知りたい!美容と健康Tips ヘルスケア

 1. 二重あごになる原因は6つ 

二重あごになるのはなぜなのでしょうか。原因には、以下の6つが考えられます。

体重増加

運動などで筋肉量が増えたわけではなく体重が増加した場合は、その分の脂肪が増えたということになります。脂肪はボディだけではなく、顔やその周辺にもつきます。あご周りに脂肪がつくことで、二重あごにつながる可能性があります。

たるみ

年齢を重ねると皮膚がたるみ、筋肉が衰えることも後押しして、皮下脂肪を支えられなくなり、二重あごになってしまうことがあります。

むくみ

塩分の多いものを食べすぎたり、お酒を飲みすぎたり、冷えなどで血液やリンパの流れが悪くなったりすると、老廃物が溜まりむくみを引き起こします。老廃物などが溜まり重くなったフェイスラインが下に落ちやすくなり、二重あごにつながります。

あごや舌の筋力低下

日頃からよく噛まずに食事をする習慣があると、あごや舌など口周りの筋肉が使われないことで衰えてしまい、二重あごにつながる可能性があります。

食いしばり

ストレスが溜まると、寝ている間に歯を食いしばっていることがあります。食いしばりは筋肉の緊張を招き、口を開くときに使う筋肉が衰えるといわれています。そうすると、血液やリンパの流れが悪くなり、むくみの原因となり二重あごにつながってしまいます。

 また食いしばりがひどいと、歯並びに影響したり、頭痛や肩こりに悩まされたりすることもあります。顎関節症の可能性もあるので、歯科医院を受診しましょう。

姿勢の悪さ

スマートフォンを長時間見ている人は、猫背やストレートネックになり、無意識のうちにあごが突き出て、首やあご周辺の筋力の衰えにつながります。その結果、あご周りに脂肪や老廃物などが溜まりやすくなり、二重あごになる可能性があります。

 それに加えて、スマートフォンの利用などで同じ姿勢を長時間保つことで、血流やリンパの流れを停滞させ、むくみも引き起こします。その重みで二重あごにつながる可能性もあります。体重が増えているわけでも、たるみやむくみでもない場合の二重あごは、このケースに当てはまる可能性が高いです。この場合、肩周りなどにも脂肪が付きやすくなるので注意しましょう。


 2. 二重あごにならないための習慣 

二重あごの原因は日常に潜んでいます。二重あごにならないためには、何気なく続けている生活習慣を見直すことが大切です。

よく噛んで食べる

前述の通り、あごや舌の筋肉の低下が二重あごにつながる可能性があります。そのため、食事の際にはよく噛んで食べることを意識するようにしましょう。

食べ過ぎない

食べ過ぎることであごに脂肪がつき、結果二重あごにつながってしまうため、腹八分目を心がけ、食べ過ぎには注意しましょう。

食べ過ぎの原因や抑える方法は以下からご覧いただけます。


よく笑う

よく笑うことは表情筋をたくさん動かすことにつながります。その結果、二重あごを防ぐのに役立ちます。

姿勢を正しくする

スマートフォンに限らず、読書やデスクワークのときなど、つい姿勢が悪くなってしまうシーンは日常的にあります。スマートフォンを使用するときには、顔を下げないようにするなど、日ごろから姿勢を意識することが大切です。

 また、巻き肩になっている場合はストレッチなどで正しい位置に近づけ、ひどい場合には整体にいくなどして調整することも視野に入れましょう。

正しい姿勢のつくり方はこちらで詳しく解説しています。



 3. 二重あごを解消する方法 

二重あごを解消するためのおすすめの方法は、下記のとおりです。

マッサージをおこなう

二重あごを解消する方法の一つは、マッサージをおこなうことです。二重あごの原因の一つは老廃物が溜まっていることであり、それを解消するためには、耳の下や鎖骨といったリンパ節まで老廃物を移動させて排出させるようなマッサージが有効です。

ただし、肌に何も塗らないでマッサージすると、肌を傷つける可能性があります。必ずジェルやクリームなどを塗り、指の滑りをよくして、不要な力を入れることや摩擦を避けましょう。

【 STEP1 】
テーブルに肘をつき、両手の人差し指を曲げて、第二関節をあごの下の凹みに当てる。


【 STEP2 】
頭の重さを利用し、あご下に圧を加えていく。


【 STEP3 】
【 STEP2 】の状態をキープしながら、ゆっくりとあごの骨に沿って耳の後ろのリンパ部分まで人差し指を滑らせる。


【 STEP4 】
耳の裏のリンパの部分から鎖骨まで走っている首の筋肉を、反対側の手の人差し指、中指、薬指と親指でつまむようにしながらほぐす。反対側も同様におこなう。


【 STEP1 】〜【 STEP4 】を3~4回繰り返す。

トレーニングをおこなう

マッサージのほか、口周りの筋肉を鍛える効果が期待できるトレーニングをおこなうのもおすすめです。方法は下記の通りです。

【 STEP1 】
唇をしっかり閉じましょう。上下の歯の外側の歯茎を、舌で円を描くように大きくなぞります。20回を目安とし、慣れないうちは2秒に1回、慣れてきたら3秒に1回行いましょう。

【 STEP2 】
逆回りも同じように、20回を目安として舌回しを行いましょう。1日3セット続けるのが理想的ですが、無理せず行うのが継続するポイントです。

フェイスケアを徹底する

ゆるみの原因は加齢にともなうことが多いため、日々減少していくコラーゲン量を補うようなフェイスケアが必要となります。

コラーゲンの生成を促進させる作用を持つ「ナイアシンアミド」や「コラーゲン」「ヒアルロン酸」などが配合された化粧品の使用がおすすめです。美容液だけでなく、化粧水や乳液などをライン使いするとさらに効果的です。

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このほか、たるみケアについては下記の記事もぜひ参考にしてください。
肌ってどう変化するの?エイジングケアの鍵となるコラーゲンとは

美容アイテムを活用する

カッサや美顔ローラーなどの美容アイテムを活用することも、二重あごの解消を目指すのにおすすめです。ただし、強い力を加えないことと、肌を擦らないこと、やりすぎないことが大切です。

 強い力を加えたり、やりすぎたりすると、アザができてしまうことがあります。また、肌を擦ったり引っ張ったりすると、シワやたるみ、シミなどの色素沈着につながる可能性もありますので注意しましょう。


 4. まとめ 

二重あごは、体重の増加だけでなく、たるみやむくみ、筋力の衰えなど、さまざまな要因で引き起こされることがあります。

二重あごにつながる可能性がある生活習慣を見直すとともに、二重あごを解消する方法として、マッサージやトレーニングなど、ご自分にあった方法に取り組み、すっきりとして若々しいフェイスラインをぜひ目指しましょう。

執筆・監修遠藤 幸子 エイジング美容研究家/美容ライター

アットコスメ公認ビューティストに認定されたのを足掛かりに、活動をスタート。ウェブや雑誌などで美容コラムの執筆や監修を行う他、テレビやラジオ、雑誌、新聞、広告などに出演。いつまでもキレイでいたいと願う女性に向けて、日々美容情報を発信中。

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