日常ケア
愛犬のための災害対策とは?日頃から備えたい防災グッズとしつけ
地震・台風・洪水などの災害は、いつ起こるかわからないもの。いざというときに愛犬の安全を守るには、日頃からの備えが重要です。この記事では、ふだんから準備しておきたい犬用の防災グッズと、災害時に役立つしつけを解説します。
犬用の防災グッズには何が必要?
まずは、災害時に必要な犬用グッズから見ていきましょう。
・水
・ドッグフードとおやつ
・首輪とリード
・トイレシーツ
・ウンチ袋
・ウェットティッシュ
・愛犬が服用している薬
・ケージ、持ち運びできるもの
災害時に必要な犬用の防災グッズは多いため、万が一のときにすぐ避難できるよう、犬用防災バッグを準備してまとめておくのがおすすめです。
なお、犬に必要な1日の飲水量はおよそ50~60ml/kg(フードの種類にもよる)です。季節や気温、年齢、ストレスや疾患などによって増減します。人と同じく3日分ほど用意があると安心です。なお、各家庭によってふだん使うものは異なってくるので、犬のために毎日必ず使っているものを把握して、それらは防災グッズの中に含めるようにするとよいでしょう。
こんな犬用防災グッズもあったら便利
ほかには次のようなグッズもあると便利です。
・ゴム製のおもちゃ
・防寒グッズや暑さ対策グッズ(湯たんぽ、ぬらすだけで冷える保冷剤など)
・消臭剤
・テーピング(傷や肉球保護のため)
・防災手帳、愛犬情報
・人用の防災グッズ
防災手帳には、家族や動物病院などの電話番号を記載しておくと、いざというときに役立ちます。また愛犬情報は、愛犬と万が一はぐれてしまったときのために活躍します。愛犬の名前・連絡先・特徴や性格などを記入し、写真を掲載しておくとよいでしょう。
災害時に愛犬を守るしつけとは?
急な災害時に愛犬の身を守るには、しつけも重要です。特にハウス、マテ、オイデは絶対に教えておきたいもの。
ハウスは愛犬を安全な場所へ誘導したいときや、すばやく避難したいときに役立ちます。マテは割れたガラスなどの危険なものに近づけたくないとき、飼い主さんが動けないときに使えるでしょう。オイデは、脱走の危険がありそうなとき、愛犬が怖がっているときに活躍します。さらに、必ず災害時には首輪とリードをつけていられるようにふだんから練習しましょう。
また、愛犬を人に慣れさせておくことも重要です。避難所など知らない人の多い場所で過ごすことや、災害時は飼い主さんや愛犬がケガをして、誰かに救助してもらうシーンもあるかもしれません。人慣れしている犬なら、そのようなときにもスムーズに対処できます。
まとめ
災害大国の日本では、急な地震や台風などに見舞われる機会も多くあります。万が一のときに愛犬と無事に避難するためにも、日頃から防災グッズを備え、必要なしつけをしておきましょう。
・画像/Getty