わたしのうつろいゆくものと、一生もの。Vol.01
仕事も子育ても自分らしく。一大決心を経て見つけた新しいバランス。 フリーアナウンサー 松丸 友紀さん
  • ディレクション:MCS
  • 写真:松木 宏祐
  • 執筆:高野瞳
  • 編集:花沢亜衣
  • スタイリスト:星由希子
  • ヘアメイク:樅野知子
松丸友紀さん

心とからだと肌は、ひとつ。かけがえのない「一生もの」

人生の中で、変化してきたもの、変わらず大切にしてきたものは人それぞれ。
さまざまなジャンルで活躍している女性たちが、ライフステージの「変化」を機に、からだや肌、自分自身とどのように向き合ったのか。そのなかで出合う葛藤や気づきについて伺います。

今回お話を伺ったのは、20年勤めたテレビ局を退社し、フリーアナウンサーとして活動する松丸友紀さん。仕事と子育ての両立を模索しながら、新しいライフスタイルを築いています。その決断にいたるまでの葛藤、新しい生活のなかでの気づきや変化とは?

Profile

松丸友紀さん

松丸 友紀

フリーアナウンサー。東京都出身。A型。2004年にテレビ東京に入社。ニュース番組からバラエティ番組まで幅広く司会をこなす人気アナウンサーに。2024年6月にテレビ東京を退社し、プロダクション人力舎に所属。現在はTBS『THE TIME,』、テレビ東京『ゴッドタン』などに出演中。

衣装クレジット:トップス、キュロット共にykF(エフ)
問い合わせ先 03-3403-6758

理想の働き方、暮らし方を選び取るための決断。20年働いた会社を飛び出して、新しい環境へ。

理想の働き方、暮らし方を選び取るための決断。20年働いた会社を飛び出して、新しい環境へ。

—20年勤めたテレビ局を退職して、約1年経ちましたね。フリーランスになる決断に至るまで、どんな葛藤がありましたか?

入社当初は「この会社に骨を埋めるぞ」と思っていたので、まさかこんな決断をするとは…と、今でも自分の行動力には驚いています。でも自分自身の理想の働き方、暮らし方を選び取るためには必要な一歩だったんだなと感じるようにもなってきました。

フリーランスになる決断に至るまでに一番悩んだのが、仕事と子育ての両立です。夫が競輪選手という特殊な仕事をしていて、ワンオペ育児になることも多く、会社員時代は常に時間に追われていました。子どもがまだ小さい頃、保育園から「お子様が熱を出しています」と連絡があっても、生放送が控えていてすぐに迎えに行けない。「すぐ迎えに行きます!」と言いながら本番を終えて、泣きながら保育園へ走ったこともありました。

最初は体育会系のノリで「頑張るしかない!」と思っていましたが、5年も経つと体力も気力も限界に。気がつけば家庭もピリピリした雰囲気になっていました。体調面でも、うまく寝つけなかったり、翌朝疲れが取れていなかったりと、自分ではそれほどストレスを感じていないつもりでしたが、不調が現れるようになりました。からだは正直なんですよね。このままでは家族も自分も健やかでいられない、見直す必要があるなと思うようになりました。なんだかんだ5年ほど悩んで、思い切って決断したという感じです。

環境の変化が体調にも影響。自分のこころとからだを見直すきっかけに。

環境の変化が体調にも影響。自分のこころとからだを見直すきっかけに。

―長年勤めた会社を辞め、独立しフリーランスになることに不安はありませんでしたか?

もともと保守的な性格でもあるので、不安はもちろんありましたが、退職の際、社長に挨拶をしたら、「いつでも戻ってきていいよ」って言ってくださって。その言葉を信じて、半分はまだ会社にいる気持ちでいます(笑)。

フリーランスになってからは、仕事がない日は完全なオフにできるので、子どもと過ごす時間も増えました。仕事と家庭の切り替えがスムーズになり、心身ともに健康的に過ごせています。夫からは「最近すごく明るくなったね」「表情が柔らかくなった」と言われます。以前は常に眉間に皺を寄せていたみたいで、「剣幕」と言われることもあったくらいなので(笑)。

そういう意味でも、意外と今の働き方は自分に合っていると実感しているところです。逆に、オフの日はゴロゴロしすぎて、気づいたら寝ているなんていうこともあります。そのくらいオンオフはっきりと生活できるのは、今の働き方を選べたからこそですね。

—新しい生活はスムーズにスタートできたのでしょうか?

それが最初は環境の変化で体調を崩しまうことも多くて…。夏に熱中症になってしまって、その後に逆流性食道炎にも。アナウンサーという職業は変わらないけれど、環境や生活リズムの変化に追いつけていなかったようです。自分のからだと向き合うタイミングなのかもしれないと思い、今まさにいろいろと実践しているところです。

旬の野菜を取り入れたり、たまに毒を吐いたり。自分を癒す時間づくり

―自分のからだと向き合おうタイミングということですが、どんなことから始めたのですか?

まず健康診断や血液検査で自分のからだの状態を把握しました。鉄分などのミネラルが不足していることがわかって、食事を見直しています。食育インストラクターの資格を取得して子どもや夫の栄養には気を配っていたにも関わらず、実は自分のことはついつい後回しになっていたんですよね。自分の食事に向き合う時間が取れなかったし不規則だったので、簡単にたべられる菓子パンやロケ弁などが多く、とりあえずお腹を満たしていたことを反省しました。

今は、ミネラル豊富な海塩を取り入れたり、旬にこだわったり、減農薬野菜を使うようにしています。おまかせで旬の野菜が届くんです。旬のものがやっぱりからだに良いといいますよね。野菜って、無意識に子供が好きな野菜や使いやすい野菜に偏りがちですが、普段自分では手に取らないような野菜が入っていると新しいメニューに挑戦してみようと思えるし、同じレシピでも野菜が変わるだけで新鮮な気持ちにもなれます。

—料理も楽しくなりそうですね。ほかに意識していることはありますか?

これまではとにかく時短を意識していましたが、今は隙間時間でも「自分の時間」を持つようにしています。できるだけゆったりとくつろぐ時間、あえて何も考えない時間を持つことを意識しています。日常の中に少しでも自分を癒す時間を作ることは、気持ちの切り替えにも大切だなと感じています。一番のリフレッシュは「毒を吐く」こと(笑)。気の知れた仲間に「聞いてよ、こんなことがあって!」と話すと気持ちもスッキリします。

また、息子が習い事に行っている1時間を活用し、カフェでお茶をしてひとりの時間を持つようにしたり、家族で近場の温泉に行ったり。家事や仕事をしなくていい環境にあえて身を置くことで、自分と向き合う時間を作っています。すると、不思議と仕事のアイデアが浮かび、やりたいことが次々と湧いてくる。自然と気持ちも前向きになります。

また夕食後にはウォーキングもしています。ウォーキングとランニングの間くらいの少し速めのスピードが無心になれるので気に入っています。寝る前に星空をぼーっと眺めたり、音楽を聴いたりと短時間でも心地いい時間を持つと、ゆったりとした気持ちで眠りにつける気がします。

足し算から引き算に。大人のメイクとスキンケアには土台が大切

足し算から引き算に。大人のメイクとスキンケアには土台が大切

—年齢を重ねて、メイクやスキンケアには変化はありますか?

20代の頃は肌トラブルも多く、コンシーラーで隠すことばかり考えていました。でも40代になると、足し算メイクが逆効果だと気づいたんです。隠せば隠すほど老けて見えるし、肌が疲れているように見えてしまう。メイクで隠すのではなく、肌の土台を整えることが大切だと気づきました。

スキンケアもメイクもシンプルに、を心がけています。仕事ではどうしてもハイビジョン用ファンデーションを使うので、その時はメイク落としをしっかりと。汚れを残さないように気をつけています。

スキンケアでは保湿を徹底しています。これまではとにかく時短を意識していたけれど、今は少しだけ丁寧に、肌の状態と向き合うようにしています。最近は毎日シートマスクを使っていますが、続けることで肌の調子も良いみたいで嬉しいです。いろいろな情報をキャッチしてトライ&エラーを重ねながら、少しずつ肌の状態や自分に合うものをみつけていきたいと思っています。

これからもプレイヤーでいたいから。自分らしいバランスを大切に暮らしたい

これからもプレイヤーでいたいから。自分らしいバランスを大切に暮らしたい

―松丸さんにとっての理想、一生ものとは?

仕事では、まだまだプレイヤーでいたいという気持ちが強いんです。会社員としてキャリアを積んでいくと、管理職など会社から求められることが変わっていきます。後輩を育成したり、後輩たちが羽ばたいていく姿にワクワクしたりとやりがいを感じてはいましたが、やっぱりプレイヤーとしてまだまだ成長していきたい。そして、声の仕事はずっと続けたいと思っています。そういう思いが募ったことも、フリーランスを選んだ理由でもあります。

人生100年時代と言われますが、元気で働ける時間は限られています。だからこそ、ワクワクすることを大切にしながら、子育ても仕事もどちらも充実させていきたいですね。

息子は普段ツンデレなんですが、寝るときだけ「お母さん大好き」って言ってくれるんです。
それがすごく幸せで。この子のためにも、健康でイキイキと働いて、毎日笑顔でいたい。だからこそ、無理なく自分のバランスで、日々の生活ひとつひとつの積み重ねを一生ものとして大切にしていきたいと思っています。

肌の調子がいい。からだの調子がいい。
そんな毎日を続けることが、一生もの健やかさと美しさにつながっていく。
ファンケルは仕事や子育ての両立をしながら、活躍し続ける松丸さんを応援していきます。

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  • 写真:松木 宏祐
  • 執筆:高野瞳
  • 編集:花沢亜衣
  • スタイリスト:星由希子
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