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 1. おしりの黒ずみ・ザラつきってどんな状態? 

「鏡でおしりを見たときに黒ずみがある」「さわるとザラザラする」などの経験をした方もいるのでは?おしりは乾燥しやすく、元々黒ずみやザラつきが生じやすい部位です。

黒ずみは、おしりの一部分だけが黒くなっている場合がほとんどです。ザラつきは、乾燥や摩擦が原因でザラザラする、ニキビや吹き出物でザラザラするなどのケースがみられます。

 2. おしりの黒ずみ・ザラつきの原因は? 


おしりの黒ずみやザラつきは、気がついたときには生じていることが多く、原因がわからないまま過ごしてしまっている方もいるかもしれません。おしりの黒ずみやザラつきとなる主な5つの原因から見ていきましょう。

皮膚への刺激や摩擦・圧迫

おしりは、椅子に長時間座ると圧迫された部分が刺激となり、角層が厚くなったり黒ずみが生じたりしやすくなります。また、きついガードルやデニムパンツなど、おしりを締めつける衣類は動くと摩擦がおき、メラニン色素が過剰生成され、沈着すると黒ずみになってしまいます。

古い角質

古い角質の蓄積は、黒ずみやザラつきの原因となります。
おしりは自分で直視できない部位のため、お風呂で洗うときに気づかないまま汚れが残っていると、古い角質が蓄積されてしまいます。本来は垢となって古い角質が剥がれ落ちますが、ターンオーバー(※)が乱れ、肌の表皮が渋滞を起こした状態になり、角質が厚くなって黒ずみやザラつきにつながってしまいます。

※表皮のいちばん奥の基底層から肌細胞が生まれ、角層から剥がれ落ちるまでのサイクルのこと。

日やけや日やけ跡

夏に海やプールに行き日やけをすると、メラニンが過剰生成され、シミやそばかすになり黒ずんで見えてしまうことがあります。また、紫外線ダメージにより肌が乾燥することもザラつきの原因になるため注意しましょう。

ニキビ跡や色素沈着

おしりには毛穴が多いため、通気性の悪い下着やボトムスの着用で蒸れてしまうと毛穴詰まりが起き、ニキビができやすくなります。ニキビは治っても、ニキビの跡が色素沈着を起こし黒ずみとして残ってしまうことがあります。

保湿不足

おしりは乾燥すると、黒ずみが生じたり肌がザラついたりしやすくなります。お風呂上がりに何も塗らずにいると、保湿不足で肌は乾燥状態に。また、加齢とともに肌のうるおいが低下してくるため、年齢とともに黒ずみやザラつきが目立ってきます。

 3. おしりの黒ずみ・ザラつきはセルフケアできれいになる? 


汚れをオフするケアと保湿ケアを行なえば、黒ずみやザラつきのない、きれいなおしりを目指せます。効果的な2つのセルフケアをご紹介しますので、ぜひ実践してみてください。

マッサージを行なう

古い角質を落とすには、ボディスクラブやゴマージュなどでマッサージをするのがおすすめです。ボディスクラブやゴマージュでマッサージすると、古い角質が落ちてスベスベの肌に。毎日行なうのではなく、週1回程度のスペシャルケアとして取り入れましょう。

こまめに保湿する

お風呂上がりのまっさらな肌は、水分が蒸発しやすい状態です。お風呂から出た後にボディミルクやボディクリームでおしりを保湿すると、乾燥をケアすることができ、下着や衣服の擦れなどからも肌を守ることができます。

ボディミルクやボディクリームは、塗ってすぐに下着を着用できる肌なじみが良くベタつかないタイプがおすすめ。お風呂から出たら10分以内の保湿ケアを心がけてください。

美白有効成分配合のタイプを選ぶと、紫外線によるメラニンの生成を防ぎ、シミそばかすを予防できます。

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 4. おしりの黒ずみ・ザラつきを予防するには? 

おしりの黒ずみは、古い角質によるものであればセルフケアできますが、メラニンの蓄積による場合はセルフケアでは難しいため、日々のケアで黒ずみやザラつきを予防しておくのがベスト。効果的な5つのケア方法を実践してみましょう。

洗い過ぎない

おしりの黒ずみを取りたいからと毎日ゴシゴシと洗いすぎると、肌を傷めてしまい、肌を守るバリア機能が低下する場合があります。そうなると、逆に黒ずみやザラつきを悪化させてしまうおそれがあります。やわらかいタオルを使用したり手で洗うようにしたりして、洗い過ぎには注意してください。

締め付けが少ない下着や洋服を着用する

締め付けが強い下着やガードル、ボトムス着用は避けるのがおすすめです。ヒップラインにゴムが食い込む下着を長期間着用すると、皮膚とゴムが擦れて黒ずみやすくなります。

ショーツを選ぶ際は、縫い目のないシームレスタイプや肌ざわりがやさしいコットン素材がおすすめです。特にサニタリーショーツは、素材によっては蒸れやすく、肌あれを起こして黒ずみになってしまうケースもあるため、肌がデリケートな方は肌にやさしい素材のショーツの着用がベスト。ガードルは、ショートタイプよりもロングタイプのほうがヒップラインに食い込まず着用できます。

ガードルやデニムは、締め付けや摩擦が生じにくい、きつすぎないタイプを選びましょう。パンツやタイトスカートはストレッチ性のある素材を選ぶのもおすすめです。

肌にやさしいタオルを使う

おしりは摩擦の刺激に弱いため、肌にやさしいタオルを使って洗いましょう。使い続けても固くならないタオルがおすすめです。低刺激のボディソープと、しっかりと泡立つタオルを使い、泡でおしりを包み込むようにやさしく洗ってください。

洗い終わったら、肌あたりがやさしいバスタオルで水分を吸い取るように押さえて拭き取りましょう。

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以下の記事も併せてチェックして、黒ずみやザラつきのない肌を目指しましょう。


座りっぱなしを避ける

長時間座りっぱなしでいると、どうしてもおしりに圧がかかり、色素沈着が起きやすくなります。また、固い椅子やクッション性がない椅子に座ると肌当たりが強くなります。クッションを敷いて座る、座る時間を短くするなどの工夫をしてみましょう。

紫外線対策をする

夏に海やプールに行く方は、おしりにも日やけ止めを塗り、紫外線から肌を守りましょう。日やけ止めは、水に強いウォータープルーフタイプがおすすめです。

また、紫外線は日頃の食生活でも対策できます。ビタミンAやビタミンCには紫外線により発生する活性酸素を除去する働きがあり、内側からのシミ予防が期待できます。ビタミンAはレバー、卵、にんじん、大葉などに含まれており、ビタミンCはパプリカ、ブロッコリー、レモン、オレンジ、キウイフルーツなどに含まれています。

なお、油溶性のビタミンAは加熱しても壊れませんが、ビタミンCは加熱すると壊れてしまうため、なるべく生のまま摂取するのがおすすめです。

 5. まとめ 

おしりの黒ずみやザラつきは、洗い方や保湿ケア、生活習慣で予防できます。お風呂に入る前におしりの肌状態をチェックし、日頃からケアを心がけておくことが大切です。

見えない場所ほどきれいにする習慣を身につけて、自分に磨きをかけましょう。


 

監修湯浅 道子(ゆあさ みちこ)

大手エステティックサロンの管理職を務めたのち、美容家×美容ライターとして活躍中。コスメコンシェルジュ、薬機法管理者、景表法検定1級を保有し、10代から50代以降の肌悩みに幅広く対応。

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