9月のご自愛のツボ9月のご自愛のツボ

血液をサラサラに!血液をサラサラに!

8つの食材「おさかなすきやね」で生活習慣病を予防しよう

おさかなすきやね8つの食材「おさかなすきやね」で生活習慣病を予防しよう

「運動不足」「生活の乱れ」「ストレス」で血流が悪化する!?「運動不足」「生活の乱れ」「ストレス」で血流が悪化する!?

暑さで水分不足に陥りやすい夏は、血液もドロドロになりがち。さらに、スマホやパソコンがあれば、
お買い物からお仕事まで、自宅にいながらほぼ何でもできてしまう時代。

巣ごもりが続いてくると気になるのが「運動不足」「生活の乱れ」「ストレス」ではないでしょうか。
外出しない分、1日に歩く距離が減ったり、通勤しない分起床時間や生活リズムが乱れて食事もおろそかになったりしたことで、
いつの間にか心も体も疲労やストレスを溜め込んでいるもの。

そんな生活だとしたら、将来の健康を守るためにも
ぜひ意識しておきたいのが、やはり「血管」の存在です。

食生活を改善して「ドロドロ血液」を「サラサラ血液」にしよう!healthy/tsubo/05

私たちの体の中では、血管内を血液がサラサラと流れることで、栄養素や酸素が体中に行き渡っています。でも、運動不足や生活の乱れ、ストレス、水分不足などによって、血液が巡りにくい「ドロドロ血液」の要因に。
「ドロドロ血液」は生活習慣病や血管の老化(動脈硬化)へとつながっていきます。

「ドロドロ血液」を「サラサラ血液」にするために、まず見直したいのは「食生活」。
食生活を整えることで、血流は改善できるのです。
そこで管理栄養士・酵素ファスティングアドバイザーの御子川内さんに、血液をサラサラにするための8つの食材を教えていただきました。

監修 御子川内 尚美(みこがわうち なおみ)さん監修 御子川内 尚美(みこがわうち なおみ)さん

プロフィールプロフィール

管理栄養士・酵素ファスティングアドバイザー、国際食学協会認定・食学士。栄養専門学校卒業後、総合病院・介護老人保健施設の栄養士として患者の栄養管理・調理業務を経験。イベント講師・講座監修・雑誌の執筆やプロアスリートの海外合宿帯同、企業へのレシピ開発など、国内外で幅広く活動中。

著者著者

著書『【酵素断食レッスン】: 毒出しで免疫力アップ!』(BABジャパン、2020年)。

血液をサラサラにする8種の食材 合言葉は! おさかなすきやね血液をサラサラにする8種の食材 合言葉は! おさかなすきやね

それでは「血液をサラサラにする8種の食材」をご紹介します。食材の頭文字をとって覚えやすくした合言葉は「おさかなすきやね」。
普段の食事でも意識的に取り入れてみましょう。

お お茶お お茶

緑茶に含まれる苦み成分(カテキン)は、コレステロール値や中性脂肪値、血糖値を下げる働きを持っています。また抗酸化作用もあり、血管の老化を防ぐ効果も。他にも、お茶には血液中の赤血球の産生を助けるビタミンC、ビタミンB2、葉酸も豊富に含まれるため、健康的な血液の維持に働きかけます。
ただしこれらは体内から排出されやすく、意識的にとる必要が。冷たいお茶より温かいお茶のほうが成分を体に吸収しやすいので、おすすめです。

さ 魚さ 魚

サバ、イワシ、アジ、サンマ、カツオなど青魚に豊富に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)などのn-3系多価不飽和脂肪酸は、血液循環に深く関与し、血液の流れを良くする効果があります。他にも、コレステロール値の低下、脂肪の燃焼を促す、アレルギーを抑制するなどの効果も。火を通すと酸化するので、効率良く成分を吸収するためには、新鮮なお魚を刺身など生でいただくほうが良いでしょう。

か 海藻か 海藻

海藻類は水溶性食物繊維やミネラルが豊富で、血糖値の上昇を抑える働きの他、新陳代謝を活発にして血流を促す働きがあります。中でもワカメや昆布、メカブなどのぬめり成分(アルギン酸やフコイダン)は、食物中からのコレステロールの吸収を妨げ、胆汁酸を吸着排泄する働きがあるといわれています。「酢の物」でいただくと、食物繊維がやわらかくなり成分の吸収率が高まります。

な 納豆な 納豆

納豆は納豆菌で大豆を発酵させた発酵食品で、たんぱく質やミネラル、ビタミン類が豊富。血管の中で血液が固まる血栓を溶かして、血液の流れを良くする特有の成分(ナットウキナーゼ)や、悪玉コレステロール値を下げる成分(リノール酸)も多く含んでいます。また、ねばねばの成分(グルタミン酸、フラクタン)の中には、抗菌作用や、胃壁を保護する成分も。藁など伝統的な容器に入った納豆には天然の納豆菌が存在し、大豆のたんぱく質がアミノ酸に分解されていて、おいしさもバツグンです。

す 酢す 酢

酢に含まれている成分(酢酸やクエン酸など)が血液中の老廃物の排出を促し、コレステロールや脂肪の分解をサポート。他にも、赤血球がスムーズに血管を流れるように、赤血球が自由に形を変えられる力を高めて、血液の循環を促進させます。また疲労回復やカルシウムの吸収を促すなどの効果も。短期熟成で発酵を早めて食品添加物で味を作ったものより、質の良い穀類や果物で時間をかけてじっくり発酵させたものを選ぶのがポイントです。とり続けると血圧を正常値に近づけてくれる働きがあるといわれています。

き きのこ類き きのこ類

きのこ類は全般的に低カロリーで、ミネラルやビタミン類、食物繊維を効率よく補給できます。特有の成分(β-グルカン)はコレステロール値や血糖値を下げる働きから、血液の流れを促したり、白血球を活性化させたりします。さらに免疫力アップ効果も期待できるため、毎日の献立に上手に活用しましょう。

や やさいや やさい

野菜の中でも特にピーマン、ニンジン、小松菜、カボチャなどの緑黄色野菜には、血管を丈夫にして血液をキレイにするビタミン類(β-カロテンやビタミンEなど)が、豊富に含まれています。また水分が多い野菜や芋類に多いミネラルの一種(カリウム)が、体内の余分な塩分(ナトリウム)を排出して、血圧を正常に保ちます。他にも抗酸化作用や食物繊維などが体の機能を調整し、老化や病気の予防に効果的。いろいろな種類を組み合わせて、1日350g以上いただくのが理想です。

ね ねぎ類ね ねぎ類

野菜に含まれる「ねぎ類」ですが、玉ねぎ、長ねぎ、にんにくなど、特にねぎ類に独特のツンとしたにおい成分(アリシン)には、血小板が凝集するのを防ぐ働きがあるため、血管の中で血液が固まる血栓を予防したり、血糖値の上昇を抑えたり、血流を改善したりすることがいわれています。また玉ねぎに含まれる成分(ケルセチン)も、血流の改善や動脈硬化の予防に役立つとされています。

最後に最後に

一生、私たちの体内で休むことなく栄養素や酸素を運び続けている血液。そんな血液の流れを良くすることで、生活習慣病の予防になるだけでなく、日々疲れにくく、体調を崩しにくい体になります。
まずは食生活の改善から。毎日の献立を考えるときは、ぜひ、血液をサラサラにする合言葉「おさかなすきやね」を思い出して、食材選びに活用してみてくださいね。

イラスト:加藤陽子