健康対談
池森賢二×黒岩祐治

『これからの健康、話しませんか』

人生100年時代を、人生笑って100歳時代へ。

かつてない長寿国・日本に、「未病」という考え方を。

池森 賢二
池森
黒岩知事は、人生100歳時代に健康意識を変えていかなければいけないと、さまざまな提言をされていますよね。
黒岩
ええ。実は神奈川県の人口をとっても、1970年頃はキレイなピラミッド型でしたが、2050年には全く逆の型になる。女性は85歳以上がもっとも多くなると予測されています。
池森
高齢化はそこまで進んでいるんですか。
池森賢二
黒岩
その中で、病気を抱えやすい高齢者の方がみなさん病院にかかると、社会保障システムが崩壊して、病院も機能できなくなる。だから健康意識を根本から変えなければいけないなと。
池森
そのための概念が「未病」というんですよね。
黒岩裕治
黒岩
もともとは中国漢方の考え方から来ています。我々は自分の状態を健康か病気か、つまり白か赤かと考えがちです。でも実感としては健康と病気の間はグラデーションで、行ったり来たり変化する。それが未病状態。だから病気になってから治すのではなく、未病の時に少しでも白い方に持っていこうとする日常的努力が大事だということです。
黒岩裕治
池森
全く同感です。私がサプリメント事業を始めたのも、病気の方が増えるとこの先、日本の医療費に限界が来る、だから自分の健康を自分で管理できるようサポートをしたい、という思いからでした。
黒岩
これまでは病気になって「先生お願いします」という依存型。でも未病というグラデーションの考え方になると、自分ごとになり、自分で状態を判断してコントロールするようになる。価値観の大きな転換です。神奈川県はそれを進めようとしています。
池森
ファンケルは神奈川県の会社ですが、同じ思いの方が知事になられて驚いたんです。我々も、病気にならないためには毎日の食生活が大事で、その中で欠けているものを補うためにサプリがある、という考え方ですから。
黒岩
グラデーションを白い方に持っていくためには「食・運動・社会参加」が大事だと考えています。食材そのものが持つ機能性には重要な意味がありますし、私も食には非常に大きな力があると思いますね。

未病から始まるさまざまな取り組み

池森
先ほど、未病という価値観を持つと自主的に健康に関わるようになると仰ったけど、私の最終的な理想は「パーソナルサプリ」なんです。食生活はもちろん、年齢や習慣などの要因で、一人ひとり、足りない栄養素もその量も違うはずです。だからその人を検査し、データをていねいに解析して、時々の状態に合ったサプリを提供する。今、開発を進めているところです。
黒岩
それは非常に面白いですね。私たちが始めたのは「マイME-BYOカルテ」というアプリ。病院のカルテは、白赤モデルの赤、つまり病気の時の情報。そうではなく、スマートフォンに血圧や体重、歩数とかお薬手帳とか、毎日の健康情報を入れていくんです。
FANCL 学べるレストラン

「学べる健康レストラン」入り口にて

池森
それはすごい。自分の健康情報を全部データ化していくんですね。カルテで自分の状態を常に見られると、健康は自ら守るんだという意識がどんどん強くなりますね。
黒岩
いま約122万人が登録しています。健康から病気までつながるデータが膨大に溜まると、そこからまた新たな分析ができるようになります。他にも、未病を改善するための商品やサービスを神奈川県は独自に「未病ブランド」として認定しています。
池森
ファンケルの社員食堂「学べる健康レストラン」もその一つですね。栄養を考えたメニューづくりはもちろん、食材の情報や食生活の診断、補うべきサプリメントを教えてくれる、未病の考えを体現したレストランです。
FANCL 学べるレストラン

「学べる健康レストラン」入り口にて

黒岩
食べながらさまざまな健康情報が自然と入ってくる。未病産業のひとつとして、特筆すべきサービスだと思いました。
黒岩
食べながらさまざまな健康情報が自然と入ってくる。未病産業のひとつとして、特筆すべきサービスだと思いました。
池森
多くの人に手軽に、そして楽しく健康になってほしいという想いから始めました。ここで培ったノウハウを活かして、今後は他の企業などにもレシピ提供をし、食を通じて、健康に役立つ情報を世の中に伝える発信基地となるようにしていきたいと考えています。

100歳で笑って暮らせる時代へ。

池森 賢二
池森
未病改善のカギは「食・運動・社会参加」とのことですが、食生活以外だと、私の場合は週一回のストレッチ。あと、ゴルフではカートに乗らず歩くようにしています。芝生の上を歩くのがすごく気持ちよくて、乗る気にならない(笑)。
池森 賢二
黒岩
私はまず3食バランスよくしっかり食べて、野菜を摂ったりサプリメントを摂ったり。あとはランニング。朝走って、最後に芝生の上で大の字になって寝るんです。気持ちが本当に洗われますね。
黒岩裕治
池森
空が見えるのがいいじゃないですか。最高ですね。
黒岩
それと、社会参加の側面で、私が最近注目しているのが「笑い」です。笑いには非常に大きな力があると思います。笑うと健康にいい影響を与えるというデータはそろっているんですよ。
池森
そういえば、私も会社に行って若い人たちと常に会話して笑ったりしています。笑って他の人とつながるのは精神的に大事ですね。
黒岩
みんなが笑っていると、横にいる人もつられて笑う。笑いが広がるとコミュニティーは強くなる。で、コミュニティーが強くなるとまた笑いが広がる。だから笑いあふれる100歳時代をつくっていきたい。それが目標です。
笑いにあふれた100歳時代を神奈川に。

提供:神奈川県

笑いにあふれた100歳時代を神奈川に。

提供:神奈川県

池森
いま、平均寿命は伸びていますが、一方で、元気で過ごせる「健康寿命」との差が問題になっています。その差をどれだけ縮められるか。笑いあふれる100歳時代というのは、素晴らしい目標ですね。
黒岩
せっかく100歳になっても暗い100歳は嫌ですから。
池森
知事とこんなに話したことはなかったので、今日は大変、刺激を受けました。100歳時代を明るくする、その願いのために、これからも共に考えていきたいですね。

楽しく生きる、健康100年時代へ。健康対談

第一弾 ファンケル創業者 池森賢二×健康院クリニック院長 細井 孝之
第二弾 読売巨人軍 監督 原辰徳×ファンケル創業者 池森賢二
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