫外線A波、B波の量を示したグラフ。5月から急に増えるのがわかる(国立研究開発法人国立環境研究所 有害紫外線モニタリングネットワークサイトより)

SPF、PAについておさらいしましょう

肌に塗る日焼け止めに記されている「SPF」と「PA」という表記。違いを知らずに、何気なく数値の高いものを選んでいませんか?

地上に届く紫外線は、UVA(紫外線A波)、UVB(紫外線B波)があります。UVAは、波長が長く、肌の内部まで到達し、じわじわと肌を老化させます。曇りの日でも降り注いでいるので油断禁物。UVBは、波長がやや短く、肌の表面に作用し、シミやそばかすの原因となります。

肌に塗る日焼け止めの「SPF」は、UVBを防ぐ効果指数。1~50+まであり、数値が大きい方が防御効果が高いことを示します。

「PA」は、UVAを防ぐ効果をあらわし、4段階の「+」マークの数が多いほど、防御効果が高くなります。

1年を通して見ると、5月くらいから紫外線量はぐんと増えます。ちょっとの外出でも気を抜かず、UVケアが必要です。長時間紫外線に晒されるレジャーやマリンスポーツは、SPF値もPA値も高いものを選んでください。短時間の外出や屋外活動は、SPF20~30、PA++を目安に、生活紫外線対策はSPF10~20、PA+でも効果があります。ただし、肌に塗る日焼け止めの効果は約3時間。こまめな塗り直しをおすすめします。

普段の暮らしでも紫外線に要注意

ガラス越しにもUVAは届いています

家の中にいても届く紫外線。
ガラス越しの光に要注意。

「室内にいるのだから、紫外線や日焼けは安心。UVケアは不要」と思っていませんか?実はUVAはガラスを通過して室内に届きます。曇り空や雨の日でも紫外線はゼロではありません。窓際で長時間過ごすことは避け、夏場はUVカット効果のあるカーテンにかえたり、家具の配置を工夫するなど対策しましょう。
同様にクルマや電車の窓ガラス越しや、カフェなどの窓際で過ごす時間も要注意。うっかり日焼けをしないためにも、UVケアで備えてください。

肌だけじゃなく、目への紫外線にも注意

「まぶしい」という信号が
メラニン生成の指令になる。

近年注目されているのが、目に受ける紫外線。肌のUVケアをしていても、目に紫外線が当たって「まぶしい」とダメージを受けると、脳が「メラニンを作れ」という指令を出し、肌のメラニンが増え、それが沈着するとシミ、そばかすとなってしまいます。外出するときはサングラスで目を紫外線から守ることが重要です。
UVカットの帽子や日傘ももちろんマストアイテム。しっかりと防御することが、紫外線による「光老化」からあなたを守ります。

家時間のケア

室内の極度の乾燥や冷えも
肌の老化を早めます。

家で過ごす時間が増えている昨今、外からの紫外線防御だけでなく、家での過ごし方や生活習慣も、肌年齢に大きくかかわります。
特に夏は、冷房による冷えと乾燥が大きなダメージに。冷えは代謝を悪くし、肌のバリア機能やリカバリー力も落としてしまいます。
また、汗や皮脂量が増えることで、うるおっているように錯覚しがちな夏の肌ですが、汗を拭き取ると同時に、肌表面の角質の水分量が20%減るというデータも。小まめに保湿をしてください。ちょっとしたセルフケアで、夏肌のトラブルを防ぎましょう。
もうひとつ、季節に関係ありませんが、ストレスも肌トラブルの大きな原因となります。なるべくストレスを溜めない生活を心がけたいものです。

毎日の食事で内側からのケアも

紫外線から美肌を守る毎日の食習慣

ポイントは抗酸化作用のある
食材をバランス良く食べること。

食事の栄養バランスは重要なポイント。「光老化」を防ぐためには、体内に抗酸化物質を十分に蓄えることが重要です。抗酸化物質は、紫外線による活性酸素を中和することでメラニンの生成を抑えるとともに、できてしまったメラニンを還元し、薄くする働きもします。
また、光老化によるくすみやシワは、紫外線のダメージが肌の奥の真皮に蓄積されて起こります。真皮の大部分の成分であるコラーゲンを守り、生成を助けましょう。高い抗酸化成分をもつアスタキサンチン、ビタミンCをしっかりと摂ることで、紫外線のダメージを抑え、コラーゲン生成の新陳代謝を促します。積極的に摂取して美肌を守りましょう。

摂りたい栄養素、食材はこれ!

紫外線対策におすすめしたい食材は、抗酸化作用が高いビタミンCが豊富なパプリカやブロッコリー、そしてアスタキサンチンを多く含むサーモンやエビ、カニなどです。アスタキサンチンは、赤い色素でカロテノイドの一種です。また、抗酸化作用が高いリコピンが豊富なトマトも積極的に摂っていただきたい食材です。
その他には、コラーゲン豊富な鶏肉の手羽先や牛スジ肉、ゼラチンの入ったゼリー、抗炎症作用が高い大葉もおすすめです。代謝を上げる効果のあるハーブやスパイス、腸の調子を整える発酵食品なども取り入れ、バランスよく食べることが美肌を支えます。

中村仁美さん

監修者
中村仁美さん

北里大学医学部卒業。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、漢方専門医。2020年4月、東京都千代田区・日比谷トータルクリニック副院長就任。2021年3月、東京都台東区・ナカデンビルクリニック皮膚科美容皮膚科を改装リニューアルオープン。

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