目指せ!サプリ健者 ヘルスケア

<MAP>


■ 約6割の方が複数のサプリメントを摂取

内閣府のデータによると、サプリメント利用者は2~4種類を摂っている方が最も多く53.8%。5種類以上の6.8%と合わせると、約6割の方が複数のサプリメントを利用しています。ただし、安易にサプリメントの数を増やすのは禁物。まず毎日の食事・運動・休息を見直したうえで、本当に必要なサプリメントかどうかをよく考えてプラスしましょう。



■ 複数のサプリメントを摂る際の注意点

サプリメントは食品なので基本的には複数摂っても問題ありませんが、同じ成分が含まれている場合は要注意。目的に合わせてどちらか1種類を選ぶのがベストですが、同じ成分の1日当たりの摂取量を合計して、自分で摂る量を調整してみるのも良いでしょう。成分によっては、摂りすぎると健康に良くない影響があらわれることもあるからです。

例えばビタミンは13種類あり、水溶性と脂溶性では性質が異なるのが大きな特徴。ビタミンCやビタミンB群は水溶性のため摂りすぎても尿として排出されますが、脂溶性のビタミンは体内に蓄積されやすく、特にビタミンA、Dは注意が必要です。必須ミネラル16種類の中では、リン、セレンなどのほか、不足しやすいカルシウムや鉄も、実は過剰摂取のリスクがある栄養素。いずれも厚生労働省「日本人の食事摂取基準」2020年版で、1日当たりの「耐容上限量」が設けられています。

※耐容上限量とは、栄養素を摂取するための指標の1つ。習慣的な摂取量が「耐容上限量」を超えると過剰摂取による健康障害のリスクが高くなる。


「耐容上限量」が定められていない栄養素についても、大量に摂取した場合の安全性が保証されているわけではありません。また、大豆イソフラボンのように、行政によって1日の摂取目安量の上限値が定められている栄養素もあります。あくまでも適度に摂取することが大切です。

サプリメントには、さまざまな要素を考慮したうえで栄養素が配合されています。商品に明記された1日の摂取目安量を守って、正しく摂取するようにしましょう。



■ 栄養素の組み合わせもチェック

栄養素の中には、お互いにサポートし合う組み合わせや、逆に妨げる組み合わせがあります。1種類のサプリメントに含まれる成分は、その作用を考慮して配合されていますが、2種類以上のサプリメントを摂るときは組み合わせも要チェック。摂る方の体質や体調にもよりますが、基本的に相性の良い例、注意が必要な例を知っておくと、複数のサプリメントを摂るときに役立ちます。

● 一緒に摂ると良い例
・カルシウム×ビタミンD/骨へのカルシウムの沈着をサポート
・鉄×ビタミンC/体内での鉄の吸収をサポート

● 一緒に摂るときは注意が必要な例
・亜鉛×カルシウム、鉄/カルシウム、鉄の摂りすぎは、亜鉛の吸収を妨げる可能性がある
・銅×亜鉛/亜鉛の摂りすぎは、銅の吸収を妨げる可能性がある



■ 医薬品との併用は、まず医師や薬剤師に相談を

通院治療中の方や医薬品を服用している方で、併用したいサプリメントがある場合は、まず担当の医師や薬剤師などの専門家に相談しましょう。

★詳しくはVol.2「サプリと薬の違い」をご覧ください。



■ こんなときはすぐに中止しよう!

いろいろなサプリメントを同時に摂り始めると、不調があらわれたときにどのサプリメントが原因かわかりにくくなってしまいます。自分に合うかどうかを見極めるために、複数摂取は1種類ずつ様子を見ながら追加していく方法がおすすめ。追加する前にパッケージの注意書き、食物アレルギーのアレルゲン、原材料名などをよく確認し、そのうえで気になることがあったら、メーカーの窓口やサプリメントアドバイザーに相談してみましょう。

少しでも不調があらわれたらすぐに摂取を中止し、パッケージなど商品の内容がわかるものを持って医師や薬剤師などの専門家に相談しましょう。





<エンディング>

次のテーマは「上手な摂り方・続け方」について。
公開は11月1日の予定です。お楽しみに!





迷ったら「サプリメント相談室へ」

サプリメントや健康についてのご質問・ご相談に、管理栄養士をはじめとする専門スタッフが対応。携帯電話からもご利用いただけます。
フリーダイヤル 0120-750-210
[月~土]朝9時~夜9時
[日・祝日]朝9時~夕方5時

薬との飲み合わせをオンラインで確認

*健康食品と薬の飲み合わせをお問合せの際は、予めファンケルの健康食品の商品名と薬の名前をご用意ください(煎じ薬など一部の漢方薬は対象外です)。
*日々の情報収集をもとに見直しを行っており、結果は変わる可能性があります。
*薬を服用中の方および通院中の方は、お医者様・薬剤師とご相談のうえお摂りください。

バックナンバー BACK NUMBER

バックナンバー一覧