知りたい!美容と健康Tips ビューティ

 1. 首にシワができる原因 

首にシワができるのはなぜでしょうか? まずは原因を知ることが、改善の第一歩です。

乾燥によるシワ

スキンケアを行う際に、首もとまでスキンケアができていないといった方が多いと思いますが、首は皮脂腺が少ないため、皮脂膜が作られず乾燥しやすい部位となっています。乾燥が原因で肌の水分量が低下すると、肌のキメが乱れ、シワができやすくなります。

また、日焼け止めを塗る際に、首までしっかりと塗れていないといった場合も、紫外線ダメージにより肌のターンオーバーが乱れ、乾燥しやすくなります。紫外線によるダメージが蓄積されると、肌のハリや弾力が低下し、シワにつながります。

加齢によるシワ

加齢により筋力が衰えたり、肌のコラーゲンが減少したりすると、首元のたるみを引き起こします。首元がたるむと皮膚が垂れ下がり、首のシワの原因になります。

生活習慣によるシワ

パソコンやスマートフォンを使用していると、うつむく姿勢が続きがちです。そうすることによって首にシワが寄った状態が続き、シワが定着しやすくなります。また、高い枕で眠ることも同様に首のシワができる要因となります。一度寝姿を鏡で見て、首にシワが寄っていないか確認してみましょう。


 2. 首のシワを改善するためのマッサージ方法 

首のシワを改善するためには、どのような対策をすればよいのでしょうか。その一つの方法としておすすめなのが、マッサージを行うことです。

マッサージは血流を良くして新陳代謝を促進させる効果が期待でき、首のシワ改善に効果的です。また、リンパの流れをよくすると老廃物を排出する効果が期待でき、首元のたるみ予防に効果があります。

ただし、首のマッサージをする際には、シワを深くすることがないように、摩擦や力加減に注意する必要があります。強い力を加えない、皮膚を引っ張らないといったことを十分に心がけましょう。

マッサージの方法は、下記の通りです。

STEP1:首や肩周辺は凝って緊張している場合が多いので、頭を左右に数回ぐるりと回し、軽くほぐしてからマッサージしましょう。また、このとき脇の下も揉むと、全身の血の巡りがよくなります。

STEP2: あらかじめマッサージジェルや美容オイルなどを塗って、指の滑りがよくなるよう準備をします。

STEP3:デコルテのマッサージからスタートします。鎖骨の中央部分の窪みから外側に向かって流し、鎖骨の下側を軽く押します。デコルテを流す際は親指と小指は添える程度で、そのほかの3本の指の腹を使い、力は入れず、3~4回程度撫でるように行いましょう。


STEP4
:耳のつけねから下方向に3~4回、デコルテまで流します。


STEP5
:軽くあごを上げた状態でシワの部分に両手を添え、それを上下に軽く引き伸ばすイメージで4~5回マッサージします。


STEP6
: 軽くあごを上げた状態でシワの部分に両手を添え、それを横方向に軽く引き伸ばすイメージで4~5回マッサージします。

首のマッサージとあわせて、お顔や首の皮膚に繋がる頭皮のマッサージも行うのがおすすめです。やり方は以下の記事に詳しく書かれています。ぜひご覧ください。



 3. 首のシワを予防するために気をつけるべきこと 

首のシワを予防するには、どのようなことに気をつけるべきなのでしょうか。ここでは、生活習慣で気をつけるべきポイントをご紹介していきます。

正しい姿勢を心がける

特にデスクワーク中心の仕事をしている方は、仕事に熱中するあまりつい猫背になり、長時間その姿勢を続けてしまうことがあります。猫背はたるみだけではなく、首のシワにつながる可能性があります。そのため机と椅子の高さを調整するなど日頃から猫背にならないように、正しい姿勢を意識することが大切です。

とはいえ、すでに猫背になってしまっている方も多いでしょう。そんな方は、猫背を改善する効果が期待できるストレッチなどを日常的に取り入れることをおすすめします。

以下の記事にその方法がくわしく書かれています。ぜひ参考にしてください。


日焼け止めなどの紫外線対策を徹底する

紫外線ダメージの蓄積が首のシワの原因になることを考えると、日頃からいかにして紫外線を防止するかが首のシワ予防の鍵を握ります。紫外線は夏だけではないため、常に対策を行うことが大事です。

また、日焼け止めは朝に塗ったままでは意味がありません。汗や皮脂、時間の経過によって効果が薄れてしまうことを考慮し、特に汗をかきやすい季節などには、こまめに塗り直しましょう。

このほか、首元にスカーフやストールを巻いたり、日傘をさしたりして紫外線を防止することもおすすめです。

ファンケルでは、シーンに合わせた日焼け止めをご用意しています。

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保湿をこまめに行う

首のシワの原因の一つが乾燥なので、こまめに保湿することが首のシワ予防につながります。スキンケア化粧品の中には首やデコルテ用という商品も存在しますが、毎日続けていくなかで顔と使い分けることは面倒に感じられます。

そのためデコルテまでを顔と考え、顔と首、デコルテと同じ化粧品でケアしていくのも一つの方法です。化粧水や乳液だけでなく、シワ改善美容液も顔に使用しているものを首にも使用できるので、兼用すると面倒なくケアが続けられます。

ファンケルでは、シワを改善するスキンケア化粧品をご提供しています。

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 4. まとめ 

首にシワがあると、それだけで老けて見えがちです。日頃から予防を心がけると同時に、すでにあるシワについては正しい方法でアプローチしていくことがシワ改善への近道となります。

シワを改善する方法としては、肌を保湿することが重要ですが、同時にマッサージを行うことやシワ改善美容液を使うことも習慣にしましょう。

それと同時に、首のシワにつながる生活習慣はすぐに見直すことが大切です。丁寧なケアをコツコツと続けて、若々しい首元をキープしましょう。

また、市販薬の場合は病院で処方される外用薬と成分が同じであれば、ある程度の効果が期待できると考えられますが、使用上にはさまざまな注意が必要です。必ず薬剤師に相談することや、用法・容量を守ることを心がけ、皮膚に異常が出た場合には速やかに皮膚科を受診しましょう。

このほか、少しでも不安要素や他にも気になる症状等がある場合は、医師の指導のもとに治療することを心がけましょう。


執筆・監修遠藤 幸子 エイジング美容研究家/美容ライター

アットコスメ公認ビューティストに認定されたのを足掛かりに、活動をスタート。ウェブや雑誌などで美容コラムの執筆や監修を行う他、テレビやラジオ、雑誌、新聞、広告などに出演。いつまでもキレイでいたいと願う女性に向けて、日々美容情報を発信中。

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