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Ⅱ型コラーゲンは水に次いで軟骨に多く存在する成分で、軟骨成分の主成分であるプロテオグリカンとともに、ひざの健康をサポートしています(*1)。

本記事では、コラーゲンの種類やⅡ型コラーゲンの働き、Ⅱ型コラーゲンとプロテオグリカンの関係、Ⅱ型コラーゲンの取り入れ方をご紹介しています。

Ⅱ型コラーゲンを詳しく知りたい方や、ひざの健康を保ちたい方は参考にしてください。

*1:約70%は水が占める

 1. コラーゲンの種類について

コラーゲンはたんぱく質のひとつです。人体の皮膚や軟骨を構成していることでよく知られています。

コラーゲンはⅠ型コラーゲンやⅡ型コラーゲンのように、見つかった順番に数字で分類されており、ほかにもさまざまな種類があります。

Ⅰ型コラーゲン ・体内にいちばん多く存在するコラーゲン
・皮膚や骨、腱に存在している

Ⅱ型コラーゲン ・構造はⅠ型コラーゲンと同様
・軟骨や目の硝子体に存在している

体内に最も多く存在するのはⅠ型コラーゲンですが、ここではⅡ型コラーゲンについて詳しく解説していきます。

 2. Ⅱ型コラーゲンの働きとは

Ⅱ型コラーゲンは軟骨を構成する主な成分のひとつで、軟骨の動きをサポートする働きがあると考えられています。加齢や肥満等の要因が加わりⅡ型コラーゲンが減少すると、軟骨の構造に影響を与える可能性があります。

また、軟骨や眼の硝子体に多く存在するⅡ型コラーゲンは、ひざ関節にも大きく関わっています。

ひざ関節は、太ももの骨である大腿骨(だいたいこつ)と、すねの骨である脛骨(けいこつ)で成り立っています。大腿骨と脛骨をつなぎ合わせる部分には、滑らかに動かせるように軟骨があります。その軟骨に、Ⅱ型コラーゲンが多く含まれており、重要な成分です。

 3. Ⅱ型コラーゲンとプロテオグリカンについて

ひ関節軟骨の主な成分は、水とⅡ型コラーゲン、プロテオグリカン、ヒアルロン酸です(*1)。

Ⅱ型コラーゲンの働きは先述したとおりですが、プロテオグリカンは、保水性と弾性に優れ、衝撃を吸収する働きがあることが報告されています。また、2つの成分は、関節の動きをサポートするという同じ役割を担っています。

Ⅱ型コラーゲンとプロテオグリカンの働きから、ひざ関節に多く存在する軟骨の健康維持のために重要な成分といえます。

*1:約70%は水が占める

 4. Ⅱ型コラーゲンを取り入れる方法

ひざ関節の構造維持のために重要なⅡ型コラーゲンですが、Ⅱ型コラーゲンを取り入れる方法を知りたいと思ったことはありませんか。

Ⅱ型コラーゲンは、以下に紹介する方法で取り入れます。

1. 食品から摂取する
2. 運動で増やす
3.  サプリメントを上手く活用する

健康なひざ関節を保つための参考にしてください。

1.食品から摂取する

Ⅱ型コラーゲンは食品からも摂取できます。コラーゲンを多く含む食品は、ゼラチンや鶏手羽肉、ふかひれ、牛すじ肉、鶏皮等です。

Ⅱ型コラーゲンの安定のためには、ビタミンCや鉄分を一緒に摂取することも大切です。コラーゲンは酵素の働きによって、より安定したコラーゲンになります。使われる酵素が働くためには鉄分が必要で、鉄の酸化を防ぐためにビタミンCも必要です。よって、鉄分とビタミンCが充足していると、コラーゲンの安定化につながるといわれています。

ビタミンCはキウイフルーツやいちご等の果物、ピーマンやブロッコリーのような野菜にも多く含まれています。鉄分は豚レバーやかつおのたたき、納豆、小松菜、乾燥プルーンに多く含まれているので、日々の食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

2.運動で増やす

Ⅱ型コラーゲンは食品から取り入れる以外に、適度な運動で増やす方法があります。

運動のしすぎは、ひざの動きに悪影響を及ぼす可能性があるものの、ゆったり歩くような運動ではⅡ型コラーゲンを増やせるといわれています。また、運動することでひざ関節まわりの筋力が維持されて、スムーズに動きやすくなります。

ひざ関節まわりの血行が促進されることで、ひざ関節の違和感の軽減も期待できるため、ぜひ適度な運動を取り入れてください。

早歩きでなくても、1秒に1歩程度のウォーキングのような軽い運動でも、関節軟骨に適度な刺激を与え、Ⅱ型コラーゲンを増やし、軟骨の維持・増強が期待できます。ひざ関節に負担をかけない程度のウォーキングを取り入れてはいかがでしょうか。

3.サプリメントを上手く活用する

ひざ関節や体の健康を保つためには、日々の食生活を整えることが最も大切です。

Ⅱ型コラーゲンを増やす方法として、日々の食生活や運動をメインにしながらも、さらにサポートがほしい場合はサプリメントを取り入れる方法もあります。

食事のバランスが保てなかったと感じる日や、毎日の運動が難しい場合のサポートとしてサプリメントを上手く活用する方法も検討してみてはいかがでしょうか。

ただし、サプリメントを取り入れる際は、あくまでも生活のメインは食事と運動であることを忘れずに取り入れましょう。

 5. Ⅱ型コラーゲンを取り入れて、健康なひざ関節づくりに役立てよう

コラーゲンは、皮膚や軟骨、腱に多く存在する成分で、数十種類のコラーゲンが存在しています。なかでもⅡ型コラーゲンは軟骨に多く存在するコラーゲンで、プロテオグリカンと合わせてひざ関節の働きに関わっています。

Ⅱ型コラーゲンはゼラチンや鶏手羽、鶏皮のような食材から摂取できます。コラーゲンが安定して働くために、ビタミンCや鉄分も意識して摂ると良いでしょう。

食品以外にも、ウォーキングのような適度な運動でもⅡ型コラーゲンを増やせます。元気なひざを保つために、紹介した食品や運動を取り入れてみてはいかがでしょうか。



監修川上 洋平(かわかみ・ようへい) 医師・医学博士・整形外科専門医

神戸大学医学部卒業。米国ピッツバーグ大学留学、膝スポーツ疾患や再生医療を学び、北播磨総合医療センター、神戸大学病院、新須磨病院勤務を経て、患者さんにやさしく分かりやすい医療を提供することを目的に、かわかみ整形外科クリニックを開業。日本整形外科学会専門医、再生医療学会認定医。英文論文執筆多数。専門は膝関節外科、スポーツ障害、再生医療。 *医師が特定の商品を推奨しているわけではありません。

 Ⅱ型コラーゲン配合!
ファンケルの「楽ひざ」をご紹介 

ファンケルの機能性表示食品「楽ひざ」をご紹介します。

「楽ひざ」は、ひざ関節を構成する水以外の主な成分であるプロテオグリカンとⅡ型コラーゲンが含まれている、臨床試験実施済みの機能性表示食品です(*2)(*3)。

また、プロテオグリカンとⅡ型コラーゲンの組み合わせの機能性表示食品は日本初(*3)です。ひざ治療の成績を判定するJOAスコア(*4)でも確認済みであるため、元気なひざのためにおすすめです。

そして、1日たった1粒であること、比較的続けやすい価格であることも魅力です。

続けて歩くのが苦手、階段の昇り降りが億劫、いつまでもひざの健康を保ちたい方は、毎日のサポートとして試してみてはいかがでしょうか。

*2:ひざ関節の成分は、約70%は水が占める
*3:臨床試験済み機能性表示食品(届出番号:C434 )で日本初(2019年9月20日)
*4:JOAスコアはひざ治療の成績判定基準として、4つの項目の合計スコアを100点満点で点数評価する指標のこと(本試験は健常者が対象)






楽ひざ<機能性表示食品>

30日分2,695円(税込)

2つの軟骨成分「プロテオグリカン」「Ⅱ型コラーゲン」を配合した機能性表示食品。「摂りやすさ」「続けやすさ」にこだわり、ファンケル独自の製法で1日たった1粒に。

詳しくはこちら

*本品は特定保健用食品と異なり、消費者庁長官による個別審査を受けたものではありません。
*疾病の診断、治療、予防を目的としたものではありません。
*食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。

【届出表示】
本品にはサケ鼻軟骨由来プロテオグリカン・サケ鼻軟骨由来Ⅱ型コラーゲンが含まれるので、日常生活(階段の昇り降り、歩く、しゃがむ等)でひざ関節が気になる方のひざ関節の動きをサポートし違和感を和らげる機能があります。また、サケ鼻軟骨由来プロテオグリカン・サケ鼻軟骨由来Ⅱ型コラーゲンは、加齢に伴う筋力の低下を感じている方の筋肉量の維持に役立つ機能が報告されています。


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