SDGs

肌不調の増加への対処

私たちの肌は、紫外線や乾燥、花粉、大気汚染などの外的要因や、睡眠不足やストレス、生活習慣の乱れなどによる内的要因により、肌あれのリスクが高まっているといわれています。 

また、子どもの肌は大人よりバリア機能が弱いため、紫外線や花粉、ブルーライトなど外的要因によるダメージを受けやすいと言われています。さらに、小学生は、生活習慣、食生活、身体の成長やホルモンバランスの変化により、肌は影響を受けやすく調子の悪さを感じやすくなります。特に皮脂分泌が大きく増えます。

そのような変化の大きな時期に、肌の状態に合ったスキンケアをすることが、肌悩みの少ない健やかな肌を育むことにつながります。

そこで、ファンケルは、子どもたち自身とその保護者に肌の状態を正確に周知し、スキンケア意識を高めることが必要と考え、"子どものスキンケア"について桐蔭学園小学校の5年生とともに考える講座を2023年度にスタート。

講師はファンケルの従業員が務め、講座を通じて環境問題やダイバーシティ、モノづくりを学びながら、児童自らがこの活動の情報発信にも挑戦し、一緒に「健やかな肌」を目指し推進と貢献を図りました。

1年の講座を通じて、児童たちの声を反映し、製品の色は男の子も女の子も使いやすい水色、容器は力が弱い子どもでも自分で使えるポンプ式にするなど「キッズフレンドリー設計」にしたスキンケア製品が2024年12月に誕生しました。

クリアアップ 泡洗顔料<医薬部外品>     クリアアップ ジェルミルク<医薬部外品>

ファンケルSDGs講座(キッズスキンケア講座)

桐蔭学園小学校の児童の声を反映して開発したキッズスキンケア「クリアアップシリーズ」を活用した小学生向けのスキンケア講座を202412月から開始しました。講座では、肌の働きや、子どもの肌の特徴、適切なスキンケアについて学んだ後、実習を行います。

2024年12月、2025年1月には、横浜市立仏向小学校の5、6年生、横浜市立六浦小学校の6年生向けに講座を実施しました。洗顔料を使用した洗顔をするのは初めての子がほとんどで、優しく泡で洗う練習をみんなで一緒に行いました。

泡洗顔の様子(横浜市立仏向小学校)

洗顔後は、きれいになった肌に、ジェルミルクをそっと肌にのばして肌にうるおいを与えます。強い力でゴシゴシこすらず、肌をやさしくいたわりながら伸ばす方法を練習しました。

ジェルミルクを塗布する様子(横浜市立六浦小学校)

参加した子どもたちからは、「環境や紫外線が肌に影響を与えることを初めて知った。スキンケアの大切さを講座で学んだので、続けてみようと思った。」「初めて泡で洗顔したけど気持ち良かった。」「スキンケアは自分には関係ないと思っていたけど、今日習ったことを明日もやろうと思った。」などの感想があがりました。

また、2025年1月には、企業とのコラボ講座もスタートしています。神奈川県の未病の取り組みをともに行っている「株式会社ルネサンス」とは親子向けスキンケア講座を実施し、ともに「かながわSDGsパートナー」である、学童保育の運営等を行っている「株式会社明日葉」とは、放課後キッズクラブでの小学生向けスキンケア講座を実施しました。今後も、さまざまな場所で、キッズスキンケア講座を拡大していく予定です。

親子向けスキンケア講座(株式会社ルネサンス) 

放課後キッズクラブでのスキンケア講座(株式会社明日葉)

横浜市立仏向小学校 
安達 信豪先生

子どもの肌の特徴、正しい洗顔、スキンケアについてレクチャーしていただきました。前半は、動画やクイズを楽しみながら子どもの肌の特徴について知ることができました。後半は洗顔やスキンケアについて体験を通して学ぶことができました。子どもの振り返りからは「自分の肌が繊細なことに気付かなかった。スキンケアの大切さがわかった。」「洗顔をしていたけど、やり方が違った。これからは教えてもらった方法でやってみる。」ととても充実した時間だったようです。
高学年からは肌についての悩みを抱える子が増えてきます。一人ひとりがより自分らしく自信をもって過ごせるためにとても貴重な時間でした。ありがとうございました。

株式会社ルネサンス 
五味 加奈子様

この度は「キッズスキンケア講座」を開催いただき、ありがとうございました!スポーツクラブに通うお子様たちがスキンケアの大切さを楽しく学ぶことができる貴重な機会となりました。特にスキンケアの前後に肌の水分量を計測する体験は、具体的な効果を目で見て実感することができ、参加者の皆様同士が盛り上がっていたのが大変印象的でした。お子様たちが自分の肌を大切にする意識を持つきっかけになったと感じます。親子で楽しみながら学ぶことが出来る素晴らしい講座を企画していただき、感謝です!この講座をきっかけに、スキンケアがお子様たちのもっと身近なものになることを願っております。


ファンケルは、これからもみなさまの「健やかな暮らし」に貢献したいという想いを大切に、さまざまなサステナビリティ活動を推進してまいります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。次回更新をどうぞお楽しみに。

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